マック マッハワン

  ネコと暮らすマック野郎のデジカメ、オーディオ、音楽などの趣味ブログ

SONY MDR-Z1000

2010年11月10日 | ヘッドホン
2011年2月16日 更新



ヘッドホン、この秋の注目機種は DENON AH-A100 と SONY MDR-Z1000
AH-A100 は、デノン創立100周年記念モデル。数量限定。
MDR-Z1000 は、プロ向けスタジオモニターヘッドホンのフラッグシップ。
どちらも11月発売で実売価格も接近している。国内メーカー同士でもある。

デノンマニアを自称する自分としては AH-A100 へ行きたいところだが、
鋭い勘を働かせスルー決定。限定数も直ぐにはけ、プレミアム必至の予感。

音質は Z1000 が上だろうと判断し、
SONY MDR-Z1000 を購入。ミカサカメラWeb楽天店で予約していました。38,360円。
AV Watchのレビューが参考になりました。SHURE SRH840 より低音が出る。イイじゃないですか期待大。


本機を含め、ZX700、EX1000、EX800ST は「e☆イヤホン」で試聴済みですので、
新しいソニーの音は把握しています。

Z900HD、CD900ST の上位機種だとか、スタジオモニターだとか、
先入観なしにロック&メタルを楽しめるヘッドホンかどうかを聴く。




CD900ST と同じ赤ラインが素敵です。
シンプルで素っ気ない黒ハウジングの良いアクセントになってます。

秋季キャンプを開始。期待の新人なので350時間の連続ノックで徹底的に鍛えます。
Vサインが出せるよう願ってます。




再生システムは、Mac Pro iTunes (AIFF/Apple Lossless) →
BEHRINGER SRC2496(24bit/88.2kHz) → GRACE m902




スタジオユースを前提としたモニタータイプのヘッドホンは
“粗探しの道具” “音の顕微鏡” と揶揄されるように解像度を追求したものが多い。
音を見やすく、動きを把握しやすくするために
低域を必要量以下に抑え中域と高域にフォーカスさせた名ばかり解像度。

リスニングに使う場合これが味気なく
また、頼りなく思える。Z1000 は、それがまったくない。

低域の再生能力に不満がなく、低音がよく出るヘッドホンと言える。
音がとても近くリアルさに身震いする。




耳元でガツンと一発、ヘッドホンリスニングの究極形!
この醍醐味は他機種で簡単に味わえるもんじゃない。


音源と再生システムの音を色濃く反映する。原音に忠実で上流に対して素直な出音。
自らのキャラクターをアピールすることはない。単純に圧倒的な性能だけを提供してくれる。
原音忠実性なんて書くと寒々しい表現になってしまうが、
音の全てを7Nクラスの純度で引き出しているように思える。
このクオリティーなら “忠実性” も大歓迎。

ソースがハマれば高揚感は鬼レベル。
録音の良い(私の場合音圧)アルバムを選んで聴くようになりました。
“音との戦い” 随分大袈裟ですが、“かかってこいや” 程度にはガッツリと聴きますので、
低音の出ない奴とボーカルの弱い奴は願い下げです。
鉄分補給に必要な “スピード感” “ノリ” “迫力” “鋭利さ” を見事に再生してくれる
Z1000 は、使える相棒です。分解能はトップクラス。基本性能は世界でも指折り。

デジタルオーディオプレーヤー直で性能を引き出すのは無理です。




オーディオマニアやヘッドホンマニアは
G線上のアルナシに一喜一憂し音楽生活を送る生き物。

マニアにも目標とする到達点、あるいは満足を感じる音があるはず。
私は Z1000 にそれを感じました。
「俺もヘッドホンの記事書きてー」と思って始めたブログ
これ以上の音質に出会えないかも、そう考えると次がない。


※鉄分補給 (重金属音楽=Heavy Metal)
 G線とは、ごく僅かな違い




年が明け旬ではなくなりつつある2月中旬、既に他メーカーから動きがある。
マニアが好みそうなマイナー系ブランドの KRK KNS 8400
価格が手頃なビクター HA-MX10-B が登場。
新発売のモニターヘッドホンも目移りする状況が生まれている。
SHURE SRH940 が発売されれば益々悩んでしまいそう。

特に HA-MX10-B はスタジオモニター新基準と言えそうな帯域バランスを持っている。
粗探しの道具から聴かせるヘッドホンへ進化しつつある。

中でも Z1000 の音質は、スタジオモニターの枠にとどまらない。

Z1000 の海外モデル「SONY MDR-7520」を知り
俄然物欲を刺激されました。次の目標 MDR-7520 に向け舵を切る。

国内は赤ラインの CD900ST、海外は青ラインの 7506
Z1000 と 7520 も同じモデル展開と考えてよいだろう。




化粧箱を開け中箱を取り出し、ご対面。




まずは御来光を拝む。




Z1000 は、着脱式ケーブルを採用している。
3mと1.2mが付属する。出荷時は3mケーブルが装着されている。




フォンプラグはメタルタイプで、重さは23g。ケーブル径は4mm。




プラグアダプタはネジ式。




付属のショートケーブルは、1.2m。
プラグはL字型で、ネジ切りはない。




仕様では約270g。数値より軽く感じます。




クッション入りのヘッドバンドはネームも無くシンプルそのもの。
側圧は適度で圧迫感は少ない。
スライドアジャスターは目盛りのないクリックタイプ。もう少し固めでもよい。




新開発のノイズアイソレーションイヤーパッド。
内部のクッション材には低反撥ウレタンフォームが採用されている。
しっとりもちもち系で、肌ざわりは良い。
開口部は、左右方向に幅が絞り込まているので狭めです。




ハウジング上部に設けられた音響調節ポート。
ここからの音漏れは極めて小さい。




装着時はハンガーの裏側にあるジョイント部がポートを覆う構造になっている。
ポートの上に小さな突起があるので完全に塞いでいる訳ではない。




スライドアジャスターとハンガーのジョイント部は、
内・外へ可動する調整式なのでフィット感は良好。

SONY のロゴは上質感のある埋め込みタイプ。




残念ながら日本製ではありません。生産国はタイ。
常々個人としてもチャイナリスクを意識していますので良かった。




プラグのローレットを緩めるとこんな感じ。
プラグ自体は根元までしっかり挿さっています。




本体のジャックは外側にネジ山のあるフランジタイプ。3.5mmミニ。
外した時はローレットが空回りします。上下に5mm程度ストロークする。




ULTRASONE に代表される内側にネジ切りのあるタイプではない。
なので、普通の3.5mmステレオミニをバンバン挿し換えて遊べます。
ハウジングの口にも余裕があるのでイイ感じです。
DJ1 PRO のケーブル熱中人時代が懐かしい。








オヤイデ HPC-62 2.5m




隙間が気になります。




隙間にタカチ電機の NG型グロメット NG-79-C を入れてみた。
プラグを抜いてもグロメットがチョイ大きめなので落ちません。
グッドルッキング!素敵です。











調子にのって、赤ラインに赤ケーブル。
このお尻の雰囲気、気に入ってます。
Monster Beats by Dr. Dre 1.3m
(180402-00 MH BEATS MINI IP-7 MINI-M)




超スリムプラグにしなやかな3mm径ケーブル、
個性的で実用性も高い。




APureSound V3 ケーブル
Switchcraft 35HDNAU もギリギリ挿せます。




ACOUSTIC REVIVE RHC-2.5UL

PCOCC-Aシングルコア(単線導体) を採用した、ULTRASONE用のケーブル。2.5m。









付属する高純度7N-OFCケーブルの出来が良いので、
中途半端なアップグレードはオススメしません。
ネタとして4本繋いでみましたが付属ケーブルに落ち着くと思います。





バーンイン中の様子

開始48時間と仕上げ48時間は、
MacBook (2.0GHz Core Duo) iTunes (AIFF/Apple Lossless)
Apogee Mini-DAC (24bit/192kHz) を使用。音量は普通。曲順再生。
自室のデスクに平置き。箱で覆ったり物を被せたりはしない。




iPod 80GB を、audio-technica AT-ID5 に載せ
1,930曲 (Apple Lossless)を再生。1,930曲は、137時間 日数にすれば約6日分。
音量は普通。就寝前に少し絞り、朝、普通に戻す。曲順再生。
1,930曲は全てメタル、ハードロック。自称メタルセット。

クラシック、J-POP、演歌、アニソンを除く他ジャンルのセットも用意しています。
ロック、ジャズ、R&B がほとんどですが、オペラ、フラメンコもあり。
セット再生終了後、アルバムの入れ替え追加は随時。







オヤイデ HPC-62 1.3m
Z1000 専用に買い足しました。
1mでは短い1.5mではやや長く感じるので、1.3mはちょうど良い。




安心感のある標準プラグがお気に入り。








関連記事: SONY MDR-7520



























SONY ステレオヘッドホン Z1000 MDR-Z1000
クリエーター情報なし
ソニー



コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« beyerdynamic DT931 | トップ | Xperia で Dolphin Browser H... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (steeler)
2011-07-11 23:54:05
MDR-Z1000いいですね。わたしも最近手に入れました。ヨドバシの試聴コーナーで手持ちのiPodのRUNNING WILDを聴いたのがきっかけです。こんなに変わるんですね。手持ちの曲を聴きなおしてます。
返信する

コメントを投稿

ヘッドホン」カテゴリの最新記事