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偽装大国

2013-04-02 01:59:58 | 日記

       激安「うな丼」


 
最近の日本では、食品偽装大国「中国」の報道が相変わらずひどいです。先月、上海の黄浦江で一万頭の豚の死骸が流された事件を受けて特にひどくなっているような気がします。P

中国の猛毒食品とかの報道は、2007年頃の毒ギョウザ事件以来から、日本では盛んですが、気にし始めたら食べれるものは何もありません。TPP参加を意識した誇張報道と言う人もいます。
 しかし、中国国民自体もかなりのパニック状態に陥っています。特に30万人の被害者を出したメラミン混入粉ミルク事件以来、食品偽装批判の報道も顕著で、赤身を増す薬品を豚肉の餌に混ぜる行為や、残飯や下水道の廃棄油から再生される「地溝油」の流通や、大量の保存料や添加物で長期保存を可能としている加工食品等の存在も有名です。そのためか富裕層は国内製品を信用せずもっぱら外国製品を愛好します。原発問題以前は安全安心の日本製品も人気でした。
 中国で2007年7月ごろに話題となった「段ボール肉まん」は、北京テレビの情報番組『透明度』がやらせで偽装食品の報道をするために作った話で、偽装食品報道自体が偽であったという結末でした。
 
 食品の監督を行う当局にお金を出せば証明書が入手できるというワイロ社会です。食品安全問題の背景には、やはり官僚の腐敗もあるようです。中国浙江省商工部門が2013年1月13日に市場で販売されているフカヒレを調査したところ、9割がゼラチンを固めた人造フカヒレであって、中国全土で見ると4割のフカヒレが偽物と言われ、それは日本にも輸出されているそうです。J

(日本の報道では、2010年、フカヒレの原料のサメ漁がそれまでの大西洋、メキシコ湾に加え、太平洋でも禁じる法律がアメリカで成立しており、カリフォルニア州では今年7月から、フカヒレの所持・販売がハワイ州などに続いて全面禁止となるなど、欧米で絶滅の危機にあるサメの漁を禁じる動きに中国当局が対応するタメにした「フカヒレが偽物報道」だとも言われています。)

 

しかし、実は、日本の中国食品偽装報道自体が、TPP参加を意識した偽装報道と言う側面もあるようです。

中国から輸入される食品については、平成23年度において、633,733件の輸入届出件数に対して278件の食品衛生法違反があり、違反率は0.04%でした。輸入件数が一番多いから誤解されていますが、率でみると、まったく信じられないことですが、中国からの輸入食品の違反率は平均0.06%より低く主要輸入国の中では一番安全だったのです。平成16年から8年間の統計でも中国の違反率は0.4%でした。一方、アメリカからの食品輸入は、8年間の平均でも、アメリカは中国の1.9倍の0.76%の衛生法違反が発生しており最悪でした。

また、かつて、韓国などでは狂牛病疑惑が騒がれたアメリカ牛肉ですが(アメリカ畜産はホルモン処置増産で汚染されていることも批判されますが)今日の日本ではその批判さえも全くなく、いつの間にか安全なオーストラリア牛肉に取って代わるようです。蝋燭デモ」(촛불 시위) 約100日間続いたアメリカ牛肉輸入再開反対の韓国デモ(2008年6月10日)。韓国で蝋燭デモがさかんになったのは、2002年アメリカ軍車両に中学生2名がひき殺された事件への抗議運動からと言われます。

 

 

一方、TPP参加で、アメリカからの食品輸入が、今後大幅に増されることも予想されている日本です。日本では、人造「イクラ」やカニ肉もどきの「カニかまぼこ」等も有名ですが、それらは、偽装ということではもうなく、一応、安全な人造食品として普及しています。昔のような果汁の入っていないジュースやチクロやサッカリンなどの有害甘味料の使用も減りました。

 昔の日本では、食品偽装は結構ありましたが、日本では批判が自由なので、マスコミ批判や消費者運動が日本企業のモラル意識を高めてきました。その結果、今日の中国のような極端な、食品偽装は、日本ではかなり減りました。やはり批判できる自由が重要だと思います。P

 近年でも、日本では食品偽装に対しては、厳しく批判がされています。
 2000年6月25日、大手の雪印乳業の大阪工場で製造された「雪印低脂肪乳」を飲んだ子供が嘔吐や下痢などの症状おこす事件がありましたが、関連企業の雪印食品は、2001年にオーストラリア産の牛肉を国産と偽り、北海道産の牛肉を熊本産や奈良産と偽っていたことが暴露されました。
 食肉では、2004年、フジチク・ハンナンなど食肉業者は外国産牛肉を国内牛と偽り、国内産牛肉処分で国から受け取れる補助金を詐取する事件がありました。
 また、2007年に有名料理店の船場吉兆本店料亭で、佐賀牛を但馬牛・三田牛と偽った事件があり、さらに前の客が箸をつけなかった刺身を次の客に回していることも発覚し批判がされました。
 
 2005年、中国、北朝鮮で採取されたアサリを国内産と表示した事件や毒ギョウザ事件の2007年から2008年にかけて、中国産ウナギ、台湾産ウナギの日本国産偽装の告発が日本で多発しました。汚染の中国産の問題を隠蔽するためか、日本の業者が偽装という悪知恵を追加したために、食品問題を一層悪化させたような気がします。

 うなぎと言えば、先日、スーパーで中国産のうなぎが安売されていましたが、今日の中国うなぎの中には、もう日本産のうなぎと変わらない高価な値段(一匹1,500円)ものさえありました。P

以前は、「吉野家」や「すきや」で安い「中国うなぎ」が提供され、高級食の「うなぎ」が、すっかり牛丼並みに大衆食化した日本でしたが・・・。ワンコインランチが流行り、激安牛丼が普及するデフレ大国の日本ですが、かつて「中国うなぎ」でもたらされた「庶民の味」も値上げされるようです。

 日本の養殖ウナギの出荷量は10年前の市場の10分の一程度に減り、取引価格は10年前の約10倍にもなったと言われます。天然のニホンウナギも養殖の稚魚のシラスウナギも環境省から「絶滅危惧種」に指定されているのだそうです。背景にあるのが稚魚であるシラスウナギの不漁で、近年の不漁では密漁者すらあまりにいなくなってしまったそうです。

 そんな日本のうなぎ市場の高騰を、救ったのが、「中国うなぎ」でした。ウナギ養殖を行っている国は、日本、台湾、韓国および中国の4か国ですが、養殖ウナギの種類は、日本、台湾、韓国は、ほぼ全量がニホンウナギです。

 中国では、沿海部ではニホンウナギの養殖もありますが、ニホンウナギの稚魚不漁を契機に、ヨーロッパウナギの養殖技術を中国が独自に開発(「流水養鰻」)し、中国内陸部でヨーロッパウナギの養殖業が急拡大して、1997年頃から、爆発的に低価格で日本に輸入されました。

   「中国うなぎ」の輸入に反比例して、かつては価格が大幅に下がった日本の「うなぎ」

 しかし、2007年の第14回ワシントン条約によって決議を受けたヨーロッパウナギは、国際取引が、2009年から規制もされました。ヨーロッパウナギの稚魚を養殖してできる「中国うなぎ」の生産と価格事情も、これにより大きく変わりつつあります。

 最近の日本では、中国を偽装大国と批判し、「中国のウナギ稚魚乱獲が絶滅の危機を招いた」とか、うなぎ水銀汚染事件や産地偽装のうなぎの報道ばかりが、紹介されますが、かつて、日本で普及した低価格うなぎは、殆どが中国養殖のヨーロッパウナギで、ニホンウナギ稚魚の乱獲に日本業者も参加し、低価格うなぎを輸入したのも日本業者で、食べたのも殆どが日本人でした。中国のモラルだけの問題ではなく、日本の業者がそれを仕向けて煽った結果というのが真実でした。(食品だけではありません。在日中国人の偽装結婚によるビザ取得なども、日本人の行政書士と戸籍提供する日本人の不正で、中国人に広まったと言われます。)


(日本での最近の食品偽装といえば、福島近郊の農作物の規制はされたものの、汚染水を海に流した影響で、放射能汚染された魚類については、例えば2011年12月14日のグリーンピースのスーパーマケット調査などでは販売されていた魚の全60サンプル中34サンプルから放射能汚染が検出されました。多くは規制を逃れて販売されていたのです。しかも、日本近海で水揚げされた魚をタイやベトナムで加工したものはなんら検査も実施されていないそうです。
 原発安全を偽装する日本は、べトナムに原発技術を輸出し、アメリカと同盟して中国にも原発の売り込みを積極的に行ってきました。(中国初の原子炉の圧力容器は日本から輸入したものでした。)今後は、トルコにも原発を売り込む方針と言われます。

また、中国や韓国の各種の偽装を盛んに批判する日本ですが、戦前は、今日の中国や韓国を超える程に、日本の歴史も極端に偽装されたものでした。紀元前からの大和民族の歴史さえも創作し、偽装した暦さえ立法化し、植民地化を併合と偽装し、戦争さえも事変と偽装しました。)


 偽装がはびこる背景には、不当利益の追求があるようです。
 近年の中国では急速な格差に人心が翻弄され、もう「儲かれば、何をやってもいい」との、利益至上主義や拝金主義がモラルの低下を生み、「偽装食品」や「食品汚染」を生む原因でもあると言われます。
 しかも、それを取り締まるはずの当局の役人が、金で買収されて機能せず、その役人を取り締まるはずの政府・官僚もまた、ワイロと汚職で本来の機能を喪失しているようです。

 しかし、利益至上主義や拝金主義は、本来的には資本主義社会の本質であり、社会主義や共産主義の思想では、従来否定されてきたものです。
中国に限らず、マルクス主義者は「資本主義的生産の目的は剰余価値の追求である」と生産手段の私有による搾取利潤を批判し、社会的に有害な生産物を批判し、戦争や兵器を批判し、収奪を行う地代や利子を批判し、実体的に価値を生まない株や土地のような市場の利潤を批判してきました。資本のためにする生産(もうけをうみだすことが自己目的になった生産)を批判し、その歪んだ生産関係がもたらす労働疎外さえも哲学的に批判されてきたもののはずです。社会的存在である人間の精神側面にとって大切なものはお金で買えないものばかりですし、欺瞞で富める者は決して幸せにはなれないのです。しかし、それらが全て、近代中国では逆立ちしています。

 今日の中国においては、かつてのソ連と同様に、共産主義の理想を信じている人さえ、もう刑務所と労働教養にしかいないのかもしれません。

 かつて平等の実現を理想とした「社会主義・共産主義」を目指した国家は、株式制、私有制、外資を導入し、労働者を圧迫し、最悪の不平等社会と拝金社会を実現して、共産主義の理想と全く相反する道を走っていくかのようです。(かつて中国文革の総括の際に言われた封建社会の遺産が偶像崇拝を生んだ過ちを、北朝鮮は今日も繰り返し、封建国家の遺産である政権の世襲制を復活させたように、中国は資本主義社会の遺産の拝金主義を復活させ肥大化させたのでしょうか?

 それと同時に権力も肥大化し、官僚支配権力が指導権を握って離さない社会が、言論の自由を奪い、抑圧の鉄鎖のほかに失う何ものをも持たない人民に『民主主義を勝ち取ること』をさらに困難にさせているようです。
 
 もはや、国家制度(共産国家)自体も偽装化してしまったのでしょうか? P


 

 

 

 

国家制度を批判する言論の自由など人民にはないと言っているようです?


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