Asianwalker

アジアの路地裏から

2010年7月17日~19日北海道2

2010年07月28日 | 日本
小樽から30分ほどで札幌に到着。最後に来た13年前と違って札幌駅が新しくて巨大な駅になっている。





駅前からの眺め。





ホテルへは歩いていける距離である。途中に赤レンガの北海道庁があるので見学する。














歴史を感じさせる赤いレンガが北国らしい。








内部は北海道の歴史や風土を紹介する博物館となっている。





北方領土の歴史についてとても勉強になった。





知事の執務室。








外の眺め。





宿泊先の札幌グランドホテルは道庁からほど近い場所にあった。









1934年に北海道初の洋式ホテルとして建てられた歴史のあるホテルらしい。東京でいえば帝国ホテルのような存在であろうか。


札幌のホテルで最も泊ってみたいのは「いるかホテル」であるのだが、いろいろ調べても存在しなかった。









昭和天皇もご宿泊され、かつては北の迎賓館と呼ばれた由緒あるホテルらしい。






ニューヨークヤンキース一行も滞在したらしい。札幌まで何しに来たのであろうか?野球をしに来たのに決まっているが、1955年に札幌でメジャーリーガーが野球をするとは、その時代から札幌の野球熱は高かったようである。






開業当時の写真。






この歴史あるホテルに関する資料館があり、興味深く拝見する。最近、札幌も東京と同じく外資系の豪華ホテルの開業が相次ぎ、歴史あるホテルが苦戦していると聞く。しかし、札幌は観光都市である。観光シーズンはどこも満室である。今日も満室らしい。






部屋は老朽化を隠せないが、どうせ帰って寝るだけである。十分である。






部屋からの眺め。街中の高層ビル群に囲まれており、古いホテルであり、高層建築では無いので、見晴らしは良くない。






荷物を置いて身軽になった所で、札幌の街歩きを開始。

まずは、ホテルの近くにある札幌の象徴ともいえる時計台に行く。












初めて札幌に来た時もなかなか見つけ出すことが出来なかった。今回も危うく通り過ぎてしまうところだった。






緑が美しい大通り公園に出る。そこかしこにビアガーデンや屋台がオープンしており、北海道の短い夏を楽しもうとする地元の人たちや観光客で賑わっている。






札幌テレビ塔。






大通り公園から地下鉄に乗り、終点の福住まで行って、さらにバスに乗り、羊が丘展望台に到着。









遠くに札幌の市街地、すぐ近くには宇宙船か巨大UFOのような札幌ドームが見える。









羊が丘展望台なのだが、肝心の羊がいない。今回は男二人旅だが、いつの日か綺麗な形の耳を持つ女性と一緒に羊をテーマに北海道を旅したいと長年思っているのだが、残念な事に未だに実現していない。






羊がいない理由が分かった。口蹄疫の流行である。ここは多くの観光客が訪れる場所である。宮崎県の人たちが来る可能性も大いにある。宮崎県の一部で流行してあの騒ぎ、あれだけの被害である。北海道で同じ事が起きたらと想像するだけでぞっとする。






札幌の市街地が見渡せる展望台にクラーク博士の像があった。「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」北海道の人々ならず、日本人の心に深く刻まれた言葉である。






クラーク博士は大人気である。大勢の観光客が写真を撮り合っている。外国人も多いが、外国でも有名なのだろうか?






日本各地には江戸時代から続く藩主、殿様がおり、現在に至るまで地元の人々の尊敬を集めており求心力がある。

しかし、歴史の浅い北海道にそのような存在はいないであろう。クラーク博士は北海道民の父ともいえる存在なのであろうか。北海道に対して何の業績があるのかよく分からないが、帰り際に発した、一言で歴史に名を残す事になった。


クラーク博士の像から離れた場所に、興味深いモニュメントがあった。






日ハムが東京から札幌に移転したのを記念して、記念すべき最初のゲームに出場した監督・コーチ・選手達の手形がある。






初戦を見事勝利で飾っている。西武相手に1-5の勝利。勝ち投手金村、負け投手松坂。確か松坂の親は稚内の出身だったはずである。松坂は東京生まれの都会っ子だが、あの強靭な肉体は北海道出身の親から受け継いだものに違いない。因縁を感じずにはいられない。







ヒルマン監督。北海道の父がクラーク博士なら、北海道プロ野球の父はヒルマン監督である。初優勝時の「シンジラレナ~イ!」はクラーク博士の「Boys, be ambitious」と並び北海道民の心に深く刻まれた言葉となった。






東京時代は弱小チームだった日ハムも札幌移転、ヒルマン監督に率いられてからは常勝軍団へと変貌を遂げた。ヒルマン監督はクラーク博士の生まれ変わりかもしれない。



ミスター日ハム田中幸雄。






横浜から移籍の守護神横山。ハマの小魔人が北の大地で大魔神へと成長を遂げた。






初戦を松坂と投げ合い見事勝利したエース金村。






そして、メジャー帰りの新庄。この男がいなかったら、今の日ハムの盛り上がりは無かったであろう。北海道に来た時も風のようにやって来たが、去り方もまた風のようであった。ひとつの場所に留まることのできない男なのであろう。






「ピーエル~、あおがく~、とうしば~、つぼい~。」by日ハム応援団。野球エリート街道の坪井。






サムライ小笠原。きちんと日ハムを優勝させ自分の仕事を果たして巨人へと移籍した。







ここから1時間に1本、札幌駅への直通バスがある。最終は16時45分と早い。乗り換えせずに行けるので、もう少しここにいたい気もするが戻る事にする。






ホテルに戻り、休憩をした後は夜のすすきのへと繰り出す。18時19分なのにまだ外は明るい。






札幌といえば、ジンギスカンである。教えてもらった有名な店に行く。









本場のジンギスカンは肉をタレに漬け込んであり、クセが少なく美味しい。羊肉が苦手なO君も美味しく食べることができた。

羊の刺身もあり、くせもなく食べやすい。






すすきのは道路を封鎖してビアガーデンが続いている。北海道限定のサッポロクラシックというビールがとても美味い。クリーミーで喉越し爽やかでさっぱりしている。何で北海道限定なのだろう。こんなにおいしいビールならどこでも売れるはずである。












すすきのの夜の賑わいは新宿以上である。北国の人たちは夏を楽しもうとする気持ちが人一倍強い。









最後のシメはやはり味噌ラーメンである。教えてもらった店は大行列であったので、ラーメン横丁の店で食べる。






やはり、札幌で食べる味噌ラーメンが一番美味しい。


1日目終了。

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