小さな癒しの海へ

~癒しの温泉旅行三昧&癒しの熱帯海水魚生活~

さつまいも:栄養素・効果と効能

2007-01-02 04:26:46 | Weblog癒し日記
*肝臓疾患・ガン予防に効果*

ふかしても、焼きいもにしても美味しいさつまいもに、肝臓疾患を防ぎ、ガンを予防する働きがある事がわかりました。さつまいもにもいろいろな品種がありますが、その中でも紫いもの新種アヤムラサキに、急性肝臓疾患を防ぐ強い働きがあることが、農林水産省九州農業試験場の実験で証明されたのです。

私たちが健康診断で肝機能を調べる時、肝臓の細胞破壊が起こると血中に飛び出す「GOT」と「GPT」と呼ばれる酵素の数値が計側されます。ラットを使った実験によると、ふつうのエサとアヤムラサキを原料としたジュースを与えたグループと、エサと水だけのグループにそれぞれ急性肝障害を起こす四塩化炭素を投与したところ、GOTとGPT活性はアヤムラサキジュースを飲んだグループが、ふつうの水のグループの1/3に抑えられていたのです

肝臓障害を抑えた主な成分は、紫系さつまいも特有の色素であるアントシアニンと考えられています。また、さつまいものしぼり汁に含まれるガングリオシドという化学成分に抗ガン作用があることも発見されました。この成分は、加熱にも非常に強く、果肉部分のほかに、葉やつるにも含まれているので、無農薬栽培で作られたものなら積極的に活用したいものです。

このほかにも、さつまいもは発ガン物質の生成を抑え、分解する働きのあるビタミンCや、腸内をきれいにする食物繊維を豊富に含んでいます。さらに、調理の仕方でも成分に変化が起こります

ふかしたり、焼いたりすると、でんぷんがのり状(αデンプン)になり、それにβアミラーゼ(でんぷん糖化酵素)が作用して、甘いふかしいもや焼きいもになります。30~40分かけてじっくり加熱すると、甘味は生のいもの8倍も高くなります。ところが、電子レンジで加熱すると、ふかしいもや焼きいもの半分も甘味が出ません。これは急速にいもの内部温度が上昇し、βアミラーゼが働く時間が短いために起こる現象です。

食べる際には蒸し器で多めにふかしておき、食べ残しは冷凍保存し、食べたい時にレンジで温め直すと甘味もうまみも変わらないので、この方法がお勧めです。石焼きいもは、焦げ目の付いた独特な香ばしさとうまみがあって大変美味ですが、石から出る遠赤外線が、いもの表面と1cm奥の部分を同時に加熱する事によって、石焼きいもならではの味わいが生まれるのです。さつまいもを美味しく食べて健康に役立てましょう。

最新の画像もっと見る