(油絵複製画) 油絵 祝い 絵画 ギフト オーダーメイド制作

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救急車を呼ぶも身動きできないまま雨の中で3時間以上も待たされた高齢者女性

2017-09-22 11:05:39 | 日記
 一刻を争う状況でないとはいえ緊急事態であることに変わりなく、救急車を呼ぶも身動きできないまま雨の中で3時間以上も待たされた高齢者女性。しかし通行人らが枕や布団、コートなどを差し出して女性が濡れないように気遣い、その後女性は無事病院に搬送された。英メディア『WalesOnline』『Metro』などが伝えた。

 9月7日の13時45分頃、英ウェールズのカーディフで、ヴァーナさん(58歳)とリンダさん(56歳)という娘2人と一緒に銀行へ行くため電動車椅子でシティーサンターを訪れていたベロニカ・ルイスさん(78歳)。だが舗道に乗り上げようとした際にバランスを崩して、電動車椅子ごと倒れてしまった。

 娘2人は母親を起き上がらせようとしたが、痛みを訴えたためどこか怪我をしたのかも知れないと救急車を呼んだ。事故を目撃した通行人らは、雨降る冷たい中で身動きできずに横たわったままのベロニカさんが濡れて冷えないようにと枕や毛布などを敷いたり、コートをかけるなどして気遣った。

 ところがいくら待てども救急車は来ず、ヴァーナさんとリンダさんは4回も「The Welsh Ambulance Service」に電話をし救急車の要請をした。そして最初の電話から3時間以上も経った17時10分頃、ようやく救急車が到着しベロニカさんは病院へと搬送された。

 この間、ベロニカさんの具合を「Clinical Contact Centre(クリニカル・コンタクト・センター)」の救急スタッフが電話口でチェックしており、一刻を争う事態でないと判断したのだろう。しかし3時間以上も待たされたことについてリンダさんは「こんな状態で高齢者を何時間も放っておくなんて、いくらなんでも許し難いことです。母はインシュリン投与が必要な糖尿病を抱えていて、他にも健康面で問題がありますから」と不快感を露わにした。「The Welsh Ambulance Service」は到着が遅れた理由を「連絡を受けた時間帯は、多くの救急車の要請があった」と述べたが、長時間待たせてしまったことを謝罪した。

葉の帯を手にしながら支える裸婦

2017-09-12 11:03:34 | 日記
 ルノワールの特徴的な裸婦の豊満な肉体。ルノワールの死後、画家のアトリエで発見された本作は、古代西洋建築(神殿)において着衣の女性像による装飾支柱≪カリアティード(人像柱)≫を模した2点1組の装飾用パネル作品である。

 葉の帯を手にしながら支える裸婦。クローディオン(クロード・ミシェル)の彫刻『花と果物を持つバッカント』に着想を得たとも推測される本作では、2人の裸体の女性が(本来は身体を覆うものであろう)葉の帯を掲げるように支え立つ姿が、簡素な石造りを模した長方形の画面の中へすっきりと納められている。

 女性らしい丸みを帯びた姿態。有機質で丸みを帯びた裸婦のしなやかな曲線や緑々とした葉の帯と、無機質で硬質的な直線的石室的支柱の対比は、観る者へ心地良い緊張感を与えることに成功している。

画面全体が重く沈みこんでしまうのを巧妙に回避させている

2017-09-02 11:17:18 | 日記
この斜めへの視線誘導はルネサンス時代から続く視線を画面へと向かわせる伝統的な手段であり、ここに画家の古典芸術への理解を見出すこともできる。さらに前景のやや強い濃色に対して背景の色彩はやや淡彩的に描写されているものの、色調そのものは背景の方がより明瞭であり、画面全体が重く沈みこんでしまうのを巧妙に回避させている。

視線を画面右側へと向ける若く美しい婦人の姿。若く美しい婦人と愛らしい少女を母子として描いた本作は残される書簡などから、おそらくは1881年4月にルノワールがセーヌ河畔シャトゥー村付近のレストラン≪フールネイズ≫で制作された作品であると推測されている。