模様眺め

3DCGと模様と宇宙

まとめ・改

2015-06-29 11:01:00 | 文化史論



 実体とは何か?
 
 質量は重力そのもので、E=mc2だとしても、重力がそのままエネルギーのやり取りも担っているとは思えない。粒子同士が衝突する時の実体はどこにあるのか。そこには少なくともエネルギーを移動に変える仕組みがあるはずだが。
 
 気体分子運動を例にとる。粒子の衝突前後で運動エネルギーの総和が変わらないとしたら、それは互いの重力ポテンシャルが等しいからだと考えられる。変わらないものがあるから、熱が分子運動で表せる。
 実はこういうのが実体の条件なのではないか?
 
 外部とエネルギーの出入りがある系では、入出力量を系内からは判定できないので、粒子は常に変化にさらされ、実体というには不確かなものとなる。系内でのみエネルギーをやり取りするからこそ、粒子は実体を為す。
 粒子がエネルギーそのものでしかなく、エネルギーをやり取りする機能しか持たないとしても、内系においては実体として振舞っていられる。
 
 つまりは、内系をつくれば粒子は実体になるということだ。
 5次元粒子は4次元粒子、4次元粒子は3次元粒子というように、下位次元粒子を生成して内系をつくることで、実体宇宙が構築されていく。



※核融合と電磁気力は、3次元か2次元かの違いで、核を共有するという意味では同じ現象なのでは。