『ありがち日記』

文楽5月公演(’17)

先日5月公演の第一部を鑑賞してきました。
今回は豊竹英太夫改め六代目豊竹呂太夫襲名披露口上もあり。

第一部演目は「寿柱立万歳」と
「菅原伝授手習鑑」から茶筅酒の段、喧嘩の段、訴訟の段、桜丸切腹の段、
寺入りの段、寺子屋の段です。
寺入りの前に、向上がありました。

寺入りと寺子屋は何度か観たことありますが、その前の段は初めて。
桜丸切腹まではあらすじでサラッとストーリーを知っている程度で、
梅王丸、松王丸、桜丸と、その父親、それぞれの兄弟の奥さんとの間で
あんな風なやり取り(ちょっと可笑しいところもあって)があったのは知らなかったな~。
それを見ていると、桜丸切腹がより切ない。
何とかならなかったのかな。
そこからの寺子屋、寺入りについては、松王丸の葛藤が見えたり、
菅秀才の身代わりとなって死んでしまう小太郎のことを考えると、胸が詰まります。
こんな子供なのにね。

と、ストーリーは割と理解しやすいものですね。

茶筅酒での芳穂太夫、清友さん、喧嘩の段の咲寿太夫、龍爾さん、
けっこう長いところを任されてて良かったと思いますー。
なかなか若手の実力をじっくり拝見する機会は地方民にはないですから(^^;)
聞きどころもあって、とくに咲寿さんお顔を真っ赤に語ってるお姿は感動的でした。
これからもどんどん活躍してほしい方々です。

安定の呂勢太夫さん、清治さん、そして
呂太夫さんは人情ですねぇ…お人柄が表れているんじゃないかと思います。
私なんかに言われたかないでしょうけれども…(^^;



襲名披露公演だと、こういう特別な雰囲気もあって気持ちが盛り上がりますな!
皆さん写真を撮っておられました。私もね。
お花もけっこうありましたよ。
あっこんな方々からも来るんだーって。ふふふ。

第一部は15時半過ぎには終了しました。
この後、かなりハードに歩き回った(遊んだ?)ので、それはまた改めて… 


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