「 ヴォイスコンサルタント 林重光 のブログ 」

声・話す・読む・歌うことの悩みを解決するヴォイスコンサルティング MAKE UP VOICE 代表。ヴオイストレーナー。

声と言葉の組み合わせが、相手の次の行動に影響する。

2015年04月28日 | 更新記事
~県議会議員選挙•市議会議員選挙。候補者とウグイス嬢の、声と言葉の組み合わせが、有権者の行動をどれほど変えれたのか。それが得票に繋がった結果となった~

おはようございます。
県議会議員選挙•市議会議員選挙が終わりました。

会話にしても、演説にしても、他者へ何かを伝えたい時に、大切なポイントはあります。
会話も演説も、他者の視覚と聴覚へ対して情報を入力をおこなっています。
特に聴覚へ対して、自分のビジョンを言葉で伝えていくのですが、どの言葉を使うのか、そしてその言葉をどういう声で伝えていくのか、その組み合わせはとても大切となります。
音楽にクレッシェンド•デクレッシェンド、フォルテ•フォルテッシモがあるように、その演説を作品として構築していく意識が大切となります。

熱意•気合のみ、大音量で話していても、選挙活動中にそれを聞く有権者は言葉がほとんど残らず、『また選挙カーが来た。うるさい』と感じるようになり、どの候補者が何を言っているかが記憶に残らなくなります。
残すためには、ポイントがあるのは事実です。
そのポイントはここではお伝えしませんが、僕が選挙カーや演説を耳にした時に、この候補者は当確するだろうな。落選するだろうなと感じたことは、県議会議員選挙•市議会議員選挙ともに、その通りの結果となりました。
それは、有権者の取った行動も、当選結果に反映されていますから、僕が感じたことは、有権者も同じように感じていたということであって、僕が特殊能力を持っていて感じたことということではなく、当たり前の結果ということです。
もちろん、市議会議員選挙においては、地区戦ということもあり、そこにはどういった戦略かも関係しています。
しかし、結局は浮動票を獲得したければ、候補者やウグイス嬢の言葉と声をいかに使用して伝えていくか。
それにより、聴いた人の行動に影響することは大いにあります。

J.F.ケネディ大統領にしても、スティーブ•ジョブズ氏にしても、その演説•スピーチにどれだけの労力を使っていたことか。
ボイストレーナーを雇って、しっかりと演説•スピーチを構築していわけです。

今回の市議会議員選挙で、若くして当選された方がいますが、演説•スピーチの言葉と声の組み合わせが素晴らしかったです。
そして、ウグイス嬢の方も素晴らしいテンポ、声、音量で話されていました。
マイクを通した時に、明瞭度が落ちることなく話すことも、大切なポイント。
それらをクリアして、よき活動をされているなと思いました。

候補者の方々には、演説•スピーチとはなんなのか。それによって何を伝えていきたいのか。
そこを本気で考えて構築していかなければ、伝えることはできず、雑音•騒音と認識され終わる。
そういうのとを考えて、もっと演説•スピーチの時間を大切に使ってもらえたのならば、投票率も上がるのではないか。
そう思いました。

ようやく、鳥の声が聞こえる、静かな日常になります。

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