業転玉の販売政策は、元売によって異なっており、PBSSの販売網を展開しているエネルギー商社との間でPBSSに対する販売数量を定めて計画的に供給をしているもの、自社の系列SS数が少なく、十分な利益が確保できないので業転玉を販売せざるを得ないものなどがある。
このように、業転玉は、必ずしも余剰品という位置付けではなく、計画的に供給されている実態にある。
※平成25年7月、ガソリンの取引に関する調査報告書より抜粋http://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h25/jul/130723.files/130723honbun.pdf
石油元売会社は、系列SS向けに「系列玉」を供給し、一方、余剰ガソリンを「業転玉」として、小売市場へ恒常的に供給しており、そのウエイトは増加傾向。
※平成26年6月、石油販売業について<現状と問題点>総合資源エネルギー調査会・第5回石油・天然ガス小委員会説明資料より抜粋
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shigen_nenryo/sekiyu_gas/pdf/005_02_02.pdf
コスモ石油 精製能力半減へ(NHKニュース&スポーツ) - goo ニュース
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精製能力の削減と元売再編は政府の政策でもある。
そして供給網の維持も。
※マークを下ろさざるを得なかった地場業者も、(従来からの燃料店も、)立派なサプライチェーンです。