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東アフリカ・マー系文化のヴァーチャル・ミュージアムのウェブログ

『リビング静岡』「先生の研究教えて下さい」で紹介

2008-11-29 | お知らせ
静岡市、焼津市、藤枝市で配布されている女性のための生活情報誌『リビング静岡』(静岡リビング新聞社発行)1149号(2008年11月29日号)の「先生の研究教えて下さい」でわたくしの研究が紹介されました。

『リビング静岡』ホームページ

「先生の研究教えてください」


一般公開シンポジウムのお知らせ

2008-11-25 | お知らせ
このたび、静岡県立大学グローバル・スタディーズ・センター(CEGLOS)と大阪大学グローバル・コラボレーション・センター(GLOCOL)の共催で一般公開シンポジウム「世界各地の食事情に学ぶフード・セキュリティの未来」を下記要領にて開催いたします。

ふるってご参加くださいますようお願いいたします。

宜しくお願い申し上げます。


            記

静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター大阪大学グローバルコラボレーション・センター共催
一般公開シンポジウム in SHIZUOKA

■世界各地の食事情に学ぶフード・セキュリティの未来
ホームページはこちら

■日時:2008年12月6日(土)13:00─18:00

■会場:静岡県立大学小講堂
http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/

■シンポジウムの趣旨(一般聴衆向け説明)
 グローバリゼーションによって南北間の貧富の差が拡大した現在の世界において、「フード・セキュリティ(食糧の確保)」は人類共通の重要な課題といえます。
 フード・セキュリティが問題化されるときは、国家レベルでの食糧安全保障に注目が集まり、世界各地の民衆が創り上げてきたフード・セキュリティに関する議論は、忘れさられてしまいがちです。そこで、わたしたちは、「人間の安全保障」の考え方にしたがって、食糧についても、国家のセキュリティから人々のセキュリティに視点を移すことを試みます。
 この一般公開シンポジウムは、静岡県立大学CEGLOS と大阪大学GLOCOL の2 つの研究センターを中心として、開発学、人類学、国際法学、地域研究などの様々な分野の研究者が学際的に組織するものです。アメリカ(アラスカ)、カナダ、ブータン、ベトナム、インドネシア、ロシア、フランス、ケニアなどの世界各地で暮らすごく普通の人々が、それぞれの地域社会のなかでどのようにフード・セキュリティを維持しようとしているのかということについて、最新の現地調査の成果に基づいて紹介します。そして、こうした草の根レヴェルの民衆知から学び、それらを比較することによって、世界各地の地域社会の食事情に根ざしたフード・セキュリティの未来を展望します。
 当日は、大阪大学GLOCOL・国立民族学博物館から総勢6名の研究者が来静し、海外調査に基づく最先端の研究に触れることができます。グローバリゼーション、セーフティ・ネット、フード・セキュリティ、貧困と飢餓、食文化、人間の安全保障、国際開発などに関心をお持ちの方のご来場を心よりお待ち申し上げております。

■パネリスト
上田晶子(大阪大学GLOCOL特任准教授・開発学)
住村欣範(大阪大学GLOCOL准教授・ベトナム地域研究)
ス・チンフ(大阪大学GLOCOL特任助教・生態人類学)
阿良田麻里子(国立民族学博物館外来研究員・インドネシア地域研究)
湖中真哉(静岡県立大学准教授CEGLOS研究員・アフリカ地域研究)
中川理(大阪大学GLOCOL特任講師・経済人類学)
岸上伸啓(国立民族学博物館先端人類科学研究部教授・北米先住民研究)

■ディスカッサント・座長
玉置泰明(静岡県立大学教授CEGLOS研究員・開発人類学)
伊藤一頼(静岡県立大学講師CEGLOS研究員・国際法学)
比留間洋一(静岡県立大学助教CEGLOS研究員・ベトナム地域研究)

■プログラム
趣旨説明(13:00─13:20)
湖中真哉・上田晶子

第1部: 日々の食からフード・セキュリティを考える
座長:玉置泰明
発表1(13:20─13:40) 上田晶子 トウガラシ消費大国ブータンの食事情─トウガラシの入手と消費
発表2(13:40─14:00) 住村欣範 家の木、庭の葉―ベトナム農村の家庭における薬と食
発表3(14:00─14:20) 思沁夫 ロシア人の生きる戦略─経済移行期におけるダーチャの役割
発表4(14:20─14:40) 阿良田麻里子 灯油かガスか、薪のかまどか─インドネシアの燃料事情

休憩(14:40─15:00)

第2部: 国境を越えたフード・セキュリティの問題
座長:伊藤一頼
発表5(15:00─15:20) 湖中真哉 ケニア国内避難民の救援食糧と地域セーフティ・ネット
発表6(15:20─15:40)中川理 フランス・プロヴァンス地方の農と食─危機と新しい動き
発表7(15:40─16:00)岸上伸啓 アラスカ先住民社会における地球温暖化や国際規制による食糧問題

休憩(16:00─16:20)

第3部 パネルディスカッション
座長:比留間洋一
ディスカッサント1(16:20─16:35) 玉置泰明
ディスカッサント2(16:35─16:50) 伊藤一頼

パネリスト応答・総合討論(16:50─18:00)

■入場無料・聴講自由・事前予約不要(先着200名様まで着席可能)

■お問い合わせ先
〒422-8526 静岡市駿河区谷田52-1
静岡県立大学国際関係学部
湖中 真哉

                         以上