こんにちは
今日は久しぶりになるんですが、マツムラハウスの家づくりについて少し書いてみようと思います
と、言いますのも最近ちょくちょく問い合わせ等で聞かれることが多くなってきたことが
【マツムラハウスさんは住宅性能にこだわっていると聞いたのですが】【ZEH(ゼッチ)が標準仕様でいくらくらいしますか?】などなど住宅性能やZEHについてなどの質問が増えてきているんです
わたし自身家づくりにおいて【住宅性能】や【暮らしごこち】にはかなりのこだわりをもって設計にあたっておりますのでうれしいことでもあります
と、まぁそんな理由もあり今日はわたしのこだわっている家づくりについて簡単に説明してみます
すべて話すとかなり長いものになるので、今日は【断熱性能】【これからの日本の目指すべき家】について触れてみようと思います
まずはこれからお家を建てたいなと思っている方には大前提として知っておいてほしいことです
2020年から日本の家づくりのルールが大きく変わる予定だということです
いままで日本のお家には省エネ性能に関しては義務付けられたルールはありませんでした
これって世界を見てみると本当に不思議な話なんですよね
日本の家って非常に進んでいるように思っている方も多いですが、実は大きな間違いなんです
とくに省エネ、断熱性能に関しては本当に世界から遅れをとっているんです
そこでようやく省エネ義務化ができるのが2020年からです
すこし見づらいかもしれませんが、こういったロードマップもきちんと国から示されているんです
まずはこういったルールができるんだということを覚えておいてください
しかしこういった義務化を説明してくれなかったり、知らずに今建築してしまうと約2年後の2020年にはせっかくのマイホームの資産価値が大きく下がることも懸念されています
まだ先の話だからと思わず、しっかりと未来を見据えた家づくりが大切なんですね
ちなみにこの基準ですが、もちろん建てる地域により基準が違います
たしかに北海道と沖縄が同じ断熱基準ではいけませんよね
それがこちらです
わたくしが主に仕事をさせてもらう山口県は6地域という区分になります
ちなみに各地域に定められた外皮性能を表すものが【UA値】というものになります
この【UA値】が低い数値ほど住宅の断熱性能が高いということになります
ですので山口県の6地域では2020年以降に新築しようと思うと最低限必要なのは【UA値】0.87ということになります
なるほどー【UA値】0.87をクリアすれば省エネ住宅なわけね
,,,,いえいえ、実はそうではないんです
この数値はとりあえず2020年にいろいろな工務店や大手ハウスメーカーがクリアしやすいようにかなり甘く設定されているんです
この数値では本当に快適な住環境は難しいとわたしは考えております
ちなみにマツムラハウスが今現在、標準的に設定している【UA値】は0.43~0.5です
2020年基準の0.87の約半分くらいを標準として提案しております
非常に難しくマニアックな話になってきたので、今日はこのへんまでとして、次回はなぜその数値を目指すのかなどの具体的なお話を書いてみようと思います
今日のところは、【2020年基準で家づくりが変わる】【UA値は覚えておく】ということを理解いただければと思います
長文を読んでいただきありがとうございました