マクさんの源泉掛け流し日記

南阿蘇村のマクガイバーことマクさんです!弐寺・広島カープ・温泉・ビール・旅行などのネタを不定期掲載!祝17周年♪

らまけっつ

2010年05月24日 | 北海道
ラマです


器用に座りますねw



お馬さんやワンちゃん・アルパカ・ラマは普通にいたけど



羊や牛は最近宮崎県で問題になってる「口蹄疫」への配慮で
あまり見られませんでした




はやく解決するといいですね

温泉が泣いている

2010年05月24日 | 北海道の温泉
昨日初めて行った温泉施設



小金湯温泉 「湯元小金湯」



隣りの「松の湯」は経験がありましたが
ここは初めてなので一度試そうと思っていました。


一言・・・・


設備はきれい
お 湯 最 低         です


期待半分でしたが完全に大ハズレでした。


「温泉」や「湯元」とは名ばかりの
毒々しい循環カルキ風呂。温泉という言葉を馬鹿にしてますね!


設備は一見きれに見えます


食事処やエステルーム・大画面TVなんかも今風です。
タオル2枚貸出 日帰り入浴¥900 靴箱鍵と引き換えで
ロッカーのカギを渡すシステムも”いかにも”現代風

その割に脱衣所のロッカーは縦4段で一番下の段は
しゃがんで着換えろと?というありさま

多くの客を効率的にさばきたいという意図でしょうかね・・

浴室内もこれまた今風

泡風呂にミストサウナ・乾式サウナ・あかすりルーム
日替わり薬湯 露天 壺風呂 寝湯

別に設備をどうのこうのじゃありません

お 湯 が 最 低 で す


循環ろ過式 完全換水は2日に一度 カルキ添加とイオン消毒


あまりの臭さに5分も入っていられませんでしたw


露天風呂にあった説明板によると
100年ほど前は効能を求めて多くの人が当時の定山渓鉄道に
乗って湯治に訪れていたとのこと・・・

そんな歴史のある
「お湯」は決して悪くないはず

成分分析書によると

単純硫黄泉 28.8度 の冷泉 ※外気温1.5度 無色透明
(自然湧出とのことだが湧出量の記載なし)

加温は仕方ないにしても
2日に1度しか掃除しない浴槽と循環ろ過で
人のアカに結合して繁殖した湯中のバクテリアを殺すために
さらに投入した殺菌剤(カルキ等)

これじゃあ、普通のお湯の方がまだましでしょ?

どこが温泉?

本来の効能は?

地中の自然成分は?


文明の利器を結集して出来たのは結局「温泉」とは到底呼べない
悲しい源泉の「死骸」でした・・・・

温泉が泣いてる・・・



儲けるための経営者の考え方といえばそれまでですね。
実際、客は多く繁盛しているように見えました。

「お風呂健康ランド」が悪いとは言いません。


しかし「温泉」「湯元」を名乗りながら
このお湯への仕打ちは、自然への、先人への冒涜だと感じます



個人的考えですが

もし湧出量が少ないのなら
少ないなりの規模で営業してほしいです。

少ないなりの小さな浴槽で、
循環をせず掛け流し、そして病を持つ湯治者のために
冷泉といえども源泉を張ったさらに小さな浴槽を用意する。
洗い場のシャワーを最低限に抑え、合成シャンプーをやめ、
川への排水を少しでもきれいにする努力をする。

朝里川温泉にも言えることですが、
湧出量は限られているのに、複数の旅館が
我先に汲み上げている現状。当然枯渇の危険もあります。

お湯がだんだん少なくなってきたら
掛け流すこともできず、下手に規模が大きいため
循環でお湯を使いまわすしかないってカラクリです。

これは日本全体にも言えるかもしれません・・・


温泉は自然からの贈り物です

土地の所有者が権利を持っているのは分かりますが、
その土地だけじゃない多くの自然の営みの結果なのです。

アイヌの人たちは温泉には神様が住むと崇めていました。
エゾシカやクマなどの動物も人間と同じようにお湯を使いました。



大切にしてほしいです・・・・









敷地内にある樹齢700年と言われる大きな桂の木と
不動明王像と地蔵尊だけは良かったです。