日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

コンビニ・ファミレスの転換期がきました。

2020-01-23 06:54:22 | 経済
     今日の言葉

 創業は易く守成は難し  
         「唐書」より

プロローグ

戦後のニューライフスタイルは、いつもアメリカからやってきました。ファミレス、コンビニの原点はアメリカ、素材を日本流にアレンジ、マクドナルドは、1971年(昭和46年)7月20日、銀座三越店内に開店、セブンイレブンは、1974年5月15日第一号店を豊洲にオープン、私たちの暮らしに欠かすことのできない存在になり、「開いててよかった」、快進撃が始まりました。そして、約半世紀になります。世情が変わり、人が変わり、様々な弊害が出てきて曲がり角を迎えています。

一億総中流階級と呼ばれた時代、その中にはいつもファミレスとコンビニがありました。そして、「3C」車、クーラー、カラーテレビが必需品となり、無理なく購入でき、マイホームも手に届くところにありました。「家つき、カ-付き、ババ-抜き」冗談が通じた心にゆとりのある暮らしでした。その時代を謳歌したのが、前後期高齢者の人たちです。私もその一人です。とりあえず、コンビニとファミレスの記事を紹介します。

①日本フランチャイズチェーン協会がまとめた2019年12月末時点の全国のコンビニエンスストアは、速報値で5万5620店となり、前年を0.2%(123店)下回った。協会によると。比較可能な05年以降で年末の店舗数が減るのは初めて。競争激化や店主の労働環境の悪化を受け、大手各社が出店を抑えたことが影響した。

協会はセブンーイレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンなど正会員7社の店舗数や売上高をまとめ、公表している。

セブンを始めとする大手3社はこれまで右肩上がりに店舗を増やしてきた。地域を絞って集中的に出店してシェアを掌握。知名度を高めるとともに、商品配送などの効率も引き上げることで成長を続けた。だが、ドラッグストアなども出店攻勢を強めたことで、競争が激化。さらに、人手不足と、それに伴う人件費の高騰に苦しむコンビニ店主の労働環境の厳しさが社会問題になった。
               
朝日新聞夕刊NEWSダイジェスト
     2020.1.21

②すかいらーく全店「24時間」廃止へ

ファミリーレストラン「ガスト」「ジョナサン」等を運営する外食大手すかいらーくホ-ルディングス(HD)が、全国すべての店舗で24時間営業を取りやめる方針を決めた。

24時間営業の店は昨年末の時点で全体の約5%にあたる155店舗。年明けから順次取りやめており、4月までに終える予定という。

深夜の客が減り続けていることや人手不足、従業員の働き方などを考慮して、今回の対応を決めたという。外食大手では「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホ-ルディングス(福岡市)も、2017年に24時間営業を全店で廃止している。

朝日新聞夕刊トピックス
      20201.21

結びの文

高度成長期は然後半二つに分かれ、後期が昭和41年から昭和47年といわれ、外食産業やコンビニの創業時に当たります。一番恩恵を受けたのは、団塊世代、そして、その前後の人たちです。戦後復興に尽力した先人たちの財産を受け継ぎ、何もかも日本人のアイデンティティをなくした人たちでもあります。「戦後レジウムからの脱脚」安倍首相が提唱していましたが、絵にかいたもちになりまた。これが本当の「レガシー」です。




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