江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
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自分自身を見つめる。少年鑑別所

2014-07-31 | 学校や子どもたちのこと

東京少年鑑別所、通称、練馬鑑別所。

信頼して話せる人はいますかという弁護人の方の問いかけに、その子は、私の名前を言ったとのことでした。ですからこの日、弁護人の方とお母さんと3人で、面会に行きました。

大きな木の茂る、静かな静かな場所でした。
「少年鑑別所では、心と体の状態を科学的な方法で調べ、非行の原因を分析するとともに、立ち直りの方策を立てます。」と、待合室のファイルに書かれています。
私は、少年鑑別所の役割をあらためてありがたいと思いました。

悪いことはしていけないに決まっています。しかし、それがどういうことでそこに至ってしまったのかを、心のひだの部分まで入って一緒に解き明かしてもらうことは、子どもにとってとても大事なことだと思います。

面会室のドアを開けると、すでに座っていたその子は、泣き出しました。こんなふうに泣く子じゃなかったのです。

ギュと抱きしめました。

わずか20分。二人の職員の方の見守る中での面会。
これまでのことを、その子は話し始めました。

そして、「まさか補導されると思わなかった。でも、補導されてよかった。もしされなければ、ずっと続けていたと思う。」と言いました。

この子が、自分の悪かったことをちゃんとわかって、そして、2度と、2度と繰り返さないように、専門家の方々の力を借りて、分析しこれからの方向を出してもらうことは、とても大事なことだと思いました。

物音ひとつもしない静かな静かな場所。自分自身も心の奥まで振り返り、そして、人として真っ当に生きていくことができるために、深く反省をするのだよ。そして、家族のもとへ帰っておいで。待っているからね。





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