ガソリン・スタンド2月号より
先ず、「腐食の恐れが【とくに】高いタンク」と「腐食の恐れが高いタンク」に分けられている。
この資料で見る限り、設置年数が40年以上のものについては設計板厚の違いが重要なポイントになる。
※わずかコンマ何ミリが運命の分かれ道?
以下は補助金の予算等について記された表ですが・・・
↑ 地下タンク漏洩防止規制対応推進事業(内示概要)
↓ 地域エネルギー供給拠点整備事業(一部条件付補助金制度)
所謂ガソリンスタンド過疎地、石油製品の供給不安地域は、ここでは置いといて・・・
例えば、設置年数が47年のモルタル6.0mmのタンクの場合、義務化される工事は
「FRP内面ライニング」 「電気防食」 または、「高精度油面計」 「SIR」となるが、ここで油面計などの常時監視システム工事を行っても3年後には経年50年を超えることになり再投資(2重投資)を行わなければならなくなるため、選択肢は「FRP内面ライニング」 「電気防食」 の2つになる。
FRPは工事も大掛かりで営業しながらというのも困難だが、電気防食なら費用も比較的安く済み営業しながらの工事も可能なようなので、「よし!電気防食で行こう!」と思ったら・・・おっとっと(汗)
「地下タンク漏洩防止規制対応推進事業」の表に※が付いている。
※1 腐食の恐れが【とくに】高いSSが対象
※2 腐食の恐れが高いSSが対象
┌|゜□゜;|┐ガーン!!
常時監視システムなら補助金が出るけど、FRPや電気防食なら出ないぢゃん!
く("0")>なんてこった!!
いやいや。ちょっと待った~!
だいたい年数で区切るって~のも、いってぇどんな根拠があるってぇんだ?
20年ちょっとで漏れてるヤツもあるでよ。
配管を含めはったらもっと頻繁と違いますやろか・・・
50年近いモンでも、掘り出したら何ともなって無いヤツもあるらしいで(笑)
そもそも、この法規制の第一の目的は何でしょう?!
「地下タンクからの漏洩を防ぐ」と違いますのか!!
それやったら、FRPか電気防食でしょう!!
常時監視システムは、漏れを防ぐ役目は果たしませんよ。
漏れ、たら、それが直ぐに分かるってだけです。
2/12 燃料油脂新聞より
「地方・山間地ばかりじゃない・・・都心で拡がる“SS過疎”」
地方や山間部は、供給不安地域として国が救済してくれるけど・・・
つづく
ジョモにはない素材だ
気に入りました~よ
ところで
masumiステーションでは
どのようにしますの?
ヤル気は満々
て、いうか。
ゆうきさんとこって、供給不安地域?
と思います
補助は貰えないので
何をしても自腹
うちは二年後に
四十年だから
統計学なんじやらを
して
五年程したら
やめようかと
思っています
今からだと7年
後はバイク三昧で
過ごしたいなって
それまでに
ロト
頑張ります
それで
masumiステーション?
どうしはります
えっとな、一応言うとくけど
masumiステーションやのうて、こうちゃんステーションやさかいな。
masumiさんの一存では決まらへんのんよ。
でな、正直に言うとやな
こうちゃんは続けたいと思ってるけど、自腹の部分で悩んでる。
masumiさんは、出来たらやめたいケド、おじいちゃんおばあちゃんたちのコト考えたら、自腹切ってもやれるとこまではやってあげようかな?と思わなくも無い。
ケド、腹の立つ客の相手したあとは「アホらしいてやってられるかい!」ってなる。
で、最初の「出来たらやめたい」ってのは、体調の悪い時も用事がある時でも休めないのが嫌やからなんで、そこがクリアできたら「続けてもいい」になる。
ケド、腹の立つ客の相手したあとは「アホらしいてやってられるかい!」f('_';ポリポリ(笑)
ということで・・・
どっちやねん?!でした(汗)
(過去に書いたと思うけど、非公開にしたかも)
今でも説明できない。
こうちゃんとの「赤い糸」だと思うけど・・・
「ガソリンスタンド」という「場」にも何か意味があるのかも?と今は思うようになった。
余裕が無いのはどこの業界でも全く同じで、消防法の規制が掛ってから動くところが殆どで、私のところも「いくら掛るの?」「内容を説明して・・!」という問い合わせでしっちゃかめっちゃかですわ・・・でも、補助金の話も「正式リリース」では無いし、猶予期間内であるしで、売り上げは全く無く、給与は「史上最安値」をずっと更新中です(泣)
余裕が有って、去年までに「高精度液面計」を付けた方には「早期割引」みたいなもんで、「1重殻タンク」であれば、年数に関係なく2/3の補助が下りていたんですがねー・・!
なんせ昨年は7月に全予算使い果たし、しかも「漏洩検査補助金」と同じ枠の予算だったため、年後半に期限の来る「漏洩検査」の方にまで「補助金が出ない・・!」という迷惑を掛けてしまいました。
そこで予算が別枠となり、「該当タンク以外は対象外」となったのですが、問題は「何本か時期をずらして埋設した」スタンドさんのような場合です。工事の経費は2回に分ければ1回で済ませた場合に比べ「倍近く」なるので、大変な負担増なわけです。
決断するなら、絶対早いほうが得なんですが・・・
問い合わせへの応対だけで・・・大変ですね(^^;
>給与は「史上最安値」をずっと更新中です
お気の毒です。
でも、今が辛抱の為所です!
もうすぐ、見積もりだ~契約だ~工事だ~で寝る間も無くなると思いますよ(^^)v
・・・ただ、給与がどこまで上がるかは保証できませんが(笑)
>決断するなら、絶対早いほうが得なんですが・・・
アドバイス、ありがとうございます。
月刊ガソリンスタンドにも「早い者勝ち」って書いてありました。
私は「鳴かぬなら・・・」のタイプなんですが、こうちゃんが「鳴くまで待とう」の人なので・・・横に居てたまにイライラするんですけどね(^^;
各方法の方法と長所短所を書いておきます。
①電気防食 各配管を絶縁フランジで電気的に絶縁し、タンク本体に直流電流を流す事により、腐食の進行を止める。
長所→タンク板材の状態が良ければかなりの効果が期待できる。
短所→古い構造のタンクだと配管絶縁を行うために、タンクスラブを大きく壊す必要があり、金額が一番掛ることが多い。又元々穴が開き掛けていたり、穴を何かが塞いでいたような場合には効果は無い。(状態が確認出来ない)
②FRPライニング
タンク人間が入り、内面を磨き状態を確認してからFRPを塗って補強する。
長所→唯一タンクを補強する方法で規定内の「穴」(大きさ、密度)であれば補強も認められる。
短所→人間の「侵入口」が無いスタンド用タンクだと侵入口を設置するところから開始しやや費用が掛る。又土台となる「タンク本体」は外面から腐食が進むので「半永久」では無い、工事中に規定以上の「穴」が見つかった場合、そのタンクは使用できなくなるが、その時点で大部分の工事は終わっており、そこまでの費用は掛る。
③高精度液面計 直径0.3mmの穴から漏れだす油を検知できる精度の液面計により漏れを監視する。
長所→場合によるが大体において、10年使用した場合費用が安く、営業しながら設置が可能。漏洩を自動的に検知出来る唯一の方法。
短所→「検査モード」に意図して入れないユーザーが居た場合、発見できない可能性がある。24時間営業でタンクを「全く休みなく出し入れ」している場合も同様。
④SIR 毎日の「始業時残」「入庫量」「出庫量」「終業時残」を統計会社のサーバーに送り(入力)漏洩の可能性の有る変化を知らせてくれる。
長所→初期投資が安いので(検査費用位)「いつでも辞める」「1年~2年程度しか使用しない」場合は有利。
短所→黒本等の運用で慣れたユーザーなどが「異変」を察知した場合、「使用できなくなっては困る」と手心を加えた数字を入力し、漏洩被害が広がる可能性がある。(地域消防に運用を委ねるとは、この事実を知っているということ、実際私の周りで数市の消防本部が「認めない」と表明している)
10年フルに運用した場合、月々の使用料金の合計は結構莫大な金額になる。
②はタンクを補強する。
③は漏洩を機械的に監視する。
④は漏洩を統計学的に監視する。
という、それぞれの考え方で、①②は「漏洩の可能性が特に高いタンク」、③④は「漏洩の可能性の高いタンク」に対応、①②のいずれかと③を組み合わせれば、「液相部検査が免除」(2重殻タンクと同等)という特典も有ります。
まあ、そこまで古いタンクにお金をかける方はいらっしゃらないでしょうが・・・
近年は不況で古いタンクを無理に使って、又金額の安さから、安い検査業者でいい加減な検査をして、「漏洩事故」が多すぎました。
油が漏れて土壌汚染となった場合、汚染した「土壌」は全て産業廃棄物として「焼却処分」しないといけないのは御存知でしたか?
正規の業者ですと1立米\150,000-程度は掛るはずです、私の知っているスタンドで、一億以上掛った現場を知っています。
液面監視が「1週間後に漏れても意味が有る」と言ったのは、この「被害」を最小限にという意味なのです。
従来の「漏洩検知管」だけでは「気がついた時には・・・」です、もちろん高精度液面計で監視できても「目をつぶっていた」では意味が有りませんが、無いよりマシだと思います。
「知る気になれば」検知出来るシステムなのです。
もちろん「対策を取らせる」より「日々の管理」のほうが重要なのですが、今回の消防法改正は「きちんと管理しているユーザー」程、強力で実力を発揮する「ツール」であると思いますが!。
いずれにせよ、「営業継続」の意思が少しでも有るのであれば、早めの対策のほうがかなり得するケースが多いと思います。
甘いと思われるかもしれませんが、株の格言で「人の行く 裏に道あり 花の山」というのが有りますが、みんながみんな「油の業界はもう駄目だ」と思ったところから、「油」でのし上がってくる人がいる気がしてならないのですが・・。
私ももう少し、業界にへばりついてみますかね(笑)