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将棋の名人がコンピュータに2度続けて負けました。
10年前には考えられなかった事実です。AIの人間越え
だと言う人もいますがそうでしょうか?
人間同士の戦いであれば、条件を同じにすれば公平に
戦っていると言えるでしょう。しかしコンピュータと
人間の場合は「同じ条件」の中身が違ってくるように
思えます。
そもそもコンピュータの場合は人間のように考えてい
るわけではありません。人間も場面評価をしてはいま
すが、コンピュータの場合は過去の棋譜や自分同士の
戦いなどによって場面評価を膨大なデータを基に評価
精度を高めています。
何手先の評価が出来るかはコンピュータ能力と計算時
間によります。コンピュータは桁違いの計算能力を持
ちます。車と人間の綱引きだったら車が圧倒的に勝つ
のは分かっていますから、そもそも一対一で勝負しよ
うとは思わないでしょう。
将棋の場合も計算だけはコンピュータの方が早いのは
当たり前です。なので、持ち時間が同じとは公平な勝
負とは言えないでしょう。人間とコンピュータが同じ
ルールで真剣勝負をするという歴史的役割云々と言わ
れた勝負は実は公平ではありません。
持ち時間に関して言えば人間1時間に対して1分位で
も充分かもしれませんが、世界コンピュータ将棋選手
権では持ち時間10分+10秒加算/1手で勝負をしてい
るのでこれは参考になるでしょう。
人間の持ち時間1時間に対してコンピュータ5分の試合
条件だったら、名人との勝負はどうなったのでしょう?
コンピュータの性能が上がったら時間をもっと短くすれ
ば良いだけで、そう言う条件でもコンピュータが人間の
ように考えて、勝てるようになれば本当のAIに近づいた
と言えるのではないかと思います。
500年後だったらそうなっているかもしれません。
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