アロマとシネマと時々旅

気持ちいい香りを探して…
時には読んだ本のことや日々のいろいろ…

「お別れ」はしません。

2022年06月05日 | Weblog
時が経ち、思い立ってブログを更新をしようと…
『自分のブログを見る』で、一年前に綴った最後のブログを読み直した今。

あれから、またひとつ"悲しみ"を抱えてしまうことになるとは…。


血の繋がった身内の…まだまだ先のある若者。
なんで、自身で死を選択するかなぁ。

こういう時は、自分以外は身内でも誰でも、とても遠くの存在に感じてしまう。
自分の思考の中にはそんな選択肢がないので、身内であっても、とても遠い存在、他人なんだとつくづく実感させられる。


不思議な子だったなぁ。

もうすぐ明るい未来が待っていると聞いていたのに。

いつもお小遣い貰ってた"じーちゃん"に会いに行ったのかな。 …何なら"じーちゃん"に叱られてしまえっ!

きっと…何処かから得意の飄々とした感じで、みんなのこと見守ってくれることを願って。


「お別れ」なんて言わないからね! 絶対!





最近、癒された一冊です。

本のタイトルにうるうるした日

2021年04月18日 | Weblog
久しぶりの更新です。
季節が変わってしまいました。

何か月かごとに季節は変わっていきましたが、世の中の状況は一年前と大きく変わることなく、
人々は、当時の目に見えないモノへの若干の恐怖意識は、今や薄れつつ、
マスクはしているものの、むしろその以前のような、朝のラッシュだったり、行楽地だったり…。
"慣れ"とは、怖いものですね。

必要と思われる買い物と、月に一度の高尾山(早朝に自力で登り、登頂後はさっさと下山)以外は、昨年からずっと"ひきこもり"生活を続けているのですが、
そんな中で読んだ本や、観た映画DVDだったりは、のちのちお話しをしたいと思っています(たぶん…忘れることでしょう)。

先日、いつものように仕事の帰りに近所の本屋さんに立ち寄り…
と言っても、最近は持ち抱えている本の数に対して、読む時間が追い付かず、購入はしたものの、開かれていない本がまだまだ順番待ちをしている状態なので、
本屋さんに寄っても、それは"冷やかし客"のごとく、ただただ、ぐるりと店内を一周、二周しながら眺めたのち、
そそくさと入口に向かう…そんな怪しい客、いやいや元々客ではない、と言われそうな感じが続いていました。

そんな中で、出会った一冊の本。
益田ミリさんの【永遠のおでかけ】




いつも本との出会いは、そのタイトルだったり、裏表紙にある内容紹介だったり、帯にあるキャッチコピーだったり…
そんなものが、自分の中の琴線にふれ、気がつけば「おいで」と迎え入れるように、レジへ向かうことが多いような気がします。

私はこの本に出会い、いつものように、読む前にこうして感想のような紹介のような、本に対する気持ちを書いているのですが、
本屋さんで出会ったその瞬間に、胸が熱くなり、うるうると涙が出そうになるのをこらえながら、なんとかレジを終えました。

胸の中では、今日まで永遠にお別れをしたたくさんの大切な人たちが、突然走馬灯のように思い出され、忘れていた悲しみがぐるぐると駆け巡り、
レジを終えて入口に向かう頃には、泣き出しそうでいっぱいいっぱいの涙腺を必死に眼球を開き耐えながら、こんな状態なのでコンビニにも寄れず、一目散の帰宅となりました。

しばらく"冷やかし客"だった私を、"買ってくれる客"にしてくれた、運命的な出会いとなった一冊でした。


『悲しみには強弱があった。
 まるでピアノの調べのように、私の中で大きくなったり、小さくなったり。
 大きくなったときは泣いてしまう。
 時が過ぎれば、そんな波もなくなるだろうという予感とともに悲しんでいるのである。』〈永遠のおでかけ「美しい夕焼け」より〉

"怒り"と気になる記事

2020年11月08日 | Weblog
久しぶりの更新です。

相変わらずいろいろなが起き、心の中で拳を強く握ることも多々。
自分の周りだったり、世の中だったり。
それは自分自身に対しても。

この握りこぶしはすなわち、"怒り"の要素が大部分ですが、こんな私が怒ったところで、何が変わるというのか、何が動くというのか…
何も変わりはしません。
プチっと折られて終わることでしょう。
そして何事も無かったように日々は続くのです。

「"正義"って何だろう」と悩みながらも、それでも正しい(と思っている)道を選択したつもりでも、周りは世間は、案外そうで無かったりすることもあり…
"正義"は確かに正しいけれど「今はこの選択ではないよね」という指令による矛盾と葛藤しながら…結果、心の中で拳を強く握る始末です。

…もうここは、耳をふさぎ目をつむり、心穏やか(に保てるよう)に生きることにしましょう。



最近の、とあるお昼休み…アメリカの大統領選について、YAHOO!ニュースを検索しつつの昼食。
そこで、気になる、心に残る記事があったので、ここに残しておきたいです。

https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20201103-00206145/

同感です。
貧しい人を助けることは、食事や補助を与え続けるよりも、自分自身が自分達自身が、その手で生きていく術を手に入れ、立ち上がることだと思います。
そのキッカケを作ってあげることが大切だと思います。

まずは、仕事と教育の場を、ですね。


さてさて、高尾山からの富士山でも眺めながら、いろんな問題解決の作戦を立てることにしましょう。


〈夏至〉といえば。

2020年06月21日 | Weblog
         
通勤途中に咲いている紫陽花…綺麗です。


今日は〈夏至〉
一年のうちで、一番昼が長い日。
〈部分日食〉も見られるチャンスだとか。
どうやら《夏至の日の日食》は、1648年以来372年ぶりらしいです。
その頃…日本は何時代ですか!?江戸時代!?
その時代の人達も、〈日食〉観測を楽しんだのでしょうか。

〈夏至〉といえば、私の中では、トラン・アン・ユン監督の映画を思い出します。
『青いパパイヤの香り』しかり…
東南アジアらしい色合いと空気感…湿気感とでもいうのでしょうか。
香港映画にも似ている気もしますが、
もう少し柔らかな空気感と流れは、"陰と陽"…その"陰"のようなイメージでしょうか。

何年か後に訪れたベトナムには、この映画の映像に映し出されたようなベトナム感は感じられず、
活気と明るさが前面に押し出され、それはそれで楽しかったのですが…。

きっと、何処かの路地を入った先では、映画に出てくるような光景が今も広がっていると信じています。

この季節にもう一度観たい映画です。


     

旅は道連れ

2020年05月16日 | Weblog
     

※逆光状態で、もはや誰かわかりませんが〈山寺にて〉の芭蕉と曾良です。


今日5月16日は、松尾芭蕉が弟子の河合曾良を伴い、『奥の細道』の旅に出た日。〈1689年5月16日(元禄2年3月27日)〉
なので【旅の日】らしいです。

思えば…20代の頃、"バンド活動"…いや"バンドのスタッフ&ライブハウス通い"に精を出していた中で出会った男の子たち。
メンバーが三重県伊賀市(旧上野市)出身だったこと。
日々遊んでいる中で、その中の一人の男の子にやんわりとした想いを抱き始め、なんとなく誕生日を聞いたこと。
彼が返した言葉は「5月16日。知ってる!?松尾芭蕉が旅に出た日。」
「なんで松尾芭蕉!?」と思ったけれど、松尾芭蕉が上野市出身と聞いて納得。
「やっぱり地元の人は覚えているんだな~」なんて、当時は思ったかどうか忘れたけれど。


そんな出来事があってからもう何十年、月日は流れても、ふとこの季節この日はやはり忘れず思い出せるものです。

『5月16日は松尾芭蕉が旅に出た日』

通常、旅に出るには良い季節ですが、「こんな状況なので」
そのうち、松尾芭蕉の《俳句集》でも読んでみたいですね。

GW中に観た映画から

2020年05月10日 | Weblog
"ゴールデンウィーク"中に観た映画(DVD)

・万引き家族
・大統領の執事の涙
・永遠の0(ゼロ)

適当にチョイスしたものですが、偶然にも、それぞれのカタチの『生きる』が描かれていて、
それぞれに深く考えさせられた、どれも良い映画でした。
ゴールデンウィーク中に観るには、若干重いものばかりだったような気も後からしたのですが。


こんな時だからこそ、『生きる』について意識するのも大切な気がします。

"心の洗濯"として、時々《禅》についての本をいくつか読むことがあるのですが、
そこに書かれている言葉や生き方、マインドは、とてもシンプルで無理のない「あたり前のこと」、
そんな"当たり前"のことが、時に励ましの言葉として、生き方として、少し前向きに背中を押してくれる…
と同時に〈等身大"ありのまま"の自分も受け入れる〉ことの大切さも教えてくれている気がします。

『生きる』について考える時には、ちょっぴり《禅》の心にも触れると、
ギューッとチカラの入っていた身体と心が、柔らかく軽やかになるかも知れませんね。

「シンプルに生きたい」と常々思う一方、人間の"貪欲"さも時々目を覚ます…
気がつけば、いろんなもので作られた"鎧"をまとって生きている毎日です。
「反省」

そうそう、かねてより"心の洗濯ツアー"と名付けての旅をしている、友と私。
世の中がこんな状況では、たまの旅もままならぬ。
一日も早く、いつもの日々に戻れるように、今を乗り越えられるように願うばかりです。


"貪欲"とは、仏教の教え《三毒(三つの煩悩)》のうちの一つです、ちなみに。

カルボナーラの夜に。

2020年04月26日 | Weblog
思いもしなかった、世の中が"新型コロナウイルス(正式名はあるらしいのですが、定着しないので)"という…
目に見えない敵と戦うべく、自粛やテレワークがすすむ中、
感染も気をつけなければいけませんが、本当に『コロナ疲れ』や『コロナ鬱』といった、心も滅入ってしまいそうな所を振り払いつつ、
少しでも健やかに持ち続けてプラス思考で、そして早くこの状況から脱することができるように、毎日願うばかりです。

こんな日々が続く夜のご馳走、たまにはクリーム系の『カルボナーラ』で優しく満たされることにしました。
生クリームを使わず、イタリアの本場っぽい…ただしパスタはスパゲッティだけど、とても簡単な『カルボナーラ』

調子に乗って、1.5倍増しの量にもかかわらず完食です。



外出の自粛が求められている毎日、これから始まるゴールデンウィーク、
自宅での楽しみ方をそれぞれ探して、また新たに見つけて、こんな時にしかできないこと、こんな時だからできること、
ここぞとばかりに何か始められそうな、そんな不謹慎だけれど、そこはワクワクした何かをいっぱいしたいと…何をしようかと今から楽しみです。

とりあえずいつもの…「本を買おう」
カルボナーラをお腹いっぱい食べながら、そんなことを思った夜でした。

そして買った一冊がこれ。

人の旅に便乗してみます。

厄除けと大吉

2020年02月11日 | Weblog
ずいぶんと久しぶりに更新をしてみました。

年末年始の"帰省"という、私にとっては非常に面倒な行事を無事にこなしてから早一か月半…
いろいろな問題は日々抱えてはいるものの、とりあえず大きな課題を目の前に、そろそろ「暗中模索してみるか」と、
戦いの前のような…重い腰を上げる前の…スタンバイ状態で…気持ちは「いつでも」なので…
ファイティングポーズだけは取りつづけていたような気はするんですけど…。

なんだか気がつけば「まあ、そのうちに…」と、大福を目の前に目を細めながら熱いお茶をすする毎日を送っていました。
行動に移すのも難儀なもので…結局「まあ、そのうちに…」なんですね。
 
『まあ、そのうちになんとかします。』

思えば昨年の正月…
恒例のダラダラひきこもり生活を送っていた私ですが、初詣帰りの同じく帰省中の兄弟に、"方位除け"というものを指摘され、自分が購入してきた"方位厄除けのお札"を、まるで水戸黄門の印籠のように見せつけられ…
そんな私は「なんじゃいな」と思いつつも、カタツムリのように入っているコタツから這い出し、近所の杉林に囲まれた恐ろしく人けのない神社にひとり向かい…これまた宮司さんはおろか神社関係者誰一人姿が見えず、仕方がないので神社脇の民家の玄関先にある『御用の方は…』のピンポンを何度も押し続け、印籠…いや"方位厄除けのお札"を手に入れたのでした。
そしてお札のお陰もあってか「今年も無事に暮れを迎えられそう」などと油断をしていた11月、なんと私の身に思いもよらない「骨折~!」という出来事が起きてしまいました。
私にとっては、高校生の時以来の珍事とでもいうのか…「ポキッ」と鳴ったその音に本当に笑ってしまいました。
しかし、今まで"厄"なんて気にせずに生きてきて、ここにきて初めて"方位厄除けのお札"を買ってみたのに…。
購入した神社のお札には、はるか遠くに住んでいる私の家の方位までは入れてもらえなかったようです(!?)…たぶん。

【神のチカラ < 自分の運動神経の鈍さ】 恐るべし!!

なので…ということでもないのですが、今年の正月も出かけることなくいつものようにコタツ生活を満喫し、帰京したのちに例年のごとく代々木八幡宮へと初詣に向かいました。
そこで引いたおみくじの結果はなんと〈大吉〉 
初詣のおみくじで〈大吉〉なんて久々です。幸先良い気がします。

そしてそこから二週間…「やっぱり方位は気になるよね~」などと、昨年以来興味を持ち出した私は、全国唯一、八方除の守護神のご進徳がある『寒川神社』へ初めて行ってみました。
1月中ということでさすがにご祈祷される方が多く、なかなかの行列ができていたので、今回はお参りだけさせて頂いたのですが、そこで引いたおみくじも、なんと〈大吉〉


          


二度の〈大吉〉もあって「厄抜けました。今年はイケます!」などとウキウキしている間にもう2月。


いろんな問題は…『まあ、そのうちになんとかします。』

安心の1冊

2019年09月23日 | Weblog
"夏休み"という夏休みも取らずに…かと言って、たいして忙しいわけでもなかった今夏。
あいかわらずダラダラと、しかしあっという間に秋を迎えようとしています。…まだまだ暑いけれど。

毎年恒例の『追憶の日』であります。
ここからまた「日々を大切に生きよう」と気持ちは思うのですが、悪魔のささやきがどこからともなく聞こえ、
気がつくと、ダラダラとした変わりのない毎日になっているようです。「気をつけよう」

そんな毎日にも、とりあえず大好きな本を持ち歩き、おおよそ移動中の電車の中でも読むことはなく(大概すぐ寝てしまうため)、
それなら就寝前に読もうかと枕元に持参したとたんに眠りに落ち…
そして朝にはまたカバンに入れ、乗った電車で眠りにつく…
その繰り返しを毎日凝りもせず続けています。
ハイ、なかなか本が読み終わりません。

けれど、そこは突然降ってわいてくる集中力。のチカラを借りて、読み終えた1冊。



購入したのは、たぶん2、3年前だったと思いますが、
政治にはたいした知識も興味もなかったので、安定の"途中で放棄"状態でした。
(購入時には、タイトルにも菅官房長官にも興味はあったのですが。)

年号も変わり、発表時には『令和おじさん』などと言われた菅官房長官ですが、
その生い立ちや官房長官になられるまでの経緯、取り巻く数々の大物政治家との戦いや交流、
信念などが、著者の目を通してですが、たくさんのことが伝わってきて、「あー、こんな方だったんだ」と良い意味で知れたことが、
これから会見の度に、テレビの向こうの菅官房長官に親近感を持って拝見できるような気がします。

そしてこれからの1冊。 
『超訳 ブッタの言葉(編訳:小池龍之介)』
…タイトルからして、やはり安心の1冊です。ホッとします。癒されます。心が強くなれそうな気がします。



先は見えませんが、とりあえず持ち歩きます。

取説(職場の嫌いな人)について

2019年06月02日 | Weblog
6月に入りました。

近々届くであろう憂鬱な『梅雨入り』ですが、もっともっと憂鬱な『職場の人間関係』
仕事をしていく上では、逃れられません。

前職時、かなり個性的な方々に囲まれ、足の引っ張り合いをしながら、かなりブラックな陰口を言いながら…を目の当たりにしながら仕事をしていたので、
多少いろいろな防御&攻撃(!?)"アイテム"が身に付いたと思ってはいるのですが。

どうやら、一丁前に持っている"アイテム"は、まだまだ使い方が分からず…
現在の"職場モンスター"に対して…とりあえず今の自分にできることは、
『無視』…スルーをすることだと、今はここが避難地だと…とりあえずの対処法で逃げ切っています。

そんな日々の中、先日ふと思い出し、本棚の中から探し出した1冊の本。
【職場の嫌いな人の取り扱い方法】



前職時に購入して早10年以上前の本で、尚且つカバーがされたまま読んでいなかった本です。
きっと「いつか読もう」と思っていたのですが、読んで対処できる方々ではなかったのかもしれません。
それでも捨てず、お守りのごとく本棚の奥にしまっていたのでしょう。

いまやっとまた手に取り、今度こそは読もうと鼻息荒く…。

この本で、"使える"新しいアイテムを手に入れたいと思います。
(ただし、決して「嫌いな人」…ではないんですけどね。)



~ そして私の中の『なまはげチョップ』が目を覚ます ~  〈To be continued〉…か!?