これは少し前、お正月に里に帰った時の出来事。
私達は私の母の里に年始の挨拶をしに行き、実家に戻って寝ようとしてた時の事。奈々美が、
「そこは寒いよ、こっちにおいで」
と窓の上の方を見ながら手招きをしだした
「え」と思いながらも怖くて私は窓を見ることが出来なかった。
その後も何度か、
「寒いし、お布団、おいでよ」
と言い、片腕で少し布団を持ち上げたり
「そこは寒いのに、いいのかぁ?」
とか私に言ってきたりして……
奈々美は人見知りをする。幼稚園の秀哉と同じクラスの子で何度か会った事があるはずの子でも、「ななちゃ~ん」と言って寄ってくると、未だに泣き出す事があるもう1年が終わるのに
そう思うと、あれは一体誰なんだろうか?と思う。一昨年亡くなった、私のおばあちゃんかな??私が頼りなくて気になっているのかな??、奈々美が可愛くて着いて来たのかな???
そしてふとこの頃の秀哉のことを思い出した
秀哉がちょうどこの頃、「かぁちゃんのお腹にばあちゃんがおる」と言い出し、私の妊娠が分かり、それからまもなく父の母、私のおばあちゃんが他界した。
この時期の子供特有の不思議な力なのだろうか、なんなんだろうかねぇ…
私達は私の母の里に年始の挨拶をしに行き、実家に戻って寝ようとしてた時の事。奈々美が、
「そこは寒いよ、こっちにおいで」
と窓の上の方を見ながら手招きをしだした
「え」と思いながらも怖くて私は窓を見ることが出来なかった。
その後も何度か、
「寒いし、お布団、おいでよ」
と言い、片腕で少し布団を持ち上げたり
「そこは寒いのに、いいのかぁ?」
とか私に言ってきたりして……
奈々美は人見知りをする。幼稚園の秀哉と同じクラスの子で何度か会った事があるはずの子でも、「ななちゃ~ん」と言って寄ってくると、未だに泣き出す事があるもう1年が終わるのに
そう思うと、あれは一体誰なんだろうか?と思う。一昨年亡くなった、私のおばあちゃんかな??私が頼りなくて気になっているのかな??、奈々美が可愛くて着いて来たのかな???
そしてふとこの頃の秀哉のことを思い出した
秀哉がちょうどこの頃、「かぁちゃんのお腹にばあちゃんがおる」と言い出し、私の妊娠が分かり、それからまもなく父の母、私のおばあちゃんが他界した。
この時期の子供特有の不思議な力なのだろうか、なんなんだろうかねぇ…