![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/df/800f84bae62726b3d27dd04ff0ad115f.jpg)
とても珍しい HD25-1 を入手したので、自慢がてら紹介します。
ネームプレートのロゴをご覧下さい。
HD414 などでよく見かける波線のある古いタイプのものです。
個人的に “ひげ付き” と呼んでいます。
「S」をモチーフにしたロゴ自体を “角ロゴ” とも呼んでいます。
もちろん MADE IN GERMANY です。
初期も初期、最も古い1989年頃のものだと思います。
お盆休みにオーバーホール予定ですので、パッドを装着した写真は後回しにし、
喜びの入手速報といった感じの記事内容です。
音は他のドイツ製と同様、フラットで刺激の少ない、いつもの音でした。
音質はアイルランド製に軍配が上がってますので不問です。
しかし何故これほどまでにドイツ製に拘るのか?
それは自分にとってヘッドホンサウンドの故郷と感じるからです。
目指すは絶対HD25感を持つ男。日々精進。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/14/97e9d984e73896fd130656d634749410.jpg)
これまでの HD25-1
左から
SENNHEISER HD25-1 (年式不明/MADE IN GERMANY)
SENNHEISER HD25-1 (1998/MADE IN GERMANY)
SENNHEISER HD25-1 (1992/MADE IN GERMANY) ※1990年から再調査訂正
SENNHEISER HD25-1 (2006/MADE IN IRELAND)
SENNHEISER HD25-1 II (2007/MADE IN IRELAND)
これに、OLD-MADE IN GERMANY- が加わりましたので、
6台目の HD25-1 で、4台目の MADE IN GERMANY です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/a1/4d27c9ffeb8276bc7a8d528f8217e1d4.jpg)
こんな箱で販売されてたんですね。
想像ですが民生向けではなく、業務向けパッケージではないかと思っています。
HD25-13 の箱によく似ています。
しかし縦長長方形ではなく、スクエアなのは時代を感じます。
HD414 もスクエアですので、形的に古い時代のものというのはよく伝わってきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/fc/ef64c931994848ab39b577594c4426fb.jpg)
ひげだらけです(^-^)
Art. Nr. 2976 製品番号と理解しているのですが?
ちなみに、HD25-1 II 以前のアイルランド製も02976です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/77/b8de769cb2dcd11aa7dcb1660b241a50.jpg)
付属のペーパー類
取扱説明書、保証書、取説の誤記訂正紙
取扱説明書は四つ折りで、簡単なイラストも入っており
ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、英語で書かれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/96/a540e4872cb518e51f5df6ae8bbeb88a.jpg)
保証書は三つ折りで、裏には全国のサービス拠点一覧が記載されている。
5カ国語で2年間保証すると書かれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/80/8537cedda5c86b075c6309a97388a85e.jpg)
取説の誤記を訂正した紙。
取説のテクニカルデータには、インピーダンス 10Ω となっているが、
正しくは 70Ω ですと訂正した紙だと思います。
なんと西ドイツの文字が Printed in West Germany
ベルリンの壁崩壊が1989年なので、販売開始時期と符合する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/7f/69b76da1dfc7ae78a57a8b2fe3b18f0e.jpg)
現状は、パッドなしヘッドクッションなしの正常動作品です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/df/800f84bae62726b3d27dd04ff0ad115f.jpg)
なんて事のないひげ付き角ロゴだが、コレクターは僅かな違いに魅かれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/7c/255a5531170416bc350d06e0be729e1e.jpg)
角ロゴのないヘッドバンドは新鮮!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/a2/96675803d7e0a31b1c67ffe575da918c.jpg)
プラグは、平型ワイドスリーブタイプ
こちらにも、MADE IN GERMANY とある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/3c/35c421a2cd2190178a0675dc67aae03b.jpg)
CEマークのない MADE IN GERMANY はスッキリした感じで好きだったが、
最初期モデルは更に素敵! SENNHEISER の文字が力強く感じる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/c6/621808a7a5376214d3bb7e4983aef4a8.jpg)
ちなみに、他3台はまったく一緒。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/95/2c765ef823f5b36b478e60eb73c2c9c2.jpg)
ひと目で判るヘッドバンド
CEマークがなければ、ドイツ製確率100%
CEマーク:
EU加盟国で販売される指定製品に貼付が義務づけられており、
基準を満たした適合製品に与えられる信頼、安全の証となるマーク。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/43/b251cc1465b86055f6a125c35c373eaf.jpg)
手前、1989年ドイツ製 奥、1998年ドイツ製
この形をしたプラグは、ドイツ製確率100% (標本数2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/54/93721f345f64cdb224336b0aeeb0d459.jpg)
問題なのがコレ
アイルランド製によく見かけられる一般的なL字ミニプラグだが、
1992年のドイツ製にも採用例がある。 写真は年式不明のドイツ製のもの。
手持ちのものでは、1992ドイツ製、年式不明ドイツ製、2006アイルランド製が、
このタイプだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/53/3bcc14e66d99602341b19a6835977d10.jpg)
手前、2006年アイルランド製 奥、1998年ドイツ製
アイルランド製でもプラグ(ケーブル)には、MADE IN GERMANY の文字が確認できる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/09/baa9b0ce2f1ef3fca39db7879f41f630.jpg)
この箱は、2006年アイルランド製(ゼネ通正規品)のもの。 “ひげ付き” です。
つまり、初期モデルの写真が約18年間パッケージに採用され続けていたという事です。
ロングラン製品なので、なんとなく納得できます。
全てのHD25はMM.ヴィレさんの下へって感じですな。
私ももう一つぐらいHD25は欲しいなと思ってます。
メタル好きには実用的ではないかもしれませんけどドイツ製は惹かれますね。
しかも西独製ですか、歴史を感じるなぁ~。
私も1台ぐらいドイツ製のHD25がほしいです。
「CEマークがなければ、ドイツ製確率100%」というくだりにHD25の業務向け機としての性質を感じます。1990年代の他のモデルはほとんどが「CEマーク無しのアイルランド製」なのでは(標本数 8)?
勇気が湧くというか、とても嬉しく感じました。
>黄昏 さん
ドイツ製の質実剛健な響きも好きですが、やはりジャーマンなんちゃらはもっと好き。
>SHIDA さん
標本数8には恐れ入りました。こらからもご助言お願いします。
そうでしたか、HD25-1 II を掲載したカタログにもひげの名残が。
HD25-1 II は、2007年初夏の発売ですから2008年版の改定は当然ですよね。
超老舗メーカーの割に、こちょこちょ、ころころが多いですよね。
ファンとしても大変です。おまけに歴史があるのでなおさらです。
ヘッドフォン近代博物館のメーカー別インデックスを
辞典代わりにさせていただいてます。チョー役立ってます。THX!
これは・・・ヤフオクで自分も狙っていました。
しかし、熱意ある方が入札されていると直感し、あきらめました。
どうやらその直感は当たっていたようですね。
このHD25‐1も歴代の仲間達と出会えて幸せ者ですね。
お聞きしたいことがあるのですが、HD25‐1のアイルランド製と現行のHD25‐1Ⅱとでは、音質にどのような違いがありますでしょうか?
能率が違うということもあり少々気になっておりました。
ご返答頂けると幸いです。
お察しの通り、どうしても欲しかったので鬼の形相で臨みましたw
結果、大満足の音でした。オーバーホールとパッド交換も終え完全復活しております。
最近はもっぱらコレで聴いてました。他年式の記憶音と比べ低音に、
よりガッツがあり、頬が緩みっぱなしでした。
お問い合わせの HD25‐1(アイルランド製)とHD25-1 II の音質の違いですが、
現行モデルは、硬質なドンシャリです。アイロンばっちりのYシャツ。
HD25‐1(アイルランド製)は、少し湿り気のあるドンシャリ。ドンジャリと表現するのが適当かも。
迫力の低音の “たが” が緩みそうで、危険な香りがします。そのワイルドさがセクシーで洗いざらしのシャツ。
HD25-1 II は、標準ケーブルでも十分な音質ですが、HD25‐1(アイルランド製)は、感心しません。
同じ HD25‐1 ですが、どれも僅かに音が違います。久しぶりに HD25-1 II を聴いてみましたが、
ノーマルでも相当なレベルにあると改めて感じました。低音の締まり具合は歴代ナンバーワン。
音楽のジャンル適応度は、ドイツ製が優れています。長時間聴いていてもあまり疲れません。
なるほど、HD25-1Ⅱは低音の締り具合が優れているのですね。
今はHD25-1(アイルランド製)を使用しているのですが、タイトな低音が好みなのでだいぶ購買意欲を掻き立てられました!
ところで、HD 25-1 II のドイツ製が欲しいのですが、どこかで手に入れられますでしょうか?
ただいまアメリカにおりますので、日本より入手は困難ではないかと考えておりますが、どうでしょうか?
HD 25-1 II と検索すればたくさん出てくるのですが、アイルランド製かドイツ製かどちらなのかが判断できません。もしその手の情報を知っていましたら、ご回答お願いいたします。
いきなりの質問で申し訳ないです。
まず、HD25-1 II にドイツ製はありません。
末尾に「 II 」が付くのは、2007年7月発売の現行モデルです。
前モデルの HD25-1 に製造国の異なる
ドイツ製とアイルランド製が混在していました。
'90年代の初頭にアイルランドの工場で製造されるようになったと思います。
ですので、ドイツ製が市場から消えたのは15年以上前になりますので
入手困難なモデルです。年2、3台ヤフーオークションに出品されています。
今年は既に2台見かけました。
Yahoo!、eBay などのオークションに出品されるのを待つしかありません。
また、出品者がマニア垂涎のドイツ製だと知らずに出している場合もありますので、
ドイツ製、MADE IN GERMANY などの検索キーワードは禁物です。