萬星堂

Blog

”赤と黒”

2007-03-31 20:52:59 | 新作
みなさま、お元気ですか?
春は確かに来ておりますのに(東京では染井吉野が咲いたとか。)まだ春本番とは行きません。早く、はんなり華やかな桜の色めきを見たいものです。見事な桜の季節まで、あと、もう少しでしょうか。

只今、萬星堂ではトレンドの赤と黒をテーマにコーナーを設けております。
クールな黒!情熱の赤!
黒はどんなお洋服、スタイルにも合わせやすい色です。黒はどんな色にも負けない玄の色といいますよネ。
赤は、アクセントカラーとしてお使いいただくとおしゃれですし、お顔に持ってきますと、お顔が明るく見えます。また元気の出る色です。
赤、黒、
含めて流行なのは、スクエアなタイプでしょうか。
皆さま、是非、萬星堂にふらりと足をお運びくださいませ。
お好みの眼鏡がきっと見つかるはずです!!





今回は、赤と黒ということでスタンダールの「赤と黒」の御本を少し紹介したいと思います。
文豪スタンダールはフランスのグルノーブル市に、1783年1月23日に生まれています。
この「赤と黒」は46歳の頃に、実際に起きた事件をもとに構想を立て、47歳の頃に出版いたしました。
ジュリアンソレルという美貌の青年が、ナポレオン没落の世に、軍人になって立身出世という道をふさがれた以上、社会で重要な役割を持つ人間になる為には、僧侶になるほか手段はなく、それを行なうには、あくまでも計画的な策略が必要でした。心の奥底には潔癖な正義感を持ちながらも、心ならずとも偽善者とならざるを得なかった一人の青年の物語。。「赤と黒」という題名は、何を意味しているかについて、色々な解釈がありますが、赤と黒によって運命が決まるルーレットをジュリアンの一生にたとえているという説もありますし、赤は、軍服を意味しジュリアンソレルの共和的精神を表し、黒は僧侶を意味し、僧侶階級を示しているという説もあるそうです。


(スタンダールと「赤と黒」の御本)

暖かくなって外に飛び出すまでの一時、読書で素敵な時間を過ごされるのは如何でしょうか?
その時は、是非、萬星堂の眼鏡をかけてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする