岩手の出張のお楽しみは温泉宿泊。
なーんて書くとコノヤロ遊びやがってと思われそうですが、沿岸部での仕事であっても現地で宿泊先を確保するのが、宿泊施設そのものの被災もあってまだ困難な状況なのです。
ゆえに、釜石や大船渡での仕事でも内陸部に宿泊を余儀なくされているのです。
と、言い訳がましく書いてからですが、花巻市の大沢温泉へ宿泊です。
ついでにこの日は春の大雪。三月下旬にして雪見風呂が楽しめるぞ~!
朝までは雪が全く無かったのに、昼過ぎから結構なぼた雪となりました。
大沢温泉 posted by
(C)pochi
暗くなってから到着した大沢温泉。二年ぶりの訪問です。
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駐車場からお宿への坂道は温泉で消雪されているので問題なし!
雪にライトアップが映えますわぁ。
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立派な鉄筋コンクリートの山水閣の玄関・・・には縁が無く、一度もくぐった事は無し(笑)。
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おいらの寝床はこちらの木造の自炊部さ!
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大沢温泉・自炊部は、システムとして基本は部屋のみの料金で、それに布団や浴衣、暖房器具や扇風機などを加算して行く方式になっていますが、今回はお得な【夕食:ひっつみ定食に布団付】プランにしてみました。
部屋で仕事をせねばならんゆえ、ストーブとコタツも付けちゃいました!(←なんて言い訳がましい)
春休み最終週という事もあって、平日にもかかわらず家族連れや学生さんたちで賑わっておりましたが、自炊部は部屋に鍵無し(内鍵のみ)で木造なので廊下の足音や隣の部屋の物音はハッキリ言って筒抜けです。
静かに泊まりたい方は山水閣に二食付きで宿泊したほうが良いでしょう。
今回用意されていた部屋はここ。
いやー、今までここが部屋だとは知らなかった(笑)。
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部屋から見た景色、これだけでどこか分かった方は大沢温泉通ですね。
はい、食事処『やはぎ』の中庭を挟んだ向かい側に離れのようにある部屋です。
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ストーブもこたつもすでに点けられていたのであったかーい。
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靴は自分の部屋まで持って行って置いておきます。
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この部屋は縁側のようなスペースがあり、そこに冷蔵庫とガスコンロがあるので、わざわざ共同炊事場まで行かなくてもお湯が沸かせて便利ですわぁ。
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食事はその部屋の向かいの食事処『やはぎ』でいただきます。
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こちらは宿泊しなくとも利用する事が出来るので、夜に入浴+食事をしにくる方も多いですね。
座敷とテーブル席があるので好きなほうで食事をすることができます。
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部屋とひっつみ料理で3,600円のプランですから、ひっつみだけかと思っていましたら、なんと実がぎっつら詰まったお稲荷さん2個まで付いて、腹一杯ですわ!
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ひっつみとは岩手の郷土料理で、宮城だと『はっと』と呼ばれる料理ですが、簡単に言えば小麦粉の練り物を汁に入れたもので、練り物の形状や厚みなどに地域で違いがあるようです。
具沢山であったまる『ひっつみ』、美味しゅうございました!
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食事の後はまず内湯の『薬師の湯』であったまります。
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みんな露天風呂に行ってしまっているのか誰も居ません。
この不思議な形状のお風呂、結構このみなんだけどなー。
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そして今宵のメインイベント雪見露天風呂、豊沢川沿いの『大沢の湯』へGO!
ほの暗い電球の下、湯けむりで良い雰囲気なのですが、画像としては辛いな。
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川を挟んだ向かいにある別館・菊水館への橋。
茅葺の屋根は雪で真っ白です。
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菊水館のお風呂『南部の湯』の明かりが雪の中に灯ります。
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湯上りのお飲み物は、岩手の銀河高原ビールと雪っこ。
雪見風呂の後にいただく岩手の酒は、いや~ごでらんね!!
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朝の目覚めも『大沢の湯』で雪見露天風呂。
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今回は菊水館の『南部の湯』と山水閣の『豊沢の湯』には入らないでしまった・・・。
源泉名:大沢の湯
泉質:アルカリ性単純泉 pH9.2
大沢の湯 posted by
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すべてのお風呂は、2008年8月に同じく自炊部に宿泊した時の記事をご覧下さいませ。(手抜き)
花巻南温泉郷 大沢温泉 その1
花巻南温泉郷 大沢温泉 その2
思えばこの時は同年6月14日に発生した岩手宮城内陸地震の後で、訪れるお客さんが少ない時だった。
おかげで普段はなかなか一人泊まりの出来ない豊沢川添いの眺めの良い部屋を用意して貰えたのですがね。
朝御飯も夜と同じく『やはぎ』でいただきました。
ありきたりの朝定食ではありますが、あつあつご飯と味噌汁で美味しく頂きました。
大沢温泉 posted by
(C)pochi
温泉で手足を伸ばしてゆったりリフレッシュする出張旅も良いもんです。
価格もリーズナブルですし、お肌スベスベになるし(笑)。
ボランティアや仕事で沿岸部に赴かれる皆さんも、是非お泊まり下さいな。
大沢温泉