m-family の 「PHOTO 日記 」

身のまわりの出来事を、写真とともにゆるゆる綴っています。
うまし うるわし 奈良から発信しています。

馬籠宿、妻籠宿

2016年10月06日 | 旅行


木曽路から信州へ・・・旅行しました。






馬籠宿



学生時代に来たことがありますが、家族旅行でも来ました。
今回は久しぶりです。





木曾路はすべて山の中である。
・・・
馬籠は木曾十一宿の一つで、この長い谿谷の尽きたところにある。西よりする木曾路の最初の入り口にあたる。そこは美濃境にも近い。
街道の両側には一段ずつ石垣を築いてその上に民家を建てたようなところで、風雪をしのぐための石を載せた板屋根がその左右に並んでいる。
宿場らしい高札の立つところを中心に、本陣、問屋、年寄、伝馬役、定歩行役、水役、七里役(飛脚)などより成る百軒ばかりの家々が主な部分で、まだそのほかに宿内の控えとなっている小名の家数を加えると六十軒ばかりの民家を数える。
(島崎藤村「夜明け前」から)



街道筋をのんびりと散策しました。
観光客は少なく、落ち着いた雰囲気を十分に味わいました。


駐車場近くに立ち食い蕎麦があったので、そこでお昼にしました。



立ち食いと言っても、前に床几が並べてあり腰掛けて食べることができました。
山菜がたくさん入って、もっちりした食感の美味しい蕎麦でした。


15分ほど山道を走って隣の宿場の妻籠宿へ。こちらは長野県になります。



ここは初めてです。


「お民、来て御覧。きょうは恵那山がよく見えますよ。
妻籠の方はどうかねえ、木曽川の音が聞こえるかねえ」
「ええ、日によってよく聞こえます。
わたしどもの家は河の直ぐ側でもありませんけど」
(島崎藤村「夜明け前」から)




静かで落ち着きます。
良い意味で観光地化していませんね。すばらしい場所です。




今回の旅行は台風が近づいていて天候が心配だったのですが、全く影響なく、むしろほとんど晴れの良い天気でした。




中央道に戻り、飯田から少し北に上がった松川へ。
去年も軽井沢からの帰りに立ち寄った農協の直売所で、りんごと梨をたくさん買いました。
ほんとうに安いです。


宿は昼神温泉です。



いい湯でした。
谷あいに広がる、思いのほか大きな温泉街でした。
けばけばしたところは全くなく静かなところでした。



翌朝、ここの名物の朝市をまわりました。盛大に行われていました。
早朝6時から8時までの文字通りの朝市でした。宿泊客の皆さん、早起きをして朝食前に買い物を楽しんでおられます。



またまた、りんごやトマトに野菜をたくさん買ってしまいました。




翌日は恵那峡へ。



恵那峡は80年前に木曽川をせき止めて作られた大井ダムによってできた人造湖です。



雄大な景色を楽しんだ後、湖の周りをドライブしました。



木曽川をせき止めたダム。大井ダムです。
大井ダム・大井発電所は、福沢諭吉の養子(娘婿)で、日本の電力王ともいわれた福沢桃介が手がけたものだそうです。
見学できるとのことで、下の駐車場にクルマを置いて、歩いてダムサイトに上りました。
しんどかったけど上った甲斐がありました。迫力がありました。


帰路に就いたのですが、まだまだ時間が早いので竜王のアウトレットパークに寄り道しました。



平日なのと台風が近づいているので空いていました。
敷地が広大なので、一回行っただけではとても全容を把握することはできません。今回は、垣間見たという程度でした。

まだまだ時間は早かったのですが、ぼちぼち雨が降り出してきたので、再び名神に乗りわが家に向かいました。




今回の旅は総走行距離、593.3キロ。東京への片道ぐらいの距離。岐阜、南信州はとても近いですね。
平均燃費は、リッター31.6キロ。まあまあエコかな。


いい旅でした。

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