母との日々

パーキンソン病、レビー小体型認知症の母を12年間在宅介護した記録です。今は時々思い出しながらつぶやいています。

新年明けましておめでとうございます

2017年01月01日 | 母のこと
新年明けましておめでとうございます。

年末年始のお休みに入ったので、また家の片付けをしています。

茶箪笥(って今も言うのだろうか・・?)には、母が使っていた急須が3つくらいあります。

お茶道具を集めるのが好きで、急須も高い物ではないけど10個くらいあったんだけど、

古くなって壊れた物などあって残っているのが3つ。


ちょうど、いつも使っていたのが壊れたけど買うのを忘れていて、今日ここにあったなあ〜と

使えそうなのでお茶を入れてみるとまあまあ使えるので母を思い出しながら使うことにした



私が東京にいたとき、瀬戸物市でちょっと変わったモダンな茶系の模様の急須をかってあげたら

母は気に入ってくれてよくつかっていたなあ・・嬉しかったなあ

こっちに戻ってきて何年かなあ〜まだそんなに母は認知症とかひどくない時だったと思うけど

しまってあったその急須をだしてふたを開けたらお茶っ葉が捨ててなくて・・

なんか、ちょっと悲しかった・・のを思い出した


その急須は注ぎ口がかけて使えなくなって捨ててしまったから今はないんだけどね



急須を集めたり、湯飲みを集めたり、茶托を集めたり・・母は楽しそうだったな

嬉しそうだったな



ほんとは、この茶箪笥をもう捨てようと思っているんだ

1人なのでここに入れるほどは必要ないし、実は子どもの頃から茶箪笥の模様が気持ち悪くて

嫌い(笑)

でも、やっぱり・・やっぱり・・・

母が使っていた姿が、急須や湯飲みやいろいろ・・出し入れしている姿が思い出されてねー


でもでも・・やっぱり、やっぱり・・捨てる!!

で、急須や湯飲みは必要なだけ残して普段使うことにしよう

飾っておくから悲しいのかもしれない

思い出ではなくて、今一緒にいるように使おう


・・・と思うんだけど、さてどうなるでしょう〜〜〜〜(@^▽^@)ノ,゚.:。+゚,゚.:。+゚☆彡




めったに更新しないブログに訪問していただいてありがとうござます。

今年は、少し母との楽しかった思い出も綴っていけたらいいなあと思います。


よろしくお願いします。



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変わっていく町と母と、私の気持ち

2016年10月27日 | 母のこと

もうひとつのブログ「かわいいモフモフ素敵なメソメソ」に震災と母といろいろとりとめのない記事をアップしました。

よかったら、のぞいてみてください。




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写真

2016年06月05日 | 母のこと

母の写真を飾ってある

亡くなる2年前のクリスマスに撮った写真と、震災後に撮った写真。

どちらも嬉しそうでいい表情だったから・・



亡くなった後、いつもいつもその写真を見て母を思い出して、笑ってる母を思い出して

会いたくていつもいつも泣いてた



訳が分からなくて怒ってたり、ご飯食べなかったり、トイレやお風呂も拒否したり・・

拒否されるのが悲しくて、言ってることが伝わらなくて悲しくて・・

自分が必要とされてないのかと悲しくて・・


写真の母は笑ってたから、喜んでくれてたから・・その写真が好きだった




でも、最近気がついた



その写真を見てどこかに辛い気持ちがあるのを・・・




それは、母の顔にあるアザ




トイレを失敗したり、暴れてどうしようもないとき

何度か叩いた

頭を叩いたりした




その時のことを思い出すと怖くなる

母を叩いてしまったこと

自分の気持ちが抑えられなくて、マグマのようなどうしようも止められない気持ちが

どーーーーーーーーっとあふれ出て止められない


自分の手に熱い力がぐわーーーーーっと押し寄せてきて母にぶつけてしまうのだ


怖かった


怖かった


怖かった





叩いた後


怖かった


本当に怖かった



母、は何にも言わない


いつも何にも言わない



言わないから・・よけい辛かった・・



元気がいいときはまだ親子げんかのように、言い合ったりたたき合ったりした

母も応戦してきたりした



でも、もうわけわからなくなって体力もなくなってからは

私の感情にまかせて叩いた



ママ、ごめんね


ママ、ごめんね


痛かったよね

怖かったよね

わけわからなかったよね


できないんだもん、仕方ないのに

叩かれていやだったよね

怖かったよね




本当に、ごめんね、ママ








私も、辛かったよね


大好きなママに手を上げて、悲しかったよね

ママにひどいことして、辛かったよね

ママがかわいそうだよね


私もかわいそうだったよね


それしかあの時はできなかったものね・・

苦しかったものね


ぶつけるところがなかったものね


ひとりでがんばったもんね



よくがんばったよね



ママ、きっとわかってくれてて・・

黙ってくれてたんだよね



でもでも、やっぱりママに悪かったなって思うよね



大好きなママにひどいことした自分が嫌だよね



自分はひどいやつだよね・・




誰かに助けて欲しかったね・・


聞いて欲しかったね・・


ひとりでよくがんばったね・・





お空のママは許してくれるかな


もう、いいよ・・と言ってくれるかな・・


よくやってくれてありがとうって言ってくれるかな・・



いってほしいんだ・・私



ママに言って欲しいんだ







でも、私も許そう


自分で自分を許そう・・少しずつ少しずつ




母が産んで育ててくれた私を


今の私を大切にして生きていこうね



少しずつ少しずつ・・



母が元気で楽しかった日々も思い出して



母がまだ元気で生き生きとしていた頃を思い出してみよう





母の写真・・


元気なときの写真に替えてみよう・・






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震災と母

2016年05月15日 | 母のこと
14日で熊本の地震から1ヶ月だそうです。

こちらも岩手県の被災地なのであの頃のいろんなことを思い出すのでニュースはほとんどみてないのです。


1人で車いすの母を介護していて不安だったところに、町の半分が壊れてしまって・・

家はぎりぎり津波の最後の余波がきたあたりだったから大丈夫で、本当に助かった・・

おかげで、母と家ですごすことができた。


でも、父と母と暮らした町が壊れてしまった。

国道沿いのお店が全部なくなってしまった。

母と買い物に行ったお店、父が勤めていた職場・・

みんななくなって更地になって今やっと重機が入りかさ上げが始まって、全然違う町を作ろうとしている。



私は町が嫌いだったから、東京に20年いて、父が亡くなって母の介護で戻ってきた。

町が嫌いだったけど・・・父と母と暮らした町がなくなったのはやっぱり寂しいな悲しいな。

新しくできた町で・・1人で生きていくのかと思うとなんか元気でないな・・・


震災後、2年もたたず母が亡くなるとは思わなかったから・・

町がなくなった不安、母が亡くなってひとりになった寂しさと不安・・


震災と母と悲しさ寂しさ不安が重なる・・

1人で介護、不安だった・・震災後もますます不安だった・・

1人で介護、寂しかった辛かった悲しかった・・いつもいつも・・不安だった・・



熊本で介護されている方たちに、十分な支援がありますように・・

きっと、こちらの時よりも手厚い支援が届いていることと思います


大丈夫、大丈夫・・であることを願います。







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花束を君に

2016年05月09日 | 母のこと
NHKの朝ドラのテーマソングの、宇多田ヒカルさんが歌う「花束を君に」・・

とってもいい曲だなあ




この曲は、心のずっと奥にあった自分では開けることができない・・怖くて行けないところまで

すーーーーーっと連れて行ってくれて、自分の辛かった思いをじわじわと素直に感じることができた


そんな感じ





「真夏の通り雨」は言葉がすごいな


うまくいえないけど。。


表現できない自分の気持ちを、言葉で気持ちよく表現されていて・・

改めて自分の気持ちを知っていく・・・そして癒やされていくような・・・




今、この2曲に触れることができてよかったな

ほんとによかった・・やわらかい空気につつまれる感じ



うん、言葉もメロディーも体のなかに溶けていくように・・癒やしてくれるなあ・・




すごいね・・・




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