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安倍自民に陰り 自・公の地方選挙区で苦戦(さいたま市長選)更新6/18

2013-06-18 | Weblog

6/18

更新記事:参院選に暗雲 自民「地方選」の敗北続き

一人いい気になっている安倍首相に警告

また自民党が地方選で惨敗した。16日行われた静岡県知事選は、現職の川勝平太氏(64)の圧勝に終わった。自民党の新人候補は〈108万票 vs 34万票〉とトリプルスコアの大差をつけられての大敗である。

自民党は4月以降、地方選で敗北続きだ。まったく勝てない。さいたま市長選、名古屋市長選、八千代市長選……。自民党の牙城である青森市長選や郡山市長選でも負けている。

「安倍政権の支持率は60%と高いですが、『民主党よりはマシ』『とりあえず株価は上がっているし』と、なんとなく支持されている程度ということでしょう。本当に支持されていれば、どんな選挙でも勝つものです」(政界関係者)

そもそも、世論調査でも「景気回復の実感はない」が78%に達している。暮らしが良くなっていないのに、積極的に支持するはずがない。安倍政権の「原発政策」についても、「反対」59%、「賛成」は27%だ。

この調子では7月の参院選もどうなるか分からない。

「メディアは自民党の圧勝を予測しているようですが、地方選の結果を見ても分かるように、自民党は決して盤石じゃない。自民党の政策に反発を強めている地域がいくつもあるからです。たとえばTPPです。TPPに反対している山形や宮城など4県の農協は、野党候補の推薦を決めている。また、原発を抱える自治体には反自民の空気が強い。7月の参院選は、地域によって自民党は苦戦するはずです。典型は沖縄です。3月までは自民支持が多かったのに、安倍政権の沖縄政策に反発し、4月に逆転している。ただでさえ国政選挙は、直前にムードが変わる。まだまだ参院選の行方は分かりませんよ」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

6年前の参院選も、安倍首相は自信満々で臨んだが、大敗して辞任に追い込まれた。また、同じことが起きるのではないか。


6/1

記事:自民 首長選で敗北続き 地方組織に緩み:

安倍内閣が高支持率を続けるなか、地方選での与党候補の敗北が相次いでいる。地方で自民党の地力が十分には戻っていない部分があるためとみられ、参院選を前に自民、公明両党内にはいらだちも募っている。

「自民党の支持率が高いのに首長選でコロコロ負ける例が目立つ。国政は別という人がいるが、自分の名前を書かせることに変わりはない」。自民党の高村正彦副総裁は5月29日に記者団に語り、地方選の結果に不満をにじませた。

自民党は千葉市長選(5月26日投票)で民主系現職に対立候補を擁立できない「不戦敗」を喫し、さいたま市長選(5月19日投票)でも自公推薦候補が現職に敗れた。両市とも現職は2009年に民主の支援を受けて初当選し、当時は民主への政権交代の流れを作ったとされた。だが今回、与党側は奪回に失敗した。

6月16日投開票の静岡県知事選では、やはり09年に民主推薦で当選した現職を前に「厳しい戦いになる」とみて、公明党はいち早く自主投票を決定。自民党も県連が擁立した候補を推薦せず「支持」にとどめた。

安倍晋三首相は経済再生を柱に参院選を乗り切る意向だ。ただ、首相の経済政策は株価中心の期待先行型。幹事長経験者は「大企業の業績は良くても地方では景気回復の実感につながっていない」と分析する。

懸念に追い打ちをかけるのが、地方組織の緩みだ。5月26日投票の千葉県八千代市長選では、自公推薦の前県議が、市民グループや共産党市議などが支援した無所属候補に敗れる波乱が起きた。保守票が前県議と他の候補に分裂したためとみられ、公明党幹部は「自民党が保守を一本化すれば落とす選挙ではなかった」と批判する。

自民党は、4月には青森、名古屋の両市長選に加え、東京都小平市長選でも敗れている。

自民党の石破茂幹事長は周囲に「党の看板があれば当選できるというムードがある」と語るなど警戒感を強めており、5月29日に東京都連幹部、30日に新人衆院議員を党本部に集め、対策強化を指示した。


5/20

記事:自民が地方選で意外に苦戦 参院選前の不安材料表面化 候補者に新鮮味なし? 

各社世論調査で70%前後の高い内閣支持率を誇る安倍晋三政権が、意外にも地方選の首長選で苦戦している。19日投開票のさいたま市長選でも、自民、公明推薦の新人が無所属現職に敗れた。4月の首長選でも敗戦が目立った。地方選とはいえ、負け癖がつくと、夏の参院選への悪影響も懸念される。与党は戦略の練り直しに着手した。

「地方の首長選だから、現職の実績を問う選挙だった。(政権が進める)マクロ経済政策と地方自治は全く関係ありません」

首相は20日の参院決算委員会で野党側からさいたま市長選への評価を問われると、経済政策「アベノミクス」など国政との関連をきっぱりと否定した。

だが、自民党執行部は今回の敗戦を深刻に受け止めている。石破茂幹事長は19日夜、出張先の那覇市内で記者団に「党の支持率が高いから地方選に勝てるということではない。地方選の戦い方を党本部としてよく検討したい」と危機感をあらわにした。

問題は自民党の支持が票に結びつかないという実態だ。共同通信の出口調査によると、さいたま市長選で落選した自公推薦候補は自民党支持層の52・3%からしか得票していない。公明党支持層の89・1%が投票したのとは対照的だ。

さいたま市を含む埼玉県は、参院選で自民党が公明党候補を推薦する「自公共闘」の象徴的な選挙区。公明党幹部は20日、「参院選でどこまで自民党に協力してもらえるか不安だ。戦略を練り直さなければいけない」と述べた。

地方選での与党の黒星はこれが初めてではない。4月の東京都小平、青森、名古屋の各市長選では、県連レベルを含め与党が推す候補が軒並み敗れた。

自民党内で敗因として指摘されているのが、候補者の年齢の高さだ。小平、青森、さいたまの3市長選では、いずれの「新人」も60代で、現職よりも年齢が上だった。地方組織を尊重した結果だが、党幹部の一人は「候補者に新鮮味がなければ、がんばっても票は出ない…」と弱音を吐く。

今後、5月26日投開票の千葉市長選、6月16日の静岡県知事選、6月30日の神奈川県横須賀市長選が予定されているが、千葉、横須賀両市では非自民系の30代の現職に挑む展開。党幹部は勝敗によっては参院選に影響を与えかねないと、神経をとがらせている。

5/20

記事:さいたま市長に清水氏 自公推薦新人ら破り再選

再選を果たし、支持者らと万歳三唱をする清水勇人氏(左から2人目)=19日午後9時15分ごろ、さいたま市見沼区の事務所

 任期満了に伴うさいたま市長選は19日投開票され、現職の清水勇人氏(51)が、自民党県連幹事長で元県議の長沼威氏(63)=自民、公明推薦=ら新人3人を振り切って再選を果たした。

1期4年の実績を強調し、“市民党”を掲げて戦った清水市政の継続を有権者は選択。

自民、公明党本部が参院選の前哨戦として党を挙げて強力に支援した長沼氏が敗れたことで、2カ月後に迫る参院選の戦略にも影響を与えそうだ。

投票率は37・98%で、前回を4・80ポイント下回った。

◇さいたま市長選開票結果(選管最終)
 

171876 清水勇人 51 無現
  118362 長沼 威 63 無新(自民、公明推薦)
   53513 吉田一郎 49 無新
   24834 大石 豊 53 無新(共産推薦)
  (無効4311)      

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