米子 西野ピアノ教室 musica felice

米子市のピアノ教室・・日々思うこと徒然なるままに。
幼児から受験生、大人の方いらしてます。
音楽は心の対話ですね。

チェンバロレッスン

2010-10-31 05:58:16 | 教室のあれこれ
夕方から、境港市のあるお宅にあるチェンバロをお借りして、レッスンをして頂きました。



先生は、小田郁枝先生。



チェンバロのテクニックは、とにかく指がしっかり働く事。



腕などを不必要に動かさないで、演奏することに関しては、ピアノのバロック奏法も同じだと思います。



指のコントロールで、表現しますから、共通する事はたくさんあると思いました。



鋭いスタッカートのようなノンレガートではなく、指をおくように・・・



みんな初めてだったので、タッチの違いに初めはなれなかったけど、だんだんそれらしくなっていきました。



楽器が指に教えてくれるのだとおっしゃっていました。



2段鍵盤なので、イタリアンコンチェルトなど弾くと、とても素敵なんです。



今回は、インヴェンション3人と、平均律2名。



やはりハーモニー感を持って、演奏することの大切さを指摘されました。



黒田先生にもさんざん言われましたもんね。



特にプレリュードは、やはりハーモニでどのように動いているのか、和声の種類など、知っておく必要があると思いますし、



小学生は、構造が分からないまでも、どんな響きがして、どんな感覚になるのか・・・



少しずつ明るくなったり、減3和音などで、ちょっと暗い響きになったり。



前のブログで書いたように、和声感や、楽式論など、内側から育っていないと



音をただ並べるだけの演奏になってしまいます。



初めは感覚的なものから入って、次第に、理論に結び付けられるようになるといいと思いました。



とても優しい先生で、チェンバロの構造なども丁寧に説明して下さいました。



とても素敵な響きでした。



時々、入れ替わりで習えるといいですね。



チェンバロのの響きを知っているのと知らないのでは、演奏にも大きく違いがでてきます。



音楽を志す人は、是非1度だけでも弾いてみるとよいですよ。



ピアニストの、アンドラーシュ・シフもバロックの達人ですが、やはりチェンバロを徹底的に勉強したらしいです。



スミマセン、カメラ持っていってなかったので、チェンバロの画像はありませんが、またの機会に、撮ってきます。



土曜のピアノレッスンは短縮になったりお休みさせて頂いた生徒さんもありましたが、実りの大きいレッスンを受けられて、よかったです。



レッスンを受けられなかった生徒さん達にも、ここで学んだことを還元できるといいなと思います。

また、機会があったら、フランス組曲でも、イタリアンコンチェルトでも、もっと他のバロックの作品でも、



トライしてみるといいですね。



さあ、今日は10月最後の日。



いよいよ11月のステップも近付いてきました。



11月15日はシンフォニアについての講座がありますが、30名定員なので、早くも半分予約で埋まってしまいました。



こちらもお早めに!!


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今日のレッスン

2010-10-30 05:11:03 | 教室のあれこれ

今日は、いつもと違って、短縮レッスンになっています。

みんな30分レッスンです。

ゴメンナサイ

それというのも、夕方からチェンバロの先生に、バロックのチェンバロの奏法を教えていただこうということになり、

みんなには声をかけられなかったのですが、5名ほど習いに行きます。

どんな音色がするのか、とても楽しみです。

レッスンを短縮してまで行くのは、やはり皆さんのレッスンに、役に立つ事を学んで来たいと思うからなので、

ぜひ、バロックの曲を弾く時の参考にしたいと思っています。

お許しを・・・

それに伴い、レッスン時間も大幅に変更になっていますから、注意して下さい。

特に、聴音Bグループは、1:30~2:30 と、いつもの4:30~ではないので、要チェックです。

多分マキマキレッスンになると思うので、ピティナステップの曲中心になると思います。

昨日のレッスンで、YちゃんA君きょうだいは、先生から、いいんじゃない~~ブラボ~をもらったので、

ちょっと照れてましたが、嬉しそうでした。

みんながんばってるね~~

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夢の実現のお手伝い

2010-10-18 04:41:17 | ブログ


中学生や高校生になると、将来の夢もだんだんはっきりしてきて、それを実現にするためには

どうしたらいいのか、一緒に考え、悩みます。

でも、これはとても素敵な事で、そのお手伝いができる事は、何て素晴らしい事なんでしょうと思います。

レッスンの時、弾くのはそっちのけで、ディスカッションになってしまう事もあります。

私の力だけでなく、色々な先生方にも相談し、現実的な方向性を模索していきます。

方向性が決まると、後はそれに向かってひたすら努力するだけなので、かえってスッキリして、

顔つきまで変わってきます。

本当に大事なこの成長期の10年ちょっとを、一緒に歩むことができるのは、幸せな事です。

小さい子なら、2~3歳から、あるいは4~5歳から・・・高校3年生ぐらいまで、

今まで何十人では済まされないぐらいの子たちを、見送ってきました。

今の高校生でも、思い返したらあっという間だったように思えるぐらい、

ほんの小さい頃からのお付き合いの子たちもたくさんいます。

それこそドレミから、幼児グループから、小学校1~2年生から・・・

あっという間にみんな大きくなって、立派に育っていきます。

私が新米先生1年生の時からのお付き合いだった生徒さんが、大学も決まり巣立っていく時に、

お母さまからお食事に誘われ、「私1人で育てられなかったと思います。先生のおかげです。」

といって下さった時は、恐縮しました。

その頃のご父兄は、まだ私が若かったので、皆さん年上。。。

そんな方に、そう言っていただくなんて・・・

確かに、その子はとても頭のいい何でもできる子でしたが、個性が強く、お母様も私も手を焼いたことは事実でした。

それだけに、感慨もひとしお。

親子が一緒にいられるのも、そんなに長くはないですもんね。

みんな今はどうしているんでしょうね。

それぞれに、お父さんになったりお母さんになったり、仕事をバリバリやっていたり、色々みたいです。

本当に大切な時期に、音楽をとおしてお付き合いが出来て、ありがたいなぁと思います。

夢の実現のお手伝いができる事も、ほんとうに嬉しいです。



 

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茨木のり子

2010-10-02 03:34:07 | アート・文化
先日NHKのTVニュースを見ていたら、茨木のり子を特集していました。



初めて聞く名前・・・



しかし読まれる詩にはハッとさせられました。



著作権の問題があるかも知れませんが、ちょっと載せておきます。





自分の感受性ぐらい





ぱさぱさに渇いてゆく心を



人のせいにするな



自ら水やりを怠っておいて





気難しくなっってきたのを



友人のせいにするな



しなやかさを失ったのはどちらなのか





苛立つのを



近親のせいにするな



何もかも下手だったのはわたくし





初心消えかかるのを



暮らしのせいにするな



そもそもひよわな志にすぎなかった





駄目な事の一切を



時代のせいにするな



わずかに光る尊厳の放棄





自分の感受性くらい



自分で守れ



ばかものよ





茨木のり子(1926~2006)大阪生まれ、高校時代を愛知で過ごし、上京して薬学を学ぶ



今ひそかなブームで、お墓参りをする人や、彼女の詩で生きる希望を思い起こされた人も多いという。



興味のある方は、検索してみるといいですよ。



何か力になる言葉の数々が見つかるはず・・・





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