三郷村、もとい三郷地域は寒暖の差が激しい中信地域の中では美味しいリンゴの産地で有名。そのため、旅行会社にいた頃から大事なクライアントへのお歳暮にはここのリンゴを送っていた。
だが去年のリンゴはひどい不作だった。
24玉で15,000円もした最高ランクの「特秀」リンゴでも、お歳暮として持って行った某大学の医局で「酸っぱい」と言われてしまったのだ。今年はそんな会社を辞めてしまって大学へは送らなかったのだが、いつもお世話になっている故野村万之丞さんの事務所や京都旅行でお世話になった仕入センターのMさん、他の何箇所かに選りに選った特秀リンゴを送ることに決めていたので三郷地域へ。
<去年(2004年)の特秀ランク、一箱15,000円、1個約625円のりんご> <今年(2005年)の特秀ランク、一箱7,400円、1個約308円のりんご>
<例年の倍額もした最高クラスのりんごなのに蜜もなくて酸っぱかった> <去年の半額で買えた同クラスのりんごで蜜もたっぷり>
今年のリンゴは大豊作。安いし何といっても甘い蜜がたっぷりで美味しい。
店で特秀の大玉を一個割ってもらったが、蜜のノリが半端じゃない。
ジャスコの果物屋さんで昨年15,000円した特秀大玉10kg24個入りが、今年は半額の7,400円になっているのを始め、農協や農家でも軒並み昨年の半額近くになっていた。家で食べる実割れリンゴにいたっては、蜜がたっぷり乗っていても一箱10kg入りが1,500円しかしない。実割れリンゴはヘタの周りが割れているので贈答用にはNGなのだが、完熟していてとっても甘い。
今年のリンゴは料理なんかに使わずに、丸かじりが一番