『ふたりの愛』
内容
突然、授業中に高校生・春日俊介が倒れ、意識不明の重体に。
青酸ソーダを飲んだことまでは分かるが、
担任・沢本愛(矢田亜希子)の授業中で、他の生徒29人も含め、
飲んだ瞬間を見た者はいなかった。進路に悩んでいたらしいが。。。
話を聞いた有希子(天海祐希)は、生徒29人全員の取り調べを決断する。
早速、生徒たちを警察に呼び取り調べをはじめようとするが、
担任の沢本は、短時間の聴取や、自身の同席を求めてくる。
渋々、条件を認めながら、有希子たちは、代わる代わる聴取を開始する。
が、生徒が答える度に、何かと口を挟んでくる沢本。
そのため、満足いく取り調べが出来ない状態だった。
ナニか不自然さを感じる有希子。
そこで、有希子は、中田(大杉漣)とともに
春日家を訪れ、俊介の母・愛(森尾由美)から話を聞く。
自殺などするわけがないという愛。
その言動から、担任の沢本のことを良く思っていないようで。。。
敬称略
話自体は、相変わらず面白いのだけど。
どうしても、違和感をひとつ。
それは、序盤でのことだ。
29人への聴取までは、良かったのだけど。
そのあと、キントリのメンバー達。。。全員が“外”で聴取してるよ!
まるで、普通の刑事のように。
これ、“聞き込み”だとでも言いたいのかも知れませんが。
“取調室”から飛びだして“外”ってのは、色々な意味で良いのかな??????
ひとつは、捜査一課の刑事ふたりの役割を奪ってしまっていることだ。
ドラマとしては、こういう役割を奪うってのは、本来やっていけないこと。
だって、いる意味が無くなってしまうからだ。
ましてや、今作は、“取り調べ”で魅せる作品のハズ。
かなり違和感を感じてしまった。
で。もうひとつの違和感は、キントリの聞き込み、取り調べを、
刑事モノと考えれば、普通の行為であると捉えることが出来なくも無い。
が。。。そもそも。
《1》では、強調されていた要素がある。
それは。。。取り調べの可視化である。そう。。。録画。
決して面白くないわけじゃ無いけど。
ちょっと、逸脱しすぎのような気がする。
取調室が、ただの捜査会議の場にしかなっていない(苦笑)
まあ。。。捻ってきた。。。ってことにしておきます。
っていうか、なぜ、捜査をさせたんだろ。。。。。