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今週の一番『ANGEL VOICE』がツラ過ぎて読めないです…orz

2011年09月01日 | マンガ
【7月第4週:弱虫ペダル RIDE.169 ジェットコースターライド】
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【漫研】
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『ANGEL VOICE』(作・古谷野孝雄)が『面白い』ですね…。いや~、ほんっっと、ツラ過ぎて先が読めんです!(←)『エンジェルボイス』は……すご~く、ぶっちゃけた説明をすると『ルーキーズ』のサッカー版ですね。(`・ω・´)-3(←相当、ぶっちゃけた!)ケンカに明け暮れて荒んだサッカー部を立て直すために新任の監督・黒木がやってくる『物語』。その試合内容は、非常に骨太で誤魔化しがない…とでも言えばいいのか?特に奇抜な事はしないんですが「強いチームになるために近道はない」的に努力を積み上げて行き、その前提の説得力で試合を盛り上げて行く。
フィジカル、メンタル、タクティクスの見地を、包括的に描いて、非常に見応えがあります。一言で言うなら、当たり前の試合内容が素晴らしく面白い。

…ツラいのはそこじゃないんですよ。そこが『ルーキーズ』との一番大きな違いとも言えるんですが…。このサッカー部にはマネージャーの高畑舞ちゃんという子がいて……そんな、特に可愛いわけでもないんですけどね。なんかしゃくれだし。(´・ω・`)(←こら!)しかし、その生来の気っ風の良さと……これが、重要なんですが“歌声の良さ”で、妙にみんなをまとめあげていて…サッカー部の精神的支柱となっていた事は間違いない子です。

この子が最近……元々の予定だったんでしょうかね?手術不能の脳腫瘍になってしまって、今、入院しているんですが…これが、ツラくてたまらない。



普通の女子高生である舞ちゃんが、抗癌剤とか飲んで、髪の毛とか眉毛が抜け落ち始めたりしています。…『ゴッドハンド輝』でも、やっていたか?多分、やっていないよね?ってネタを容赦なく積み上げてゆくのはちょっと圧倒される所があります。近年の少年マンガではちょっと見られないような展開だと思います。
無論、その現実を目の当たりにしたサッカー部の少年たちは、舞の事を思いながら、サッカーの強いチームになろう、勝ち上がった行こうとするんですけどね。サッカーの内容そのものはリアリティを重視した作劇故に、施されたエッジと評してもいい。

舞はどうなってしまうのか…このマンガのタイトルが『ANGEL VOICE』である事、それが舞の“歌声”にかけてあるタイトルだと思われる事、そして、この『物語』が安易な奇跡など(少なくとも手術不能の脳腫瘍が突然、治った…みたいな事は)起きなさそうな事を考えて行くと、かなり暗澹たる気持ちになって来ますが……。
繰り返しますが、近年の週刊少年誌ではなかなか見られない展開です。最期まで見届け、ツラく『愉楽』しませてもらおうと思っています。


ANGEL VOICE 22 (少年チャンピオン・コミックス)
古谷野 孝雄
秋田書店


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
辛い (なもん)
2013-08-04 17:10:06
ホントに辛い話ですよね。単行本を揃えていながら毎週の木曜日には涙が止まりません。リアリティーが全くなくなっても良いから舞ちゃんを助けてほしいです。(絶対ないだろうけど…)
でもホントに泣けるし、考えさせられる漫画です。
(ぶっちゃけルーキーズは私もそう思いますし、周りにもそう説明してるけど、それを越える感動がこの漫画にはあると思いました♪)
Re:なもんさん (LD)
2013-08-06 20:02:35
この物語、いよいよ大詰めですね。タイトルのエンジェルボイスが何処で聞こえてくるか……。

僕も、奇跡があってもいいと思っています。
Unknown (らく)
2013-10-17 22:42:50
エンジェルボイス…自分は今週号読んで、いろいろな意味で
感動しました!
哀しいのは良いことなのかわかりませんが、こんな風に生きられたらなとかよく解りませんが考えます。
良いマンガですね。

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