まつもとまつともの日記

お笑い好きの映画と読書とぶらぶら歩きな日々。

kitsonのランチバッグで780円……@『SPUR』。

2010年03月25日 00時14分45秒 | 読書のはなし
春夏ファッションの立ち上がりの季節がやって来ました!

『SPUR』の付録がkitsonものだったので、ちょっと気になっておりました。

kitsonと言えばスパンコールいっぱいのバッグのイメージの方が多いと思いますが、付録はグリーンの激地味なシロモノでした。

あれを持って会社へ学校へに出かけようもんなら軽く火傷しそうな、センスゼロ感が漂います。

オマケはさておいて、本誌を読んだら、何だか写真のトーンがてんでばらばらで、一冊の雑誌としての統一感が全くありませんでした。

昔はもっとセンスよくまとまっていた気がするのですが、どうしたのでしょう……。

また、読者像を探るためか、広告用の媒体資料づくりのためか、大掛かりなアンケートもやっていました。

こういうことをやりはじめる雑誌は往々にしてこれから衰退する可能性が高いそうです。「ほら、エルジャポンとか」(代理店談)

『エルジャポン』の場合は毎年良くもまぁというくらい、マンネリ企画が続き、使いふるされたタイトル(何とかが刺激的!みたいなの)が痛いので、原因はそっちかと思うのですが……。

彼方の編集長の思考は10数年ぐらい前から、止まっているそうなので、もう、時間の問題でしょう。(余生はフランスで過ごす為に貯金されているそうなので、そろそろ渡仏されたらいいのに)

27日が待ち遠しいです。


ツイッター本と出版不況

2010年02月23日 09時21分49秒 | 読書のはなし
今朝、ブログを書いていたら、途中でタイムアウトになってしまった。

ツイッターがテレビや雑誌で取り上げられているが、どこかおじさん・おばさんが新しいおもちゃにはしゃいでいるようにしか見えない。(彼らのツイートは大抵、食べ物の話か子どものお迎えや塾の話になる)

ツイッター小説やツイッタービジネス本もでているが、そもそも、ツイッターのタイムラインのスピードには追い付けず、書籍になる頃には「遅くない?その話」になっているようで、ツイッター本はビジネスとして成立しづらいのかもしれない。

誰もが気がついていることだが、ツイッターはある種「持てるもの」が有利なメディアだ。マスメディアであらかじめ知名度があるユーザーには、自然とフォロワーが集まり、ビジネスに使えるネタを「フリー」でつぶやいていく。こんな便利なツールはない。

もちろんツイッターには地域コミュニティの活性化に役立ったりなどプラスの効果もあるが、つぶやく楽しさに乗せられて、うっかり誰かに(結果として)搾取されていた!なんてことにならないよう気をつけたい。

勝間和代「男とウソ」/週刊文春

2009年12月25日 20時57分25秒 | 読書のはなし
年末年始は面白い季節。勝間和代まわりも騒がしいです。

紅白歌合戦の審査員を務めるニュースがあったと思ったら、週刊文春の特ダネが来ました。愉快なクリスマスプレゼントですね。

記事は読んでいただくとして、ビックリしたのはインタビュー後の勝間和代のひとこと。

ライター氏(男性)に独身かを訊ね、そうだと答えると、笑顔でこういい放ったそうだ。
「じゃあ、とっくに三十五歳を過ぎていますから、男性としても限界ですね」

こんな無神経な発言をする人が政府の政策委員会に入っていると思うとゾッとする!

これ以上勝間和代をのさばらせていてはいけないですよ。危険な「資本主義の申し子」、換言すれば「銭ゲバ」ちゃんです。

カツマーのみなさんも目を覚まして!

出版界2兆円産業/朝日新聞

2009年12月13日 22時53分07秒 | 読書のはなし
書籍も雑誌も売れない時代。

業界がニ兆円産業ってニュースにビックリ。
束になってかかっても、その内ファーストリテイリング(ユニクロ)に負ける日がくるんだろうか……。

出版社、社員のお給料いいのにね。その浮き世離れなとこが、売れない本づくりにつながっているのだろうか。


危険なふたり/カツマー&カヤマー

2009年12月07日 22時47分48秒 | 読書のはなし
貴方は勝間和代が好きですか?

それとも香山リカが好きですか?

結論からいうと、どちらを支持しても、あなたは彼らに間接的に搾取されています。

香山さんの『しがみつかない生き方』は勝間人気に乗じて、今年のベストセラーになりました。

続いてでた勝間さんの新刊は『しがみつかない生き方』を利用して売ろうとしています。

これを見て、何故誰も「二匹目、三匹目のドジョウ狙いじゃん」って言わないのか不思議です。

カツマーとカヤマーが盛り上がることで、いちばん利益を手にするのは誰でしょうか?

言わずもがな、勝間さんと香山さんです。

彼らに引きずられると、人生見誤りますよ! カツマーやカヤマーが右往左往している間に、二人はきっちり商売しているんです。

ウッカリTwitterでフォローして、ますますやつらの思う壺に嵌まらないようにご注意あれ。

フィガロ・ラヴス・ヴォーグ

2009年11月12日 08時29分01秒 | 読書のはなし
最新号のフィガロ読みました?

シュプールばりに、競合誌のエディターがおしゃれスナップにどんどこ登場しています。

いつからフィガロはヴォーグの提携誌に成り下がってしまったのでしょう……?

ま、本家?のヴォーグ・ニッポンはカルチャー誌っぽくなってきたので、お互いに補完しあっているのかもしれませんが。

恐らく今のファッション雑誌は、元コンデナストの編集者がヴォーグの競合誌に散らばっているために、どこの雑誌も似たような、一度見たような作りになっているんでしょうね……。

結局、どれか一冊しか買わないから、お互い潰しあいのようです。


デジャブな特集といえば、エルデコ、カーサブルータス、和楽で見た「リサ・ラーソン」特集がひどかったです。カメラマンもコーディネーターも同じで、ところにより編集者も一緒でしたね。

同じネタの使い回しはちょっと見苦しい気がしました。


消えたエビちゃんカレンダー!

2009年10月29日 23時11分41秒 | 読書のはなし
小学館から来年のカレンダー予約のご案内が来ました。

……が、今年はアレがないんです。

発売以来、毎年楽しみにしていた「エビちゃんカレンダー」が!

調べてみたら、2010年バージョンはマンスリーになったみたいです。

Amazonでエビちゃん写真集の付録になっていました。

やっぱりエビちゃんカレンダーは週めくりじゃないと……。毎週、あの、気恥ずかしいキャッチを読むのがちょっとした楽しみだっただけに残念です。

頑張れ、エビちゃん。

香山リカ、よく言った!

2009年08月24日 00時04分55秒 | 読書のはなし
 『しがみつかない生き方』(幻冬舎新書)を立ち読みした。
 「勝間和代」を目指さない、という部分がどう描かれているのか、
個人的に興味があったからだ。

 詳しい内容は、本書を買うか、立ち読みするか、図書館で
借りるかしていただければと思うのだが、この不況の中で、
勝間和代的に生きて、うまくいかないことの方が多いことを、
文章としてある形にしている点で香山リカを評価したいと思う。

 自分もかつて、カツマーに近い状態だったが、勝間さんの
薦めることを実践しても、確かに一定効果はあるにせよ、
会社という組織の中にいる以上、彼女のように成功することは
なかなかないのである。むしろ稀。
 会社という組織にいないならば、なおさら難しい。
 逆にいえば、勝間和代的に頑張れば頑張るほど、社会の
いい道具になるだけで、結局使い倒されて捨てられるのが
(このご時世では)オチである。
 頑張った結果、バーンアウトする可能性が高いことを、まだ
誰もおおっぴらに言っていないところが、現代社会の怖いところである。

 香山リカの本も、正直まだ手ぬるい部分があるのだが、
(彼女だったら、もっと鋭角にグッサリ切りつけることもできたろうに)
これに続いて、「勝間和代的に生きることのリスク」を語る論客が
出てくることを祈る。

 勝間さんをバッシングする必要はないけど、彼女に憧れたり、
彼女のようになろうと自分のキャリアプランを描くと、
結構その人の人生は火傷する。

 不景気のせいにする気はないが、最近、自己啓発ビジネス本が多くて、
どれも、「効率を上げればうまくいく」「努力すれば道は開ける」という
論調が多いのがどうも気になる。
 実際は、そんなわけない。残酷なようだけれども、現実はそうだ。
 だからと言って、世をはかなんだり、無気力になる必要はない。
 今こそ、隣の誰かと比較することない、自分なりの幸せを、
きちんと見つける機会だと思う。

 というわけで、カツマー卒業宣言いたします。

彼女は朝日のジャニーズ担当に?

2009年07月29日 19時12分02秒 | 読書のはなし
 新聞の芸能欄の話って、カテゴリー分けしにくい。
 暫定的に、読書コーナーへ行きます。

 われらが「T・さをり」さまは、最近、朝日新聞で、
ジャニーズのインタビュー記事を次々と担当していますね。
 よくわかんない飾りのついた提灯記事のようで、
結構楽しませていただいています。
 これまでこんなに、私的な感想を込めて記事にする人は
いなかったので、新鮮ですね。

 ちなみに、これは、褒め言葉ではありません。

第141回芥川賞&直木賞

2009年07月15日 23時09分10秒 | 読書のはなし
 直木賞は西川美和で堅い、と思っていただけに、
北村薫さんの受賞は意外でした!

 しかも、北村さんって、もう直木賞とか
受賞している雰囲気しませんか? 逆にそれが
新鮮な印象でした。(嘘です)

 これから発売の『文芸春秋』の選評を読むのが
楽しみです。
 自分は、石原慎太郎と山田詠美の選評が一番
好きです。二人とも、的確な言葉で作品を論じて
いるのが気持ちいいですよね。
 川上弘美さんは、もう、なんだかあっちの世界に
いったような選評で、正直選評としてないよな、
ってな文章なんで論外ですね。オヤジウケはいいん
だろうけどさ。