福茶

　師走というだけあってか、結婚したせいか、今年は特にゆっくりパソコンに向かっている時間がない。毎日があっという間に過ぎていく。

　さて、クリスマスも終わって正月用品の並んだデパート、お飾りや食料品を見ているだけで楽しい。今年はお節を作ってみようか、いや、せめてお重に詰めてみようかと思案中である。

　ふと、お茶売り場を通りかかると、”福茶”なるものが目に入った。裏返すと福茶の由来。
＊＊＊引用＊＊＊＊＊
福茶の由来
そもそも福茶の始まりはその昔人皇六十二代村上天皇の天歴五年諸国に悪疫流行し死する者其数を知らず　
空也上人之を憐れみ十一面観音像を作り車に乗せ自ら洛中を牽き歩き観音に供へし茶を病人に与へしに多くは一回にて悉く平癒せり
村上天皇之を聞召され深く其徳を嘉みさせ給ひ毎年元旦の暁と節分には必ず服し給ふを吉例とせり
これを王服茶と称し大福茶と轉化今日に及べり
諺に朝茶は其日の難を逃れると申されます福茶を召し壹年の計と富貴長命をお祈り下さい
福茶の召し上がり方
本品は土瓶一ト入れ分に成っておりますから熱湯をさしてお召し上がりください
元旦の暁と節分の夜は必ずお用い下さい
尚、常時お祝い事等にもご利用下さい
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　原材料は、茶、昆布、玄米、勝栗、大豆、黒豆、梅干、山椒とある。複雑な味がしそうだが、日本人にとっては馴染みの材料ばかりで、しかも体によくおめでたそうな内容だ。薬草茶のような味がするのかな。お正月に飲む楽しみができました。
　これ以外にもお正月に頂く為に美しくラッピングされた緑茶や、桜茶なども店頭に並んでいました。お正月に桜茶もいいですね。まだ寒い中、お茶碗の中でふわっと開いたピンク色の花びら、見るだけでウキウキします。そういえば、四弁桜の桜茶、いつか実際に飲むことができるかなあなどと思い出しました。
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/b7cff4b77724a5814442a14d4ad8913b

　今年も本当に残り少なくなりました。皆さん、お茶のお稽古ももちろん終わって次は初釜を楽しみになさっているところでしょう。１２月のお稽古では、今年の干支の亥の香合やお茶碗を使うことが多かったのではないでしょうか。去りゆく年を惜しみながらの使い方、”送り干支”。そして、今年の干支と来年の干支を取り合わせ使う”つなぎ干支”。去る年を惜しみ懐かしみ反省もしながら、来る年に期待を膨らませつつ、２００７年の一日一日を過ごしたいものです。
　今年は長くブログを休んだり、皆さまのところに伺うことができなかったにもかかわらず、温かく交流頂きまして、本当にありがとうございました。まだもう1回位書けるかなと願いつつ、結婚して初めての年末年始のため、早めですがご挨拶させて頂きます。皆様もよいお年をお迎えくださいね。来年もいいことがたくさんありますように！