腕や足のしびれ、まひは歯が原因！？

　６月４日、「虫歯の日」だそうですが、語呂からきているのは歴然です。語呂が合っていると言っても合っているのは「虫」だけなのでこじつけに近いです。くだらない心配ですがこれで「虫の日」というのは６／４に作れなくなります。こういう語呂で作った記念日は当たり前でしょうが日本だけしか通用しないので世界に拡げることはできません。ちなみに正しくは「虫歯予防デー」です。

　歯のケアーは、一日3回のブラッシングをしてます。以前はブラシ部分の密度が多い歯ブラシを使い、さらに歯冠ブラシを使ってましたが、昨年から近所の歯医者さんのお勧めの歯ブラシを使い、さらに言われたように磨き方を変えたところ実に調子がいいのです。
　この歯ブラシは、岡山大学の先生が考案されたものらしく、見てもわかるように密度の少ないシンプルなものです。まずブラシの密度が少ないので歯の間までも歯冠ブラシをするように磨けるようになりました。磨き方は、消しゴムを使うくらいの強さで歯茎を擦るのが最適だと言われたのでそのようにしました。最初の何ヶ月かは出血が絶えませんでしたが今は全く出血しません。また口臭があると言われたことはないのですが歯茎を指でマッサージしてその指を臭ってみるとたまに臭いがすることがありました。それが最近はほとんどないんです。

　以前、歯科用合金アレルギーのことを書きましたが、近所の歯科医もそのへんのことは把握しておられ、そこではプラスティックに換えてくれるそうです。

この症状は様々で、腕や足のしびれやまひもあるようです。
ほかにも以下の症状が報告されてます。

・見にくい、目が痛い、目がうずくなど。
・皮膚が乾燥する、赤くなる、できものなど。
・鼻づまり、鼻水など。
・顔の痛み、顔がほてる、むくむ、水泡、ヒリヒリする。
・口内炎、メタリックな味がする。
・歯や顎の痛み。
・粘膜の症状（乾燥、異常な渇き）。
・頭痛（単なる頭痛のみならず記憶喪失やうつ症状まで）。
・疲労（異常な疲れ、集中力の欠如）。
・めまい、気を失いそうな感覚、吐き気。
・関節痛、肩こり、腕や関節の痛み。
・呼吸困難、動悸。

　鍼灸師の方はお気づきでしょうがこれらの中にはよく扱う症状もあり、手こずっておられる先生もおられると思います。歯医者によっては、そのへんを否定されるところもあり、ある患者さんにアドバイスし歯医者で見てもらうように言ったところ、そんな話は聞いたことがないとプラスティックに交換してもらえなかったそうです。
　ネットで「歯科用合金　アレルギー」と検索して調べればおわかりいただけると思いますが、けっこう関東地方の歯医者さんは積極的に取り組んでおられます。そういうこともあるので、確認して連携されることをお勧めします。

　またインプラントも恐ろしく、先日「歯科医院などで受けた人工歯根（インプラント）を埋め込む治療が元で、顎や唇のしびれやまひなどの障害が生じ、のちに歯科大病院などで治療が行われた例が２００９～１１年の３年間に４２１件」という報告が日本顎(がく)顔面インプラント学会より報告されてました。これもインプラントで使用する合金によるアレルギー反応と見るべきかわかりませんが、いくら技術が進歩しても人間にとって異物であることはかわりないのでやはり死ぬまで自分の歯でなんとかしたいものです。


　持論ではありますが、虫歯だけは自力で治すことができないので、予防に努めるべきと考えております。また歯と言えども全身に影響を及ぼす大切なものなので、歯以外の症状も聞いてくれるような信頼できる歯医者を見つけておくべきだと考えてます。本来なら歯科医は医師として医療を包括的に扱うのが自然で患者にもメリットだと思うのでそのへんの法律を変えるべきだと思います。