愛しのロニー/My Dearest Ronnie

LONG LIVE RONNIE JAMES DIO。永遠にあなたを愛しています。

トニーアイオミインタビュー

2010年04月06日 17時15分01秒 | BLACK SABBATH
先日、Julian Marszalek Spinner.comに掲載されたトニーアイオミのインタビューです。


★★★
Q.どんなきっかけでロニージェイムスディオと仕事をすることになったんですか?

トニー:ロニーとはLAにあるレインボーバー&グリルで出会ったんだ。その頃オジーとはうまくいかなくなっていてね。俺はロニーに電話をして、ジャムりに来ないかって言ったんだ。そしたら彼が「行くよ」と言ってLAにやってきたんで、みんなでギアを入れてスタジオに入ったのさ!

Q.ブラックサバスのサウンドは"HEAVEN AND HELL"で元気を取り戻しましたね。ロニーの存在は、サバスのメンバーが印象を良くしようとお行儀良くして、作品を仕上げることにつながりましたか?

トニー:そうだと思うよ。何もできなかった11カ月間、俺たちはとてもイライラしたし、外から人が入ってきて最終的に事がうまく運んだのは本当に大きな救いだった。それでオジーに失礼なことをしたわけじゃないし。彼は当時まともな心理状態じゃなかっただけさ。

Q.ロニージェイムスディオの歌詞はそれまでのブラックサバスとは異なるものでした。彼の歌詞に手を入れたり、それまでの作品に合わせるように言ったりしましたか?

トニー:元々はギーザが歌詞の多くを書いていたんだけど、彼は「俺がいつも歌詞を全部書くんじゃなくて、ベースに専念したい」って言ってたんだ。だから自分の歌詞を書けるロニーの加入は理想的な機会だった。おかげでギーザを傷つけることなく、彼に休養を与えることができたんだ。

Q.ロニージェイムスディオが加入して、バンドはどれほどのダイナミックな変化を遂げましたか?

トニー:実際、俺たちは奮い立ったと思うよ。ツアーに出てアルバムを出せる状況に慣れきっていたんだけど、ロニーがやってきて突然そうしたことができるようになって、俺たちは再び戦いに出てチャレンジをする気持ちになったんだ。

Q.1980年という年は、ヘヴィメタル界にとって大きな年だと考えられています。Judas Priestのようなバンドが出てきたり、Iron Maidenのように若い世代のバンドが台頭したりして、彼らに食らいつかれてなんとかしなきゃと思ったりしませんでしたか?

トニー:実際俺たちは自分たちのするべきことをしていただけで、他のバンドを見て「おお、あんな風にやらなくちゃ」とか、「こんなこともしなくちゃ」なんてことは思わなかったよ。他の誰かの動きを心配する以前に、自分たちの問題を山ほど抱えていたからね。

俺たちはロニーがやってきたときにマネージメントを含めあらゆることを変えたから、俺たちを取り巻く全てが新しくなった。自分たちの取り組んだことに自信があったよ。新しく書いた曲もすごく気に入っていたし、バンドも新しく出直しで、俺たちはもう一度自分たちを証明してみせる必要があった。だから他の誰がどうしていたか、考えてる暇はなかったのさ。

Q."Neon Knights"がヒットして、アルバムがUKでトップ10入りしましたね。"Heaven and Hell"が受け入れられたことを喜びましたか?

トニー:もちろんさ。その前にオジーと作った2つのサバスのアルバム("Technical Ecstasy"と"Never Say Die")もよかったが、世界に火をつけることはできなかった。だから"Heaven and Hell"を作って、以前より成功したときには、とても嬉しかったよ。同様にツアーが成功したこともとても嬉しかった。

Q.ドラマーのビルワードの突然の脱退にはどんな背景があったんですか?

トニー:ビルはアルコールで大きな問題を抱えていた。もうそれ以上バンドに関わることができなくなって、出ていかざるを得なかったんだ。でも悪いことにそれがライブの当日だったのさ。奴は俺たちのバスに乗り込んですぐに降りてしまった!なんてこった!奴は一晩中起きてどうすればいいかを考えていたけど、一晩中飲み明かした後にあんな風に出て行ったんだよ!俺たちは奴が出て行ったせいで大きなライブをキャンセルする羽目になって、別のドラマーが見つかるまですべてを延期しなくちゃならなかった。

俺たちはいくつかカセットテープを持っていたんだけど、ロニーが「俺はこれ、ヴィニーアピスのを入手したよ」って言ったんだ。それで聴いてみて「よし、彼を試してみよう」ってことになった。そして彼はリハーサルにやってきたんだけど、冗談抜きで彼のバスドラはものすごくちっちゃかったんだ。ドラムキット全体が子供のキットみたいだったんで、俺は「マジかよ!」と思ったね。

ヴィニーを見て、「これはきっと彼の練習用のキットか何かに違いない」と思ったんだけど、彼のプレイがよかったので俺たちは彼で行こうって決めたんだ。数日後にハワイでライブがあったんだけど、大きなフェスティバルで俺たちはトリだった。

俺は何年も違うドラマーとプレイしたことがなかったんで、緊張していた。で、振りかえると、そこにはこんなちっちゃなキットを乗せたバカデカいドラム台があったんだ。まるでスペインのタップ台か何かみたいだった!なんてこった!まるっきりバカげて見えた。〈ステージの片側に〉スピーカーの壁があって、もう片側にもうひとつのスピーカーの壁があって、真ん中にちっちゃなキットを乗せたバカでかいドラム台だ。完全に間が抜けて見えたし、俺はパニックになったよ。

ヴィニーは俺たちとは一度合わせたきりだったから、曲のフレーズを叩いたりしていた。でも雨が降ってきて、奴の出す音は掻き消されていった。もう「お次はなんだ?」って言いたくなるような状況だった!まったく信じられなかったよ!

それでもともかくも俺たちはショーをやりぬいて、俺はヴィニーに言ったよ。「君はもっと大きなキットを使わなきゃダメだ。これでずっとやっていくわけにはいかないよ。見た目も全然良くない」ってね。彼のキットは今じゃすごく大きいけど、今日に至るまで彼はキットの大きさのことで俺を責めるんだ。俺たちが「本当にこんなにたくさんのドラムが必要なのかい?」って聞くと、奴は必ず「おや、これは君のアイデアじゃないか!」って言うのさ。今じゃいつもやられっぱなしさ!

☆☆☆

笑えるね。ヴィニーのキットのくだり。
どんなに小さかったのか、見てみたいw。
そのせいで今のあの超巨大セットになってしまったのか。。。
意外と根に持つタイプ???


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2 コメント

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ししょー! (SUE)
2010-04-08 10:22:19
ヴィニーのドラムセット話しには笑いました。あの巨体で小さな小さなセット…兄貴とはタイプがぜんぜん違ったんだね。ぜひ当時の写真がみたいです。DREAM EVIL TOURのセットと比べてみたい。
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Unknown (R)
2010-04-08 10:27:41
笑うよね。ヴィニーって体も大きいのに、どんな小さいセットだったんだろ。
アイオミさんの突っ込みがなかったら、今のすんごいセットはなかったかもね。
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