ドラゴン桜 ７

「見返してやる！東大模試！」

井野が担当となった世界史の授業「スクラム勉強法」とは、井野が教える授業ではなく生徒達と一緒になって勉強するというもの。
資金が底をついたため、新しい先生を呼べないという状況から桜木によって考えられた学習法だった。
東大模試の日が近づく中、麻紀の知り合いのアイドルへのメールにより特進クラスにマスコミの取材が入る。

今回は今回＝前半、次回＝後半のような進み方。
そのため毎回東大のからくりのような話が含まれているが、今回はその情報がかなり具体的だった。

特進クラスが目指す学部は東大理科一類となったのだが、そこの理由が桜木の説明を聞けば聞くほど納得。
この情報を知っているから必ず受かるということではないだろうが、なかなか興味深い話で面白い。
桜木の話を聞いていると、東大が身近に思えてくるところが凄い。
現に桜木の理一の話を聞いた生徒たちが、合格した後の心配を何度も口に出しているのがその証拠。
彼らは全国放送され戸惑っていた部分もあるようだが、覚悟はできており、自分達の合格を信じている。
そしてそのための努力も惜しまなくなってきている。

そのような状態で開催された今回の東大模試。
予告を観る限り、特進クラスの生徒たちが結果に満足している様子はなさそう。

う～ん、面白い。
多くの東大の持つ情報を描きながら、桜木流の人生哲学みたいなものを描いていく。しかもその桜木の哲学が分かりやすく、観ていて痛快である。

「試験は相手との対話であり　おのれとの対話である」

なるほど。試験は自分を試されてるようなものだと思っていたけど、こういう考え方すると印象が違ってくるから不思議だ。

桜木の賭けとなった東大模試後の特進クラス。
彼らがどのようにして壁を乗り越えていくのか楽しみである。