原題: HOME ALONE
製作年度: 1990年
別題:-
製作国・地域: アメリカ 上映時間: 102分
監督:クリス・コロンバス
製作:ジョン・ヒューズ
製作総指揮:マーク・レヴィンソン、スコット・M・ローゼンフェルト
脚本:ジョン・ヒューズ
撮影:ジュリオ・マカット
作詞:レスリー・ブリッカス
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:
マコーレー・カルキン ケビン
ジョー・ペシ ハリー
ダニエル・スターン マーヴ
ジョン・ハード
ロバーツ・ブロッサム
キャサリン・オハラ
デヴィン・ラトレイ
ジョン・キャンディ
クリスティン・ミンター
キーラン・カルキン
アンジェラ・ゴーサルズ
オススメ度:★★★★★
ストーリー:
ある一家が総出でパリに行くことになった。ところが息子のケビンだけは、出発のどさくさで、独り屋敷に取り残されてしまう。初めての一人暮らしに浮きたつケビン。そんなおり、留守だと思った二人組の泥棒が屋敷を狙ってきた。ケビンは家を守るため、男たちの撃退作戦に出るが……。
コメント:
この映画を初めて観たのはいつだっただろう?
僕がまだ子供のとき、ビデオ録画した本作を何十回と観たのを覚えている。
そして十数年が経った今。
その面白さは全く薄れることなく、大人になった今でも存分に楽しませてくれる作品であることに変わりはなかった。
まずなんといっても設定がおもしろい。大家族で旅行のために、親戚の家族が全員集合。あろうことに旅行当日に全員が寝坊のハプニング。たまたま屋根裏に寝かされた一番末っ子のケビンは、みんなに忘れられてひとりぼっちでお留守番という、ありそうであり得ない設定が絶妙だ。そりゃ親も忘れてしまうわなっ!って感じのドタバタ加減で、ある意味納得してしまう。
そしてそんな折に登場するおマヌケ泥棒コンビのハリーとマーヴ。この二人の学習能力の無さと、オーバーリアクションを見せられては例え悪人だろうと恨む気にはなれないところがまたいい。最終的に地味に痛めつけられるシーンが続くので、彼ら二人に同情する人も多いはずだ。
本作のラストではケビンが自分の家の構造を駆使して、あらゆる方法で泥棒を痛めつけていく。このじわじわと痛めつけることで増していく快感。そしてゲーム感覚で進んでいく仕掛けのアイディアには笑わずにはいられない。子供相手にムキになる泥棒と、遊び半分で泥棒を追い払う子供のバランス取れた設定が絶妙で、本作の一番の見所であるに違いない。
また子供のときに一度はやってみたいこと!ということで、アイスクリームを好きなだけ食べてみるとか、髭も生えてないのにシェービングしてみるとか、映画のセリフを使ってピザを注文してみる(これはマジで面白い!)とか…ケビンが親のいないのをいいことに、自由気ままに過ごす様が描かれているのも、ほのぼのとして楽しめるのだ。
でも忘れてはならないのが、家族の存在の大きさであろう。みんなで一緒にいるとうっとおしいと感じる家族だが、実際いなくなると淋しいもの。家族のいることの楽しさや有り難さも身に沁みる作品に仕上がっている。ラストで母親と再会したときのシーンではさりげなくウルっとさせられる。なんとも心温まる作品なのだ。
こんな映画に主演したマコーレー・カルキンだが、現実はそううまくいかなったようで、自分の稼いだギャラをめぐって両親が対立し離婚。その他トラブルに巻き込まれ散々な人生を送っているようだ。現実は映画のようにはいかないという皮肉も混じってか、なんだかいろいろと考えさせられる映画だ。
作品自体はコメディのバランスが取れていて老若男女が楽しめる映画であるといえるだろう。
製作年度: 1990年
別題:-
製作国・地域: アメリカ 上映時間: 102分
監督:クリス・コロンバス
製作:ジョン・ヒューズ
製作総指揮:マーク・レヴィンソン、スコット・M・ローゼンフェルト
脚本:ジョン・ヒューズ
撮影:ジュリオ・マカット
作詞:レスリー・ブリッカス
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:
マコーレー・カルキン ケビン
ジョー・ペシ ハリー
ダニエル・スターン マーヴ
ジョン・ハード
ロバーツ・ブロッサム
キャサリン・オハラ
デヴィン・ラトレイ
ジョン・キャンディ
クリスティン・ミンター
キーラン・カルキン
アンジェラ・ゴーサルズ
オススメ度:★★★★★
ストーリー:
ある一家が総出でパリに行くことになった。ところが息子のケビンだけは、出発のどさくさで、独り屋敷に取り残されてしまう。初めての一人暮らしに浮きたつケビン。そんなおり、留守だと思った二人組の泥棒が屋敷を狙ってきた。ケビンは家を守るため、男たちの撃退作戦に出るが……。
コメント:
この映画を初めて観たのはいつだっただろう?
僕がまだ子供のとき、ビデオ録画した本作を何十回と観たのを覚えている。
そして十数年が経った今。
その面白さは全く薄れることなく、大人になった今でも存分に楽しませてくれる作品であることに変わりはなかった。
まずなんといっても設定がおもしろい。大家族で旅行のために、親戚の家族が全員集合。あろうことに旅行当日に全員が寝坊のハプニング。たまたま屋根裏に寝かされた一番末っ子のケビンは、みんなに忘れられてひとりぼっちでお留守番という、ありそうであり得ない設定が絶妙だ。そりゃ親も忘れてしまうわなっ!って感じのドタバタ加減で、ある意味納得してしまう。
そしてそんな折に登場するおマヌケ泥棒コンビのハリーとマーヴ。この二人の学習能力の無さと、オーバーリアクションを見せられては例え悪人だろうと恨む気にはなれないところがまたいい。最終的に地味に痛めつけられるシーンが続くので、彼ら二人に同情する人も多いはずだ。
本作のラストではケビンが自分の家の構造を駆使して、あらゆる方法で泥棒を痛めつけていく。このじわじわと痛めつけることで増していく快感。そしてゲーム感覚で進んでいく仕掛けのアイディアには笑わずにはいられない。子供相手にムキになる泥棒と、遊び半分で泥棒を追い払う子供のバランス取れた設定が絶妙で、本作の一番の見所であるに違いない。
また子供のときに一度はやってみたいこと!ということで、アイスクリームを好きなだけ食べてみるとか、髭も生えてないのにシェービングしてみるとか、映画のセリフを使ってピザを注文してみる(これはマジで面白い!)とか…ケビンが親のいないのをいいことに、自由気ままに過ごす様が描かれているのも、ほのぼのとして楽しめるのだ。
でも忘れてはならないのが、家族の存在の大きさであろう。みんなで一緒にいるとうっとおしいと感じる家族だが、実際いなくなると淋しいもの。家族のいることの楽しさや有り難さも身に沁みる作品に仕上がっている。ラストで母親と再会したときのシーンではさりげなくウルっとさせられる。なんとも心温まる作品なのだ。
こんな映画に主演したマコーレー・カルキンだが、現実はそううまくいかなったようで、自分の稼いだギャラをめぐって両親が対立し離婚。その他トラブルに巻き込まれ散々な人生を送っているようだ。現実は映画のようにはいかないという皮肉も混じってか、なんだかいろいろと考えさせられる映画だ。
作品自体はコメディのバランスが取れていて老若男女が楽しめる映画であるといえるだろう。