2008.6.1 運命の大波に揉まれながら生きる(名古屋中央支部精舎説法)

2009年04月18日 10時52分10秒 | 宗教
運命の大波に揉まれながら生きる(名古屋中央支部精舎説法)2008.6.1

この名古屋記念館でお話したのは5年前になるかと思います。降魔成道の出家前の話、内面の戦いの話をしました。今日は「運命の大波にもまれながら生きる」という、やや説法する人にとって不幸な題で上がり下がりする運命の話をしなければならないようですが、過ぎてしまえば美化されることで、私も皆様と同じ苦しみ、悶えていた一人です。結果が出てしまえばよいが、現在ただいま問題になるものですが、いかに大波を小波のように感じていくかという、やがて穏やかな海のように見えるかということが、修行の要素であることを知ってください。悩んでいることは生きている証拠です。悶々と悩むことがあるのは生きていることで、解決することができるかも知れない可能性があるということですね。どこまで運命の大波、神々の試練に耐えられるか、私にも20代で霊的覚醒が訪れたが、悩みは消えることはありませんでした。ひとつが解決しても次の悩みが出てきて、会社辞めても出てくる教団運営の悩みが出てきます。海で泳いでいるときに、どちらが沖でどちらが浜辺の方かを知らな
ければならない。方向は二者択一でそれだけは間違えてはいけない。大波にもまれながら、沖へ行
っているか、浜辺に行っているか、信仰心の立場から判断すれが良いということです。信仰に基づけば正しい方向がわかる。これは覚えておかねばなりません。

 人によっては、波で溺れかかっている人が楽しんでいるかのような傾向がありましたら、修正しなければなりません。自分では気がつかないが、不幸を愛する症候群がある。失敗のパターンができあがって、前にも似たようなことがあったら、又同じ結果がおきるのです。似た兆候があると、又同じようになっていき、失敗の原因を外部のせい、環境のせいにしやすい。まさか自分が失敗のパターンを作り出しているとは思えないのですが、もう一度自分を第三者の目で見てみる必要があります。なぜか人は、愛されたいのです。だから、愛してくれないので、愛に替わるものとして、同情を引こうとする。同情をされる立場は病気をする。仲直りする勇気がない場合、病気で戦いを止めようとする。貧乏を愛する者は、人のせい、国家のせいにする。従業員の立場であればまだ良いが社長でもその傾向があるようならば、思い留まった方が良い。特に気にしていることのひとつは、ワーキングプア流行ってきつつあるが、働いても働いても貧しい人々がいるというのだが、これは姿を変えた共産主義の
ようです。共産主義は嫉妬心の合理化したものです。成功しないようにしてしまう。みんな貧しけれ
ば良いだろうと思うが、助けてくれる人がいない。
 平等という考えは、チャンスの平等、機会の平等はつくるが、結果を平等にするのは無理だろうと思います。それぞれの人が自分の努力で頑張ったことは別になります。上手な絵を描いても、下手な絵を描いても同じ点だとすると努力しなくなる。一枚の絵が何千万も何億円もするから、芸術家の卵は努力する。松井選手もイチローも普通の人と給料を一緒にしてしまうとだんだん働かなくなる。
本人の努力、支援があればどんなことでも成功する。宗教でも300人いれば成り立つ。本人の努力、精神、才能があり、多くの人の支援があればだいたい成功し軌道にのる。何屋をやっても成功する。多くの人の人気を得る。自分に同情を求める人には、支持者がつかない。これから高齢社会になるが、子、孫に対する不満は聞いてくれなくなる。同情だけ求めても相手にしなくなる。他の人を幸福にしてくれる方、こういう人とはやっていけます。

 天動説は私達の日常生活から見ると、正しいように見えます。地上にいる限りわからない。自分達は止まっていて太陽が廻っているように見える。名古屋中心に動いていると考える。天動説型人間と、地動説型人間がいる。地球の上にいながら、見抜くのはむずかしい。星が動いているように見える。この錯覚を正さなければならない。自分中心、天動説型の考えを改めなさい。仕事の面でも根本的改善がありますよ。天動説だと、商売でも売れないと買わない人が悪いとなる。お客様にとって、より良い方法を考えた方が生き残る。小さいところでも、お客様に必要なものを提供していく姿勢が大事です。この2パターンです。どちらによるかで成功したり、失敗したりする。
 自分のことはわからないのです。鏡を見ているように、見なさい。それが反省でもあり、愛の教えでもある。大きな仕事をやっている方はたいへんだと思います。一つは信仰が大事、もう一つは決断が大事です。人生のきりもみ状態の人を見てみると、決断ができない。決断ができない人は揺れている価値観に翻弄される。決断する勇気が大事です。

 ここ(名古屋)で5~6年いました。23~4年前、決断ほどでもなかったのですが、決断しなければ、幸福の科学もなかったのです。会社は偶然入ったところですが、入ってみると、面白くなっていたが、当時勤めた会社は、年商3兆円、世界で7番目の売り上げでたまたま入って、名古屋もたまたま来たように見えますが、T海銀行がメインバンクで、顔を覚えてもらわないといけないので、こちらに送り込まれたのですが、当時の仕事としては景気が良くなりバブル期で、私が勤めた最後の頃で、商社は資金が借りられる。商社は多めに借りている状態だった。世間の流れは、何でも値上がりするということで、銀行からお金を借りさせられていたというのが正確で、1兆円の借金していた。借り続けても現状維持できるので、最大限借りていた。短期金利は5.6%だが、長期金利はこちらは9~10%で利息がかかるので、銀行から見ると大もうけですね。長期は金利が固定で上がり下がりしない。

 これはあぶない。要らないお金は返さないといけない。会社はゴルフ場とか無駄な土地買って事業しようとしていた。私は危ないと言っていたのですが、銀行は手強いので、銀行エリートが出てきて、私は辻斬りで柳生十兵衛の役で、長期系の銀行は、東大出の固まりで威張っていて、そういう長期資金を借りていて、これを返済する役目を私が使われていた。都市銀行も長期金利で迫ってくる。会社を辞める頃社内で論文審査があり、私の書いた論文が評判になり、社長のところまで論文が上がっていったのですが、社長の方針に明確に批判する部分があり、最終の部分で隠されたのですが、私が辞めた後、会社は私の方に方針変換していたのです。T田通商と合併して生き延びたようです。私がいたら、つぶれていなかったと思います。辞めるというのは、期待のエリートが全くの無職になったので苦しみでしたね。事業的に宗教を立ち上げて大きくできるか苦しんでいた。会社のほうはどんどん期待をかけてくれていたので、裏切ることになったのかなと苦しんだですね。結果的には、幸福の科学
を創って多くの人が幸福になったほうが良かったのだろうと思います。

 社長の経営方針が間違っていたので淘汰されて、80年の歴史を閉じてしまいました。勤めていた世界貿易センタービルも飛行機が突っ込んで無くなってしまいましたけど、我々の未来にかかる人生が間違えないのかわからないが、勇気をもって、決断力をもっていなければならないと思います。セブンイレブンを抜きたいということが、世界宗教になるまで、とにかくやる続けることですね。名古屋は名古屋で完結していたら、世界宗教になりませんよ。名古屋のための活動ではなく、全世界を引っ張るための名古屋の活動であれば、降魔成道の地になります。信仰心を立てて、行くべき方向を決めなさい。何かを捨てなければならないときは、痛みを伴うが、捨てるべきものを捨てなさい。新しい時代を拓くときは、痛みを伴うものだということです

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