母さん!
母は俺が送金していた金を親父に内緒で貯金し生活が苦しくとも働いて賄っていた。
「そんな?嘘だろ」俺は金を送金して役目を果たしてたつもりだった。浅はかだった!母はその上をいっていた。
「母さん、これ嬉しいけどこれからは俺居るからさ使ってよ」いや、俺は家族のために使うよ!母の笑みが参道してくれてると解釈した俺は、とりま住む所は確保したから…翌日から地元職安に通った。
結にも変化があり、俺を待ってたと思いきや結は男友達を待っていた。女には学問は要らない!そう言って親父が中卒で結を家事手伝いに酷使していたが、そんな従順な結を陰ながら助け、いつしか愛してくれていた彼が居たとは?結ははにかみながら俺に紹介し、母はそんな二人を頬笑みで包んだ。「そうか…にいちゃんは嬉しいよ」
俺にできるのはこれまで家や母を支えてくれた妹の幸を祝うことだけだ。そして「ありがとう、妹を選んでくれて」婿殿に妹を託した。そうなれば尚のこと俺が母を支えしっかりしなければ…金を送金すればいいでは無い!そんな自己満にあぐらをかいていたから罰が当たったんだ。母が俺のために守ってくれた貯金を糧に俺は、新たに職探しを始めた。結を安心して嫁に出すためにも俺が頑張る!今更ブラック企業なんてどうでもいい!かたぱしから休職した末俺は地元の運送会社にアルバイトとして採用された。運送会社は地元の町からふた駅離れた所にあり本社は誰もが知る有名運送会社でその子会社、配達地域は広く山や僻地にまで配達していたからアルバイターは常に募集していた。年齢学卒不問でとにかくすぐにでも働いてくれる者を募っていたため俺は面接から即結で翌日から助手として就けた。
大型トラックを運転する先輩は着くと交通規制を気にして荷物の配達を俺に任せ「停車できなかったら移動するからよ」特に細い路地では緊張していた。俺はただ配達してればいいわけでは無いんだと必死になり新職を学ぶのに真摯に向き合った。「おまえ真面目だから…」そう、俺はそれが取り柄だ!会社の社長から勧められ俺は車の免許を取りに行き「忙しい時は任すから」小型トラックでの配達を任せられるまでに半年過ぎる頃なっていた。
運送の仕事はきつい!重量や大きさに関わらず給与は一緒だ。再配達しなければならない時は中々終われない。
残業しても加算金は出なかった。そんな時は俺が代わっていた。
「斉藤さんは独身だからいいよな」家族がいる人、異性との約束がある人からは重宝がられたが
「斉藤さん、バカじゃない」利用されてる!指摘する事務員もいた。が、俺は
例え利用されていても身銭が得られれば母のためになると思い人一倍勤めた。
母は俺が送金していた金を親父に内緒で貯金し生活が苦しくとも働いて賄っていた。
「そんな?嘘だろ」俺は金を送金して役目を果たしてたつもりだった。浅はかだった!母はその上をいっていた。
「母さん、これ嬉しいけどこれからは俺居るからさ使ってよ」いや、俺は家族のために使うよ!母の笑みが参道してくれてると解釈した俺は、とりま住む所は確保したから…翌日から地元職安に通った。
結にも変化があり、俺を待ってたと思いきや結は男友達を待っていた。女には学問は要らない!そう言って親父が中卒で結を家事手伝いに酷使していたが、そんな従順な結を陰ながら助け、いつしか愛してくれていた彼が居たとは?結ははにかみながら俺に紹介し、母はそんな二人を頬笑みで包んだ。「そうか…にいちゃんは嬉しいよ」
俺にできるのはこれまで家や母を支えてくれた妹の幸を祝うことだけだ。そして「ありがとう、妹を選んでくれて」婿殿に妹を託した。そうなれば尚のこと俺が母を支えしっかりしなければ…金を送金すればいいでは無い!そんな自己満にあぐらをかいていたから罰が当たったんだ。母が俺のために守ってくれた貯金を糧に俺は、新たに職探しを始めた。結を安心して嫁に出すためにも俺が頑張る!今更ブラック企業なんてどうでもいい!かたぱしから休職した末俺は地元の運送会社にアルバイトとして採用された。運送会社は地元の町からふた駅離れた所にあり本社は誰もが知る有名運送会社でその子会社、配達地域は広く山や僻地にまで配達していたからアルバイターは常に募集していた。年齢学卒不問でとにかくすぐにでも働いてくれる者を募っていたため俺は面接から即結で翌日から助手として就けた。
大型トラックを運転する先輩は着くと交通規制を気にして荷物の配達を俺に任せ「停車できなかったら移動するからよ」特に細い路地では緊張していた。俺はただ配達してればいいわけでは無いんだと必死になり新職を学ぶのに真摯に向き合った。「おまえ真面目だから…」そう、俺はそれが取り柄だ!会社の社長から勧められ俺は車の免許を取りに行き「忙しい時は任すから」小型トラックでの配達を任せられるまでに半年過ぎる頃なっていた。
運送の仕事はきつい!重量や大きさに関わらず給与は一緒だ。再配達しなければならない時は中々終われない。
残業しても加算金は出なかった。そんな時は俺が代わっていた。
「斉藤さんは独身だからいいよな」家族がいる人、異性との約束がある人からは重宝がられたが
「斉藤さん、バカじゃない」利用されてる!指摘する事務員もいた。が、俺は
例え利用されていても身銭が得られれば母のためになると思い人一倍勤めた。