母との日々

パーキンソン病、レビー小体型認知症の母を12年間在宅介護した記録です。今は時々思い出しながらつぶやいています。

写真

2016年06月05日 | 母のこと

母の写真を飾ってある

亡くなる2年前のクリスマスに撮った写真と、震災後に撮った写真。

どちらも嬉しそうでいい表情だったから・・



亡くなった後、いつもいつもその写真を見て母を思い出して、笑ってる母を思い出して

会いたくていつもいつも泣いてた



訳が分からなくて怒ってたり、ご飯食べなかったり、トイレやお風呂も拒否したり・・

拒否されるのが悲しくて、言ってることが伝わらなくて悲しくて・・

自分が必要とされてないのかと悲しくて・・


写真の母は笑ってたから、喜んでくれてたから・・その写真が好きだった




でも、最近気がついた



その写真を見てどこかに辛い気持ちがあるのを・・・




それは、母の顔にあるアザ




トイレを失敗したり、暴れてどうしようもないとき

何度か叩いた

頭を叩いたりした




その時のことを思い出すと怖くなる

母を叩いてしまったこと

自分の気持ちが抑えられなくて、マグマのようなどうしようも止められない気持ちが

どーーーーーーーーっとあふれ出て止められない


自分の手に熱い力がぐわーーーーーっと押し寄せてきて母にぶつけてしまうのだ


怖かった


怖かった


怖かった





叩いた後


怖かった


本当に怖かった



母、は何にも言わない


いつも何にも言わない



言わないから・・よけい辛かった・・



元気がいいときはまだ親子げんかのように、言い合ったりたたき合ったりした

母も応戦してきたりした



でも、もうわけわからなくなって体力もなくなってからは

私の感情にまかせて叩いた



ママ、ごめんね


ママ、ごめんね


痛かったよね

怖かったよね

わけわからなかったよね


できないんだもん、仕方ないのに

叩かれていやだったよね

怖かったよね




本当に、ごめんね、ママ








私も、辛かったよね


大好きなママに手を上げて、悲しかったよね

ママにひどいことして、辛かったよね

ママがかわいそうだよね


私もかわいそうだったよね


それしかあの時はできなかったものね・・

苦しかったものね


ぶつけるところがなかったものね


ひとりでがんばったもんね



よくがんばったよね



ママ、きっとわかってくれてて・・

黙ってくれてたんだよね



でもでも、やっぱりママに悪かったなって思うよね



大好きなママにひどいことした自分が嫌だよね



自分はひどいやつだよね・・




誰かに助けて欲しかったね・・


聞いて欲しかったね・・


ひとりでよくがんばったね・・





お空のママは許してくれるかな


もう、いいよ・・と言ってくれるかな・・


よくやってくれてありがとうって言ってくれるかな・・



いってほしいんだ・・私



ママに言って欲しいんだ







でも、私も許そう


自分で自分を許そう・・少しずつ少しずつ




母が産んで育ててくれた私を


今の私を大切にして生きていこうね



少しずつ少しずつ・・



母が元気で楽しかった日々も思い出して



母がまだ元気で生き生きとしていた頃を思い出してみよう





母の写真・・


元気なときの写真に替えてみよう・・






 にほんブログ村 介護ブログへ 



いつも応援ありがとうございます(*´∀`*)