序章
地震、津波、そして原発事故による放射能汚染により大きなダメージを受けた福島県。そして南相馬市。
南相馬市原町区雫地区 電柱だけが何本も立ち並ぶ
第1回目開催の時に感じた中途半端な想いを吹っきりたい!もっと多くの方が参加し自分の想いを吐き出せる会議に
ならないと…。
そんな自分勝手な自論を説きながら、申込で下さる参加者の皆さんの活動やプロフィールを食い入るように眺める毎日。
新年早々福島第一原発4号機が一時間半に亘り冷却中止となり、それからしばらくすると今度は原因不明のセシウム
急増の報道。トラブル続き。復興への歩みをじゃましているのは原発事故による放射能汚染にる問題が本当に大きい。
南相馬市内で行われた原発反対のデモ
第1回「ふるさと復興会議」では「水」の配布をされている方も参加された
その度に奔老され、足元を救われ、大きなため息とともに下を向いてしまいたくなる。
だが、この地域にはそんな気持ちを何とか奮い立たせ地域に笑顔と希望を与えようと奮闘している地域で活動している多く
の団体や個人、そしてその辛さを自分の苦難のように背負い元気に支援活動に従事されているボランティアの皆さんがいる。
参加者の方に希望が持てる明るい情報を提供したい。その想いは日々強くなっていった。
そんな中、復興を願い精力敵に活動をしているMさんからある新聞を託された。
「THE FUTURE TIMES」創刊号
新しい時代のこと
これからの社会のこと
未来を考える新聞
さっと目を通し仕事をするつもりが1ページ目からそれは無理になった。
その内容の充実さ、求められている問題、その応え(答え)を導く情報が見事に記されていた。
人と地域の活動が幾度も幾度も復興へと歩みはじめた皆の想いと重なる瞬間をみつけた。
読み進めていると地域の方の顔が浮かんでくる。
この新聞を参加者や地域の方に是非読んで頂きたい!そう思った。
南相馬市萓浜で撮られた女子校生の写真も掲載されている
新聞はあっという間になくなってしまい、手元にはスタッフ2人分しか残っていなかった。
記事の一部分だけでもコピーして当日きてくださる参加者に参考資料として配ることを願い、その事をMさんに告げた。
すると数日後、思いもよらぬ嬉しい返事が届けられた。
なんと「ふるさと復興会議」に編集長の後藤正文さんが参加して下さるというのだ。
しかも新聞も送ってくださるというありがたいお申しでまで頂いた。
第2回ふるさと復興会議開催までわずか数日前の出来事だった。
>>南相馬市ふるさと回帰支/援センターHPへ
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