茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

和菓子作り

2017-07-04 11:35:35 | おいしいもの
 今年も半分を折り返しました。早いものです。すっかりご無沙汰してしまいました。蒸し暑くなってきましたが皆様いかがお過ごしですか。

 もう夏休みも目前ですが、、、、春休みのお話です。
 娘と共に和菓子作りに挑戦しました。煉り切りでつくった菊です。食紅を混ぜた餡を丸めて、ラップでねじり、真ん中に黄色いめしべをつけるとそれらしくなりました。めしべは、小さくした黄色い煉り切り餡を丸い菊の中央に置き、木型で押すと出来上がり。この古い木型は代々受け継がれてきたものだそうで、本当に歴史を感じさせるものでした。
 娘は粘土細工と同じで、色々好きなようにねりねりこねこね、衛生上はなんともいえませんが、、、楽しいし、自分の口に入るのだからよしとして。いちごを作ってみたり、最後はパパのために富士山の形のねりきりを作っておりました。上には3776と富士山の高さを示す数字をのせたようです。(写真の一番右、ピントがずれていますが)なかなか大人には思いつかない発想です。

 本格的なねりきりの餡は一般家庭でつくるのは大変ですが、今回教えて下さった和菓子職人さんは家でも簡単に作れる餡を教えてくれましたのでご紹介します。

<家庭で作る簡単な煉り切り風あんの作り方>
1.市販の白あんに重量の10%の水溶きした白玉粉を混ぜる。
2.弱火で加熱しながら粘りが出るまでゴムベラで煉る。(5-7分程度)そのまま冷ます。
3.冷めたら乾かないようにラップで包んで保存(消費期限:冷暗所2日間)
4.食用色素などで好みの色に染めて形成する。

 桜の季節には、自宅で桜餅を作りました。これは数年前に作ってみたら案外簡単で、それ以来毎年作っているものです。桜餅には、道明寺粉で作った丸いものと、クレープのようなかわに餡が包まれているものとありますね。私は道明寺粉の方が好きなのですが、家で作ったのはクレープ風。自宅で作るとかわが分厚くなりますが、その分もちもち感があって、出来立てなのも手伝ってとってもおいしい。餡子は買ってきたものを丸めただけのものですが、塩漬け桜を飾れば桜餅らしくなります。ちょうどお茶のお稽古があったので、ひとつずつラッピングして持っていきました。皆さん、一つお菓子が増えて喜んで下さいました。



 和菓子も餡子を買ってきたりすればそれほど時間もかからず簡単にできます。皆さんも試してみてはいかがですか?自分で作った和菓子と共に頂く抹茶はまた別なお味がします。


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2 コメント

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元気です! (春旦)
2017-07-05 05:06:35
お久しぶりです・・・わたしも元気です
和菓子創り・・・これはお嬢ちゃんも遊び気分で楽しかったでしょうねぇ~!
ちゃ~んとパパの分も創ってあげたのがうれしいです
パパも喜ばれたでしょう~!
昔自分たちが茶事当番の時にどこまで手作りできるかと主菓子も干菓子も手作り・・・茶杓も竹の花入れもギ~コギ~コと水は熊本阿蘇までと・・・昔の茶人はきっとこうだったのだと・・・笑
桜も大好き・・・甘党男子ですから
でもやっぱりお店で買って来ますね・・・笑
ありがとうございます (m-tamago)
2017-07-12 12:40:05
春旦さん、ご無沙汰している私にいつもながら早々に温かなコメントをありがとうございます。
九州の方はひどい雨でしたが、大丈夫でしたか。
今年は暑さも酷いのでどうぞお大事にお過ごしください。

茶事ともなれば、なんでも自分で手作りしておもてなしするのが何よりのごちそうなのでしょうが、ちょっと歩けば買えてしまうのでついつい自分を甘やかしてしまいますね。
阿蘇の水、何よりのご馳走ですね~。

今の先生は主菓子を手作りで出して下さることが多いです。最近は水羊羹。甘みがちょうどよく美味しいのです。

お店で買う味と、手作りの味、両方味わいたい欲張りな私です(笑)

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