![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/18/a2287c11f09b4c211339a32a04f40062.jpg)
栗原市二迫川上流の荒砥沢ダム上流を視察して参りました。
ダム西側の山々は、先の岩手宮城内陸地震で国内最大級の大規模な崩落が発生。
ニュースでも度々その映像が流れた事を記憶されている方も多いでしょう。
崩れた土砂が北側の山にぶつかってダム湖を直撃しなかったため大津波にならなかった事(それでも3mの津波が発生)、水位を268メートルまで下げていたこと(最高水位は277メートル)も幸いしダム本体と下流地域に被害が及ぶ事はありませんでした。
しかし推定7000万立方メートルとも言われる流入した土砂の完全撤去は困難とされ、ダム本来の貯水機能は果たせない状況です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/70/6073af1e879b9b062692330550f08f22.jpg)
地震発生当日の2008年6月14日 共同通信社ヘリ撮影
地震以前の空から見た荒砥沢ダム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/b8/05bf3ad179a1a15733d5cf550a670ba1.jpg)
荒砥沢ダムへの立ち入りも現在通行止めで関係者以外の立ち入りは出来ません。
ダムのすぐ下流にある山武温泉さくらの湯は営業中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/0c/7d10931b8e46d257b714ec21c8a64982.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/dd/160387706f0e41d9ae2eea46ab202f9b.jpg)
さくらの湯南側の山にある展望台から。
(さくらの湯私有地につき事前に許可を頂いて入山しております)
社長が目撃した崩落の瞬間・河北新報の記事は
コチラ
まさに地図が変わるほどの地形変化が起こった生々しい現場を目の当たりにした時、言葉が出てきませんでした。
これからその崩落現場の現在の画像を掲載するわけですが、その意図としてこの“被災地の痛々しい光景”を逆手にとって“地震の貴重な資料”として活かせないかと思ったからです。
地震で消失してしまった滝や渓谷は元には戻りません。
しかし、この荒砥沢地区を始めとして何箇所かに出来た堰止湖も、時が経てば桧原湖のような観光資源と成り得るのでは?
発想を変えれば、このような何万年前の地層剥き出しの光景なんて滅多に見られるものじゃありません。
まずは現在の状況をご覧下さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/97/4c079878cfb25d1517c997e80a91c896.jpg)
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中央コア型ロックフィルダム、堤高74.4mの堤体を下流(さくらの湯側)から眺める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/07/a293853cdf3c5d1704bb0bbef6150832.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/f4/e331b0201eef11d2bbf30e853aed753a.jpg)
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当日の様子を目撃されたさくらの湯の社長が、その崩落の様子を『山が回った』と語っておられました。
単なる斜面の土砂崩れでは無く、地層そのものが水平方向に捩じるように動き、また隆起して起こった崩落です。
(山に残された杉の木の向きでお分かりいただけると思います)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/90/4e58b213343e4dc353efa38c8e98e0b8.jpg)
文字地区より残雪の栗駒山を望む。
自然の力は人知の及ぶところでは無い。
ならば被災前の姿に戻す事より、活かす事も復興の手段の一つだと思うのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/31/5402090a09519e783cfd643a4e9c9c75.png)
ダム西側の山々は、先の岩手宮城内陸地震で国内最大級の大規模な崩落が発生。
ニュースでも度々その映像が流れた事を記憶されている方も多いでしょう。
崩れた土砂が北側の山にぶつかってダム湖を直撃しなかったため大津波にならなかった事(それでも3mの津波が発生)、水位を268メートルまで下げていたこと(最高水位は277メートル)も幸いしダム本体と下流地域に被害が及ぶ事はありませんでした。
しかし推定7000万立方メートルとも言われる流入した土砂の完全撤去は困難とされ、ダム本来の貯水機能は果たせない状況です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/70/6073af1e879b9b062692330550f08f22.jpg)
地震発生当日の2008年6月14日 共同通信社ヘリ撮影
地震以前の空から見た荒砥沢ダム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/b8/05bf3ad179a1a15733d5cf550a670ba1.jpg)
荒砥沢ダムへの立ち入りも現在通行止めで関係者以外の立ち入りは出来ません。
ダムのすぐ下流にある山武温泉さくらの湯は営業中。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/0c/7d10931b8e46d257b714ec21c8a64982.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/dd/160387706f0e41d9ae2eea46ab202f9b.jpg)
さくらの湯南側の山にある展望台から。
(さくらの湯私有地につき事前に許可を頂いて入山しております)
社長が目撃した崩落の瞬間・河北新報の記事は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_r.gif)
まさに地図が変わるほどの地形変化が起こった生々しい現場を目の当たりにした時、言葉が出てきませんでした。
これからその崩落現場の現在の画像を掲載するわけですが、その意図としてこの“被災地の痛々しい光景”を逆手にとって“地震の貴重な資料”として活かせないかと思ったからです。
地震で消失してしまった滝や渓谷は元には戻りません。
しかし、この荒砥沢地区を始めとして何箇所かに出来た堰止湖も、時が経てば桧原湖のような観光資源と成り得るのでは?
発想を変えれば、このような何万年前の地層剥き出しの光景なんて滅多に見られるものじゃありません。
まずは現在の状況をご覧下さい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/97/4c079878cfb25d1517c997e80a91c896.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/28/f0608d4bbfba15bd9d60071d2d78ab5b.jpg)
中央コア型ロックフィルダム、堤高74.4mの堤体を下流(さくらの湯側)から眺める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/07/a293853cdf3c5d1704bb0bbef6150832.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/f4/e331b0201eef11d2bbf30e853aed753a.jpg)
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当日の様子を目撃されたさくらの湯の社長が、その崩落の様子を『山が回った』と語っておられました。
単なる斜面の土砂崩れでは無く、地層そのものが水平方向に捩じるように動き、また隆起して起こった崩落です。
(山に残された杉の木の向きでお分かりいただけると思います)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/90/4e58b213343e4dc353efa38c8e98e0b8.jpg)
文字地区より残雪の栗駒山を望む。
自然の力は人知の及ぶところでは無い。
ならば被災前の姿に戻す事より、活かす事も復興の手段の一つだと思うのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/31/5402090a09519e783cfd643a4e9c9c75.png)
あれから雪が降り、春が来て・・雪解けの水は大丈夫でしょうか・・・・
雪解けの今、危険な箇所もあるのでこの奥地までは入りませんでした。
もうじき一年になるんですよね。。
冗談でなく,地殻変動のひとつの姿ですからね。守られた穏やかな自然は偽者の匂いがしますからね。
もちろん被災された方の気持ちを逆なでする「観光」のあり方には反対ですよ。
夏前には自転車で行って,小額のお金ですが使ってきますね。
尤も、駒の湯付近のように未だ不明の方の捜索が続けられているエリアは除いてですが。
自転車でお出かけされたら、ぜひ“さくらの湯”でひとっ風呂浴びて来て下さいまし~。