りぶろぐ

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国立国会図書館職員採用試験一次試験(II 種)

2006-05-31 22:38:54 | 採用試験受験レポート
http://www.ndl.go.jp/jp/information/employ.html

図書館情報学で出願しています.

日時:
2006年5月27日(土)

場所:
去年と一昨年は京大農学部だったのに,今年はなぜか同志社大学京田辺キャンパス.国会図書館関西館の近くですね.JR 京都駅から近鉄(特急+普通)に30分ほど揺られて興戸駅まで,そこから徒歩20分ってとこでしょうか.周りが田んぼばかりで心配になりましたが,大学に続く長い坂道の前にはちゃんとローソンがありました.そこで昼食を購入.会場は知真館2号館の2階.専門試験の分野ごとにいくつかの教室に分かれます.日差しも風も強いとはいえ,室内は涼しくて,試験にはもってこいの日和だったように思います.

受験者数:
数えてない.教室は広かった.公式サイトによれば II 種の出願者は2136人ですか…….20人も採らないですよね,きっと.

試験内容:
2時間40問の教養試験.正直言って「こんなんで差がつけられるの?」と心配になるくらい簡単だった.国立大が大学入試だとしたら今回は高校入試というか(あんまり違わない?).

前半20問が知識問題.内訳は,
・政治3(憲法,裁判官,いつもの社会契約説)
・経済3(ウェーバーの支配の3類型)
・地理3(海流,世界の気候)
・日本史2(第一次世界大戦後あたり)
・世界史2(明清あたりの中国史)
・文学1(文学作品と戦争.ヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る』など)
・数学1
・物理1
・化学1
・生物2(遺伝,大脳とか脳幹といった脳機能)
・地学1
でした.これを35分くらいで片付けた.

後半20問が知能問題.内訳は,
・文章読解7(英語3,古文1,現代文3)
・数的推理/判断推理11
・資料解釈2
でした.

英語の問題はどれも100単語あるかないかというくらいの短文でしたね.古文は兄弟と鬼の話.数的推理/判断推理は図形がちょっとやりにくかった.

* * *

個人的にはバルカン半島史が出なかったのが残念です.

合格発表は6月9日.2次の筆記は24日に東大であります.