インナーチャイルドのテーマは、過去生・前世のテーマとも関わりあっています。
これから、その事例を 簡単に ご紹介します。Aさんは、ある感情が 自分に対して良くない影響を与えていると、感じていました。
それは、新しい事にチャレンジする時、なんとなく尻込みしてしまい、集中できず、
先に進めないという、ことでした。
そこで、その感情を探っていくと 『 恐 れ 』 『 自 分 に で き る は ず が な い 』
という感情でした。
さらに、感情について堀下げているうちに、あるイメージが浮かんできました。
[ 自分の周わりを人が取り囲み、矢を向けている ] というのです。これは、過去生のイメージでした。
矢を向けられていたのは、20代後半の男性。なにか良くない事をして、村の人たちを怒らせてしまったのです。
この時、彼は 「そうするしかなかった」「自分にはどうする事もできなかった」
と、言っていました。 その言葉の裏にあったのは 【 無 力 感 】
次に、今の人生ではじめて この感情・感覚を自覚した年齢を たずねると
その年齢は「2 才」 (ほんとうに、小さい まだ赤ちゃんでした。)
ひと昔前までは、一般的に 赤ちゃんは何も分からないのではないか、と
考えられてきましたが、今は違いますね。赤ちゃんは、とても敏感に周囲の空気を、お母さんの感情を感じとっています。
イメージとして現れた、もうひとり自分である その赤ちゃんは、固く硬直した
感じで 血が通ってない (エネルギーが通ってない) ように、感じられました。その感覚は、「自分にはどうする事もできない」 「生まれてきてよかったの?」
(そのせつなさが、こちらにも伝わってくるようでした。)
この時のクライアントさんは、同業者方 (心理療法家の方)で、ヒーリングの
勉強もされた お話しを 伺っていました。
そこで、幼い自分自身に 自分の持っているツールでヒーリングを行ってもらいました。セラピー後、自分自身を癒した Aさん は
「自分でこんな事ができるとは思っていなかった。」
と、話されていた事が、印象に残っています。また、「インナーチャイルドは もう、さんざんやってきたのに・・・。」
とも、おっしゃっていました。
このような、インナーチャイルドと過去生との繋がり。それぞれのテーマは、今世・現在のテーマとして表面化する事は、自分自身の【 枠 】 を
外す、絶好のチャンス★です。怖がる必要も、ためらう必要も ありません。
そして、(私自身もそうですが) これらの【 古い不要な感情 】や 【 枠 】のコアな部分へ
たどりつくまでは、何層かの層 もしくは とうもろこしや竹の子の皮のように なっている事が
あります。
[表面が少しづつ はがれ、コアな部分が 出でくる。] と いう感覚です。その為、「さんざんやってきたのに・・・。」 という、言葉が出てくるのですね。(^^)
すべては、準備が整う という事と タイミング です。
自己発見の旅は楽しみながら、するのが コ ツ です。
『 あ~、そうだったんだ!』 『なるほど、そうだったのね。』 と、言うぐあいに。
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