泉野アーカイブズ・図書館問題研究所 in 石川県

石川県に未だ皆無の文書館の開設と図書館サービス改善を目指す、利用者市民・行政関係者すべての人々の交流の場です。

埼玉県文書館の30年

2005-12-28 09:30:32 | Weblog
 先日市立玉川図書館でコピーしてきた埼玉県文書館紀要「埼玉県文書館の30年」1を読み、小生作成の文書館建設史年表の埼玉県の動向の欄に打ち込む作業を開始。石川県の(公)文書館建設運動の歴史を調べる過程で、他県、先行・既設県の建設・設置の動きを調べておくことは当県の動きを評価する上で欠かせない作業。
11月に実に拙いレポートを提出したが、その際こうした他県の動向についての調査が足りなかったことを痛感したので 遅まきながらの作業である。しばらくかかりそう。

開設の言葉

2005-12-27 11:46:03 | Weblog
 はじめまして

 石川県には 未だ「文書館」というものが開設されていません。
 「文書館」は、国や地域の文化、歴史、市民の利益にとって必須の情報を記録化して集積・利用するための総合的公共部門です。
 小生は公共図書館をはじめ様々の情報データベースの恩恵を被って市民運動のための情報取得、私的興味関心・利益を享受してきた金沢市民ですが、利用者の立場から主に公共図書館サービスへの不満を感じ苦情を申し立ててきたことから、この問題に突き当たりました。
 石川県は「天下の書府」を誇りにしており確かに近世までの古文書、歴史文化遺産の収蔵は量、質ともなかなかのものでしょうが、近・現代のそれの収集・保存は未だしのはずであります。とりわけ、そうした記録の保存・利用を市民の利益のために総合的に管理する「文書館」を未だに持っていないのはそろそろ当県の恥となっておるのではないかと思います。。石川県郷土資料保存研究会を先頭に、関係者の皆さんが、県議会・知事に約四半世紀にわたって開設を働きかけてきたのにも関わらず開設の計画もないのですから。
 すでに北陸中部では県立(公)文書館の未開設は石川県のみになってしまいました。(全国では約3分の2の都道府県が開設)
 あわせて旧態依然の県立図書館施設・サービス・職員モラールの抜本的改善も早急に望まれます。
 こうしたことは、ただ行政の責任を追及していればすむのではない、県民、市民自体の自覚の、見識・能力の問題、連帯能力の問題ではないかと愚考します。
 2005年を終えるにあたって、これまでの経験と約半年の学習をもとに、個人で、おっとり刀で開設しました。
 これまでの小生の取得した情報をアップしつつ私見を述べさせていただきますが、このブログを見られる皆さん忌憚のない意見、感想、質問、情報提供を歓迎します。すべての皆さんと手を携えて県立、市立の文書館の開設に少しでも寄与できればとの思いです。
 なおこのブログの運営・その他あらゆる事項に関する 疑問・苦情の提起、提案、批判を歓迎します。提案者の希望に沿ってですが それを原則公開して議論していきたいと思います。このブログのアカウンタビリティを重視したいと思います。