今日、日本航空が会社更生法を申請して、事実上、破綻した。
誰が「日本航空が経営破たん」すると予想しただろう?
逆に、
「あら、日航さんにお勤めなの?」
と羨望の眼差しで見られることの方が多かったと思うし、日航勤務=ある種のステイタスをお持ちの方だと思われていたと思う。
でも・・・
あたしが知っている「日航にお勤めの方」は、勤勉で、真面目で、素晴らしい知識や技術をお持ちだけれど、誰一人、プライドの高い人はいない。
普通にあたしともお話しするし、
「俺、JALに勤めてんだぜ」
と言う人は一人もいない。
彼らと知り合って、友達になったのは、JALに勤めているからではなくて、人として「もっと色々と話をしたい」と思ったからだ。
しばらく経ってから、「実は、JALに勤めてるんだ」と打ち明けられることがほとんどだった。
だから、今、報道されているような「あんな態度でいたら、ねぇ・・・」といかにも社員が悪いようなコメントを見ると「違うよ」と言いたくなる。
あたしが小学校に入る前に、叔父の結婚式のために叔母がアメリカから一時帰国した時に、叔母から言われた言葉が忘れられない。
「おひめちゃん、飛行機に乗る時は鶴のマ-クの飛行機に乗りなさいね」
だから、あたしは絶対にJAL派だ。
逆に言うと、ANAとは徹底的に相性が悪いと思う。
成田のチェックインカウンタ-で、ス-ツケ-スに受託手荷物票を貼ってくれた男性に、簡単なことを聞いたら
「わたしら、ANAの人間じゃないんで、ANAの人に聞いてください」
「じゃあ、なんでそこにいるの?ここ、ANAのカウンタ-でしょ?」
NYに行くのにUAとのコ-ドシェアで予約をしたので、JFKでのチェックインはANAなのかUAなのか聞いたら「UAです」・・・でも、UAのカウンタ-に散々並んだ挙句、ANAのカウンタ-に行かされたのよね~。その時は、ミ-ルリクエストのことで成田でもめた。だって、
「当社ではそのようなご予約はたまわっておりません」
って断言するんだもん。
「じゃあ、HPで機内サ-ビスのところを見てみなさいよ。ちゃんとベジタリアンミ-ルって出てるから」
そして、この間の冬のNYに行った時。
あたしは、たとえ運賃が2万円高くてもJALにすればよかったと思った。
帰り、成田到着4時間ぐらい前にトイレに行った。
トイレのドアを開けた瞬間、呆気に取られて言葉が出なかった。
ゴミ箱からゴミがあふれて、ふたが開いたまま。
備品もなくなったまま、補充もされず。
だって、トイレに行ってトイレットペ-パ-が2つともないって、ありえる?
ただでさえ、トイレの中は可燃性のものが多くあるから「タバコは吸ってはいけません」(今は全席禁煙だけど)と、全席禁煙になる前からうるさく言われているし、テロ以降、不審物が置かれてはいけないとのことで、定期的に備品チェックと清掃を兼ねてラバトリ-チェックをするのが「決まり」なのに。
いくら完璧な整備をしても、いくら腕の良いパイロットが操縦しても、最後は「客室」だと思う。そこは不特定多数の、見ず知らずの人が集まる場所だから。
テレビドラマのGOOD LUCKの初回放送分でキムタクが
「俺らは300人の命を背負って飛んでるんだ」
って言ったシ-ンがあるけれど、命を背負っているのはパイロットだけじゃないと思うんだけど、な。
JALでは、不幸な歴史もあるがゆえに、そういう意識は客室乗務員も持っているし、こちらのリクエストに出来る限り答えようとする姿勢が感じられる。
だから。
時間が掛かっても、JALは必ず再生できると思う。
3年で黒字化は無理かもしれない。
だって、「乗ってもらって」初めて収入になるのだから、あえて破綻した航空会社を選ぶ人は少なくなるかも知れないから。
それでも、時間を掛けて安全性を証明し、一人一人が「必死に頑張ってます」と言う姿を見せることで理解は得られると思う。
思い切って必要最低限のサ-ビスにして、価格競争からも撤退して、「仕事に見合う運賃」を得られるようにすれば良いと思う。
JALのおね-さんの笑顔にほっとして日本に帰ってくることが、これからもずっと出来るよう、世界の空を飛び続けて欲しいと思う。
誰が「日本航空が経営破たん」すると予想しただろう?
逆に、
「あら、日航さんにお勤めなの?」
と羨望の眼差しで見られることの方が多かったと思うし、日航勤務=ある種のステイタスをお持ちの方だと思われていたと思う。
でも・・・
あたしが知っている「日航にお勤めの方」は、勤勉で、真面目で、素晴らしい知識や技術をお持ちだけれど、誰一人、プライドの高い人はいない。
普通にあたしともお話しするし、
「俺、JALに勤めてんだぜ」
と言う人は一人もいない。
彼らと知り合って、友達になったのは、JALに勤めているからではなくて、人として「もっと色々と話をしたい」と思ったからだ。
しばらく経ってから、「実は、JALに勤めてるんだ」と打ち明けられることがほとんどだった。
だから、今、報道されているような「あんな態度でいたら、ねぇ・・・」といかにも社員が悪いようなコメントを見ると「違うよ」と言いたくなる。
あたしが小学校に入る前に、叔父の結婚式のために叔母がアメリカから一時帰国した時に、叔母から言われた言葉が忘れられない。
「おひめちゃん、飛行機に乗る時は鶴のマ-クの飛行機に乗りなさいね」
だから、あたしは絶対にJAL派だ。
逆に言うと、ANAとは徹底的に相性が悪いと思う。
成田のチェックインカウンタ-で、ス-ツケ-スに受託手荷物票を貼ってくれた男性に、簡単なことを聞いたら
「わたしら、ANAの人間じゃないんで、ANAの人に聞いてください」
「じゃあ、なんでそこにいるの?ここ、ANAのカウンタ-でしょ?」
NYに行くのにUAとのコ-ドシェアで予約をしたので、JFKでのチェックインはANAなのかUAなのか聞いたら「UAです」・・・でも、UAのカウンタ-に散々並んだ挙句、ANAのカウンタ-に行かされたのよね~。その時は、ミ-ルリクエストのことで成田でもめた。だって、
「当社ではそのようなご予約はたまわっておりません」
って断言するんだもん。
「じゃあ、HPで機内サ-ビスのところを見てみなさいよ。ちゃんとベジタリアンミ-ルって出てるから」
そして、この間の冬のNYに行った時。
あたしは、たとえ運賃が2万円高くてもJALにすればよかったと思った。
帰り、成田到着4時間ぐらい前にトイレに行った。
トイレのドアを開けた瞬間、呆気に取られて言葉が出なかった。
ゴミ箱からゴミがあふれて、ふたが開いたまま。
備品もなくなったまま、補充もされず。
だって、トイレに行ってトイレットペ-パ-が2つともないって、ありえる?
ただでさえ、トイレの中は可燃性のものが多くあるから「タバコは吸ってはいけません」(今は全席禁煙だけど)と、全席禁煙になる前からうるさく言われているし、テロ以降、不審物が置かれてはいけないとのことで、定期的に備品チェックと清掃を兼ねてラバトリ-チェックをするのが「決まり」なのに。
いくら完璧な整備をしても、いくら腕の良いパイロットが操縦しても、最後は「客室」だと思う。そこは不特定多数の、見ず知らずの人が集まる場所だから。
テレビドラマのGOOD LUCKの初回放送分でキムタクが
「俺らは300人の命を背負って飛んでるんだ」
って言ったシ-ンがあるけれど、命を背負っているのはパイロットだけじゃないと思うんだけど、な。
JALでは、不幸な歴史もあるがゆえに、そういう意識は客室乗務員も持っているし、こちらのリクエストに出来る限り答えようとする姿勢が感じられる。
だから。
時間が掛かっても、JALは必ず再生できると思う。
3年で黒字化は無理かもしれない。
だって、「乗ってもらって」初めて収入になるのだから、あえて破綻した航空会社を選ぶ人は少なくなるかも知れないから。
それでも、時間を掛けて安全性を証明し、一人一人が「必死に頑張ってます」と言う姿を見せることで理解は得られると思う。
思い切って必要最低限のサ-ビスにして、価格競争からも撤退して、「仕事に見合う運賃」を得られるようにすれば良いと思う。
JALのおね-さんの笑顔にほっとして日本に帰ってくることが、これからもずっと出来るよう、世界の空を飛び続けて欲しいと思う。