非正規品(海賊版)と思われるWindows 8 Pro DSP版と正規品を比べてみる。。
オークションでWindows 8 Pro DSP版が4000円くらいで出ていたのでポチろうとしたのだが、どうも違和感がする。そもそも新品・未開封の品を格安で複数出品している点や出品数のわりに評価が3桁台なのが怪しい。同じ出品者の他の商品をのぞいてみると、インストールディスク付のOffice 2013を見つけた。こちらは明らかにクロだ。マイクロソフトのサイトにも掲載されているように、Office 2013はインターネット接続が必須で、ソフトウェアはダウンロードのみで提供されている。製品版・OEM版ともにシリアル番号カードのみが付属し、セットアップファイルはマイクロソフトのサイトからダウンロードする。今までAcer、富士通、ソニー、東芝のWindows 8搭載メーカーPCを触ってきたが、Office 2013のディスクは見たことがない。メーカーや販売側でもOffice 2013のプリインストールにはOPKという特殊なファイルセットを使うので、やはりMicrosoft純正のセットアップディスクというものはない。
商品ページの画像と手元の正規品(ドスパラで購入したもの)と比較してみると、いくつか不審な点を見つけた。
左は正規品、右は非正規品の疑いがある格安出品のもの(http://item01.aucfan.com/yahoo/p361138606/(2013/10/25閲覧))
○ 要チェックポイント
[2箇所のシール封印]
外側の白い入れ物は使用許諾条件に同意を求めるメッセージが書かれた赤いシールで封印してある。
中に入っている青い入れ物は円形の透明なシールで封印してある。この2つがないと「新品・未開封」とは言わない。なお、販売店によっては白い入れ物から取り出した状態で販売することがある。
[白い入れ物に記載されているBuild DateとCarton No.]
現在出回っている偽物は、白い入れ物に記載されているBuild DateとCarton No.が全て同じ数字になっている。Build DateはともかくCarton No.が同じものが2つ以上存在することはまずないので、偽造品だとわかる。(http://item01.aucfan.com/yahoo/f133557937/)(http://item01.aucfan.com/yahoo/f133531857/)
[プロダクトキーが記載されたラベルシール]
書体や印刷のズレなど細かいところまで見る。(画像は一部編集)
[インストールDVDのホログラム]
ディスクの内周と外周の2箇所にホログラムがあるかどうか。ホログラムがシールではないか。内周と外周それぞれのホログラムにある矢印の位置が向かい合うようになっているか。
Microsoftサイト How to tell - ソフトウェア
オークションに限らず、楽天やヤフーなどの有名サイトで運営しているネットショップやAmazon(マーケットプレイス)でも偽物が出回っているらしい。市場価格に比べて明らかに安いものは疑うべき。というか言うまでもなく信用がある販売店から直接買う方が確実に決まっている。
同じ出品者が出しているWindows 7も偽造品っぽい。(http://item01.aucfan.com/yahoo/t331488120/)
10/25 B3 U9 R2.5
10/30追記。これはひどいw
いずれも5個単位の1円出品で、1人1個限定なのにそれぞれ1桁・2桁評価のアカウントが5個単位で3500円にて入札している。なお、一番上は最低落札価格に達しなかった模様。
半年前に初めて自作を試み、ネットショップでWindows 8 Pro DSP版を購入し特に何の問題もなく使っておりましたが、とあるサイトで”『THIS IS NOT A COA(certicicate of authenticity)』について”一般の人は使用することができない特別なライセンス版であり、海賊版ではないけど販売してはいけないものを販売しているということ。”というのを見掛け不安になりました。
(これはプロダクトキーが記載されたラベルシールにある切込みから右上の部分のグレーの文字のことだとは思いますが、後に左下の部分に書かれていなければ問題ないということが分かりました。)
ショップに問い合わせたり、マイクロソフトの「How to tell - ソフトウェア」を見てみるものの、このまま使い続けていて良いものかどうか確信が持てずにいたところ、貴ブログにて写真での比較、チェック項目などを詳しく説明下さり、おかげさまで正規品であることがわかりとても安心致しました。
有名ショッピングサイトでも不適切な価格の物を見掛けますが、消費者としてきちんと見極められるようになりたいと思います。この度はありがとうございました。
THIS IS NOT A COAはシール台紙のことですね。シール左側にはCertificate of Authenticityと記載されているので、このシール部分がCoAとして有効だということです。
最近は偽造が精巧になり、見た目での判別は難しくなってきています。
DSP版WindowsパッケージはCPUなどの自作PCパーツを扱うショップから購入するといいでしょう。テックウインドなどの正規流通で仕入れているはずなので。
中古品は信頼できる個人出品者を見極めて自己責任で購入するしかないですね。
一応Amazonから直接購入したものですが...
↑のコメント見る限りだと大丈夫そうですが
あとなぜわざわざTHIS IS ~のプリントがあるのですかね?
ご存じかもしれませんが、DSP版WindowsというのはもともとOEM向けのパッケージです。つまり、Windowsを搭載したPCを製造する業者向けのパッケージです。それを「PCパーツと一緒に販売すること」「Microsoftのサポートがないこと」を条件に、PCパーツ取扱業者の流通を経てショップで販売しているのがDSP版Windowsです。
DSP版パッケージの白い入れ物の裏面にも記載されていますが、OEMライセンスでは製造業者はCoAシールをPCのボディなど見える場所に貼り付けなければなりません。Windows 8が入っているメーカー製PCを見ればどこかにこのシールが貼ってあるはずです。
それで、PC本体に貼り付けるシール部分がWindowsの正規ライセンス証明になるため「Certificate of Authenticity」の記載があり、シール台紙や残った部分はライセンスを証明するものではないということで「THIS IS NOT A COA」と記載されています。
※Windows 7以前のDSP版は購入時のパーツと一緒に使用することが条件でしたが、Windows 8のDSP版はパッケージ単体で販売できるようになり、またそれ単体で第三者に譲渡することも認められています。
Windows 8.1 OEMシステムビルダーライセンス(内容は白パッケージの裏面と同じ)
http://oem.microsoft.com/public/sblicense/sb_licenses_win/windows_8.1_oem_system_builder_license_japanese.pdf
Windows 8 システム ビルダー製品--個人使用ライセンス (DSP版はこちらを適用)
http://personaluselicense.windows.com/ja/default.aspx
ということは認証が問題なく出来るというわけですね
生憎インストール環境がまだ整ってないので
確認が取れず不安でしたが安心しました。
このたびはお手数をお掛けしました(´・ω・`)
https://docs.google.com/file/d/0B9SCypHdrLB-eEtuQ0ZBeC1xSmc/edit
↑こちらが実際手元にあるシールです
見づらいですが左端にあるものがCertificate of Authenticityで間違いないですかね?
ちなみにWindows8.1 64bit DSP版なのですが8と特に何も変わってないんですよね?(ライセンス認証方法や偽造確認)
本当になにからなにまですいません(;・∀・)
パッケージの色、ロゴ、シールのデザイン以外は同じだと思います。
http://blog.goo.ne.jp/limited_terra/e/ca79bb8b3b81f9cc478f28e7ce54dd03
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/b2/eaebc59af6aa88ed3bf21d977f978f07.jpg
無事ライセンス認証もとおり
快適な自作PCライフを送っております
ありがとうございました!