goo blog サービス終了のお知らせ 

あなたにもできる!ハーバード留学!!~アラフォーからのボストン留学体験記

アラフォー研究者のボストン留学体験ブログ。
研究・生活・英語・ITを中心に留学ライフハックスをお教えします!

アラフォーからのハーバード留学上陸編004:テーマがきまるまでに半年??

2013-05-25 18:14:08 | アラフォーからのハーバード留学上陸編
 研究テーマの決まり方はラボによって千差万別である。小さなラボや日本人がヘッドのラボだと、「じゃこのプロジェクトを!」と用意されていることが多いが、うちのラボは人数も多いせいかなんとなく放任主義っぽい。
 ラボのメンバー数人にプロジェクトの決め方について聞いてみると

 
 「ラボのいろいろな人に何をやっているか聞いたり、文献読んできめた」

「来て数か月は、ずっと文献しらべていたなあ」

 「大体最初3-4か月は文献調べ、人によっては半年間何も実験せずに考えていたこともあったよ」

となかなか強気の回答が返ってくる。

皆9月からくることが多く、9月-11月くらいは奨学金の募集時期とも重なるようでその書類を書きつつ数か月間研究テーマを探るのが大体のパターンのようだ。

4月からの場合このタイムスケジュールで行うと9-11月にまた奨学金関連で停滞する時期がありそうだから、半年間くらいテーマが決まらないこともありうる状況である。

 前に日本人のボスの研究室に留学した先輩の話だと、留学当日からプロジェクトが用意されておりその日から馬車馬のように働かされたという話を聞いたことがある。そんな生活いやだなとも思ったが、数か月プロジェクトが決まっていないのもそれはそれで厳しい。


自分の場合奨学金が1年しか有効でないから、その期間を有効に使うとなると、セットアップに予想外の時間がかかることを考えて、

 
 1か月目  セットアップ&情報収集

 2か月目  パイロットスタディ+情報収集

 3か月目  プロジェクト決定及び本格稼働

 5-6か月目 プリミティブなデーターをもとに奨学金応募

といったところが妥当なところだろうか?

 これって何かに似ている。

以前企業再生を扱ったビジネス本「V字回復の経営」で、日産の再生を任されたカルロス・ゴーンが3か月で日産のリバイバルプランを策定したプロセスがでていた。

詳しいことは忘れたが確か最初の3-4週間で各ラインの責任者・担当者と面談し、次の3-4週間で面談の際にピックアップした人材とプロジェクト策定の会議を行い、3か月目にプロジェクトを発表及びその遂行を開始するというものだった。海外留学って、もしかすると経営再建のために外部から招きいれられたCEOと状況がにているのかもしれない(CEOの方がよりシビアであろうが。。)

 ただ、かのカルロス・ゴーンでも最初の1-2か月は情報収集に費やしたのだから、最初は気長に情報収集がよさそうだ。

あとカルロス・ゴーンがラボのボスだった場合、少なくとも1-2か月は情報収集として妥当な範囲としてみてくれそうである。これが欧米人全体の感覚かどうかはわからないが、たぶんルノーの経営幹部の方がラボのヘッドよりはシビアであろうから、最初の1-2か月で動き出せればそこそこ妥当な線で仕事を始めたとみてくれる気がする。

アラフォーからのハーバード留学上陸編003:割り当てられたベンチにはゴミのやまが。。

2013-05-16 15:02:20 | アラフォーからのハーバード留学上陸編
 いよいよラボの初日。まずはスタッフ登録オフィスにいって、IDバッチをもらい、そのあと各種オリエンテーションに行くことになっている。

 登録オフィスにいく!! 慣れない英語にドギマギしながらも難なくこなせ一安心。
ただバッチは別の場所に行かないとくれないらしい。
 
 ラボに行き、秘書さんと話す。
人事給料関連、ビザ関連のオリエンテーションの他、情報管理のオリエンテーション、コンフォーカル顕微鏡のオリエンテーション、動物実験のオリエンテーション。。と様々あるらしい。そしてIDバッチ取得をその合間に行い、Occupational Healthのチェックをうけ。。とセットアップにはいろいろかかりそうである。うーむ。

 またベンチと事務机を割り当てられる。しかしながらそこには、前につかっていた住人が残したサンプル試薬の山、印刷した論文の山、そして冷蔵庫とフリーザーにはまたまたサンプルの山が入っていたのであった。。そして-80度、液体窒素は今のところあいていないので、そのうちにラボのみんなに整理してもらうからとのことであった。なかなか手強い!やれやれ。

 隣の中国人ポスドクが、「今日からね。机とかつかいたいんなら、そのStuff(ごみとはいえなかったのだろうが)をダンボールかなにかにつめてしまうことね!」とニッコリ。

 「掃除は実験と違いいつも結果がポジティブ」と以前の潔癖症の上司が言っていたのを思い出しながら、昼食をいれてきたWhole Foods(スーパーマーケット)の紙袋にごみをつめて机の片隅へ。実験机も汚れをふき取り、試薬、サンプルをまとめて何とか住める状態にしたのであった。なんともはや。
 

 

アラフォーからのハーバード留学上陸編002:インターネットは?テレビは?電話は?

2013-05-01 12:40:08 | アラフォーからのハーバード留学上陸編
 乗り継ぎ空港での入国審査は思いのほか簡単で、必要書類のチェックのみであった。またトラベラーズチェックも9000ドルなため税関でもノーチェックですんなり入国。待ち時間が長時間なのが苦痛であったが無事ボストンに到着。到着日はホテルに泊まり、翌日眠い目をこすりながら大家さんとあい、部屋を明け渡してもらう。家具は前に住んでいた日本人の先生があらかたのこしていったので、何も心配することはない。

 とここまではよかった。そこで我々は大変なことに気づく。
テレビ、インターネットはケーブルテレビを契約しないといけないのでまずつかえない。
電話も携帯を契約しないといけないのでつかえない。また電気は利用できるものの、数日中に電話で契約者が変わったことを申請しないといけないらしい(それっていきなり難易度高くないか?)

 それまでテレビ、インターネット、電話があるのがあたりまえの世界から
いきなり吉幾三の「おら東京さいくだ」の世界にくるのである。

 テレビもねぇ、ラジオもねぇ。。電話もねぇ。。
おらこんな村~いやだ~おらこんな村~いやだ~

 ではないが、これは少し不安になる。
運よく近くに商店街があり、スタバその他のカフェで無料Wifiが利用できる。そこで情報収集がてら食事するも、2日目は何もできずベッドに行くこととなる。

 基本的には

1)インターネット→カフェ無料Wifi

2)電話→数日中にとりあえずプリペイド携帯(Social Security Numberなしで契約できる)

3)テレビ→マンションのアンテナ線はアンテナはつながっていないくケーブルテレビのものであることがほとんどなので、テレビとつなげてもテレビはつかない。後日インターネットとともにセットアップもしくは室内アンテナ利用するのがよい

4)ラジオ→部屋にコンポがあるとはいる。FMしかないみたいなのでニュースなどの知りたい情報がどの局でいつながれているかわからない


といったところである。アパートの徒歩圏内にカフェがあるのはかなり助かった。

アラフォーからのハーバード留学上陸編003:Vergin モバイル携帯ゲット

2013-05-01 12:40:08 | アラフォーからのハーバード留学上陸編
 まずはいろいろなことをするのに携帯をというので、ケチ妻のボストン裏路地通信を参考にプリペイド携帯をさがすこととした。

 T-mobileに興味があったのだが、店が日曜ということもあってあいておらずRadioShackという電気屋で相談。早口の韓国人店員がまくしたてる中、一番安い携帯は?スマホの方がよいというとお得な機種としてVerginモバイルの携帯を進めてくれた。

 京セラのEVENTをすすめてくれた。機種代60ドル、月45ドルで2時間通話+インターネット接続し放題のプラン。プリペイドなのでいつ辞めてもよいとのこと。また回線はSprintを利用しており、ソフトバンクが買収しようとしているところ。そうなったらau+ソフトバンクみたいな枠組みになるのかしら。。


 それはさておき、とりあえずということでそれにしたが、いつ辞めてもよいといいつつ、いろいろなところで電話番号を登録するので結局しばらくはそれを使うことになった。
また自分の携帯は大丈夫であったが、妻の携帯は1週間で故障(無償で交換。箱およびレシートが交換に必要であった)。たのむよ京セラというかau。

 ちなみにSprintはやはり接続がいまいち、またスマホもiphoneになれていると使いにくい。
当初は日本語が使えないものだと思っていたが、日本のサイトはみれるのでもしかして日本語化できるのかとおもってしらべたら、可能であった。たとえばこのサイトを参考にするとよい。

 morelocale2というOSの日本語化アプリおよびOpenwnn Plusという日本語入力支援アプリをGoogleプレイストアでダウンロードするだけである。ちなみにこうしてもSMSは日本語がつかえない。回線の問題でダメなようである。
ちなみに妻の携帯ではなぜかうまくいかずGoogle日本語をつかっているらしい。
 

アラフォーからのハーバード留学上陸編001:いよいよ出立

2013-05-01 12:24:29 | アラフォーからのハーバード留学上陸編
 3月末に出立となる。留学というとちょっと楽しみな反面、この年になるとそんなに甘いは転がっていないことも経験的にしっているのでちょい複雑な気分である。以前知人から京大の偉い先生が「留学に青い鳥はいない」といっていたのが思い出される。

 ただ出立前まで超多忙だったため、金曜日出立、金曜日渡米、金土日と休みなので、ちょっとした休暇&小旅行気分なのが楽しい!妻がシティバンクカードをもっていたので、成田のデルタのラウンジで一休み。デルタの他の空港のラウンジはしょぼいが、成田のラウンジはお得。
ワイン、ビール、日本酒、ソフトドリンクが飲み放題の上、好きなだけオードブルが食べられる。この後の十数時間のフライト+乗り継ぎという過酷なスケジュールとなるため、もしお持ちなら是非使ってみるとよいかと。。

 ラボの人への土産は買う暇がなかったのと、トランクに入るスペースはなかった。まっつ誰も期待していないからいいでしょ。。(笑)
 
 ちなみに入国審査は特に問題なくパスした。税関でもトラベラーズチェック9000ドル作戦は成功してノンストップでパスであった。なお後で知ったのだが、入国審査の際にDS2019にも入国スタンプを必ず押してもらっておくことが、重要らしい。たまに忘れられていることがあり、運転免許試験の際にないと困るらしい