ひょうたんじじい備忘録

ファイナルカウントダウンに向けて

世の中狭いが…

2017-07-25 17:00:23 | 日記・エッセイ・コラム
小説新潮の2008年5月号だから9年も前のことだが、櫻井よしこさんが『母と過ごす至福の日々』という連載をされていた。このことをごく最近になってこの古い雑誌を読んで知った次第である。櫻井さんのお母さんが水頭症という症状の病気で救急車で運び込まれたのが、私が検見川浜の海岸へ散歩に出かけるときに通過する千葉県救急医療センターということだった。9年も経過して今になってようやくだが、「世の中の狭さ」を感じると同時に、他方で「狭いけれどもなかなか出会う機会はない」とも感じたのである。

政体・憲法

2017-07-12 11:06:20 | 日記・エッセイ・コラム
『日本歴史を点検する』(講談社)より。
海音寺潮五郎さんの発言。「尤も政体などというものは、それこそ道具で、これが一番上等で、これならば未来永劫役に立つ上等品というのはないのですよ。この世に完全なものは絶対にないように、すべて相対的なものです。とすれば、時代の変化によって適しないようになることはあるべき筈です。そうなると、世間はそれをやめて、適する形のものと取替えるのです」「議会民主主義が本質的に持っている欠点は、力とスピードに乏しいことですね。だから、アメリカでも、フランスでも、大統領にずいぶん強い権限を与えて、カバーしていますね」