忘れ物

暖かくなって、
自転車通勤を再開したオット。

「行ってきま～す」
と出かけるのを見送って、
玄関まわりの掃除をしていました。

ホースで水を撒いていると
「忘れ物、忘れ物」
と言って引き返してきました。

自転車にまたがったまま、
じっと私のほうを見ています。


『さて、忘れ物は何でしょう？』

顔がそう聞いています。


「帽子？」
「タオル？」
「水筒？」
「時計？」

「あっ、　ケータイ？」


『違う』

顔が言ってます。


じゃあ、何？

じっと見て、やっとわかりました。







「メガネ！」





「そうそう。途中で、
『なんかおかしいな？』って思ったんよ」


私が気づくのを待つより、
「メガネ取ってきて！」って言うほうが
早いと思うんですけど・・・・。


ニヤニヤしながら、こっちを
見るのはやめて欲しい・・・。


散髪したことに気づくのと
同じくらいの
観察力が必要です。




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違いはなに？

ケヤキの木の横に金木犀が
植えてあります。

今朝、何気なく見ると


新芽が枯れている！

何かの幼虫がいるみたい・・・。


これは大変。

さっそくスプレーの殺菌殺虫剤を
吹きつけます。

「あ～、ここも、ここもやられてる」
と思いながらシューッとしていると
すぐ下の葉っぱのにアマガエルが

「もう、こんなところにいたら
死んでしまうよ。」

カエルは助けて、虫は平気で殺そう
とするワタシ。

世の不条理を感じる瞬間。

でも、カエルは金木犀を枯らさないけど、
この虫たちは、枯らしちゃうもんね。

仕方ない。

それにしても、このカエルくん
（オスかメスかわからないけど）
丸々しています。




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開錠

昨日の朝、鏡に向かって準備を
していると、電話が鳴りました。

管理している物件の入居者さんです。

「子どもに閉めだされたので、
鍵を開けてもらえませんか？」

確か、子どもちゃんはまだ
２歳か３歳だったはず。

子どもの泣き声が聞こえてきます。


ドアを挟んで、お母さんの声は
聞こえるけど、いつまでたっても
帰ってこない。
また、子どもの泣き声が聞こえて
お母さんは、いてもたっても
いられない。

「下の赤ちゃんも中にいるんです。」

切羽詰まった様子が
電話の声でわかります。


髪の毛、ボサボサだけど、
ここはすぐに行かねばなるまい　


私の到着を首を長くして
待ってたお母さん。


遠くに出かけているときじゃなくて
よかった。

それにしても、こどもの
学習能力はすごいです。




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お願い

下の子は今日、東京へ。

就職活動です。

真面目に取り組んでいるので
早く結果が出ればいいなぁと・・・

それにしても、就職活動って大変。

そういえば、ちょっと前のこと。

その日のお昼は、むすめが
学校帰りに買って来てくれたパン。

駅近くのパン屋さんで
いろいろな種類のおいしそうな
パンを買ってありました。

その中からピザ風なパンを選び、
テーブルで履歴書を書いている
むすめの向かい側に座って食べ始めました。

テーブルを揺らさないように、そおっと
腰掛けます。

見ると、丁寧な字でびっしりと書いています。

「すごい！丁寧に書いてるなぁ。」

そう言いながらかじったパン


おいしい


これは、がんばっているむすめにも
一口分けてあげないと　

「はい、一口食べて。おいしいよ　」

そう言って差し出すと、
チーズとソースがたら～り

「あっ、あっ、あ～～～」

履歴書の上に見事に落ちてしまいました。








「ごめん、ホントごめん　　」




「いいよ、まだ写真も貼ってなかったし 」




私があまりに申し訳なさそうに
していたからか、笑って
済ませてくれました。






機嫌の悪いときじゃなくてよかったよ～　





プンプンせず、また一から
書き始めたむすめ。







この心やさしい子に、早く内定下さい！
お願いします。






最近のお弁当







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空に向かって

青い空に向かって枝を伸ばし、
若葉をつけるケヤキ。



そこから私を見おろして、
私はどんなふうに見えますか？

小さなことに惑わされず、
大きな心で暮らしなさい。

あなたがそう言っている
ような気がするのは、

私がそうなりたいと
思っているから。



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