楽脱走

広島刑務所から服役中の受刑者が脱走した。
殺人未遂などの罪で服役中の中国国籍の４０歳の男。

そいつの経歴もすごいし、今回の脱走経路もまた安易すぎる。

脱走したのは殺人未遂などの罪で平成２０年から広島刑務所に服役していた
中国国籍の李国林受刑者。

2005年5月、パトカーで巡回中の岡山県警署員が男数人が乗った不審車を発見
職務質問しようとしたところ、突然、男がバールで同署員の右肩を殴りつけ、
別の男が拳銃を発砲したため、一緒にいた別の署員が、発砲した男に向けて
拳銃数発を発射した。
うち１発が男の左太ももに当たり、公務執行妨害の現行犯で逮捕。
この時、拳銃を発泡した男が李国林

2005年6月、治療を受けて警察署に戻った李受刑者が、護送車を奪って逃走
パトカーなど２０台で追跡した。李容疑者はパトカー２台と乗用車２台に
接触しながら、約３０分後に西約５キロの岡山県倉敷市内まで逃げたところで、
単純逃走の現行犯で捕まった。乗用車の女性１人が、軽いけがを負った。

その後、窃盗事件に関与していたことが判明、懲役23年の実刑が確定。
関東から関西地方にかけ数十件の犯行を自供、被害金額は１億円以上に上る。

その男が今回の脱走。

今回の脱走経路。





点呼取るまでいないのをわからなかったというお粗末さ。
刑務所って「塀の中」と言うくらい乗り越えられない壁がある。
それをわざわざ乗り越えてくださいと言わんばかりの工事用の足場。
塀を取り払ったのと同じことだな。
城の防護堀に橋をかけておいたようなものだ。

逃走のために警官にバールで殴りかかるとか、拳銃まで発砲するようなやつ。
そんなやつが刑務所から脱走って、猛獣を檻から出したようなもの。

しかしさぁ。

脱走と言えばマックイーンの「大脱走」を思い出す。
みんなでせっせと穴掘って。
単純に塀を乗り越えるって映画にはならねぇよな。
天下の広島刑務所がなんともお粗末すぎる失態。
早く捕まえないとこんな極悪人がうろついてるなんて、住民は不安でしょうがないべな。