山尾志桜里ー毎日新聞夕刊

１０/２５夕刊電子版である（田村彰子、斎川瞳）

見出し「山尾氏勝たせた女性の「現実」」はちょっと気になる

山尾志桜里は、勝たせてもらったのではなく、僅差を制して堂々と勝ったと、記事のテキストにははっきり書いてある
記事には、高橋秀実、三浦まりのコメントも入っているが、この二人の賢者も指摘するよう、まず山尾には「実力」があった、次に成り行きとは言え（これはまさに「強運」である）、泥船の民進を離党して「連合の頚木」から脱したことが大きい
上記要因が無く民進の成り行きに流されていれば、僅差で敗れた可能性を小生は無視できない

「交際疑惑が週刊誌に報じられたことで民進党を離党」・・　もしである、民主が民進を経て消滅するようなチャチな政党で無かったら、へなちょこなスキャンダルなど堂々と無視して、党の人材、山尾志桜里を離さなかった
考えてもみなさい：　週刊誌に載った「だけ」の「交際疑惑」と安倍晋三夫妻が国会で追及された「森友加計疑惑」のマグニチュードの差を・・　安倍の全てを許す理性ならぬ損得計算力が自公支持者にはあるに過ぎない
自民党を支持するのは、経団連と思ったら大間違い・・　「正論」などの政治がらみの団体のほかに、〇〇クラブと言った表向き慈善団体、自己研鑽・親睦などを掲げるクラブ・愛好会、会議所など・・　ばらばらの個人が民主主義など叫んでもどうにもならない

民主党は、「数」で大勝し、マスコミさん念願の二大政党と歴史的政権交代を成し遂げたのに、そのマスコミが「何者かに」操られて、訳の分からぬ、「小沢一郎切り」、「鳩山由紀夫潰し」に走った時、いとも簡単にその策謀に乗って「ダメ男菅直人」を代表に選出し、その後は凋落の一途を辿ることになった

この、「辿ることになった」と言う表現は、重要な意味を持つ
「辿った」ではない・・　小沢を切った時、すでに「今日」は始まっていたという表現なのだ
駄目押しになるが、管直人が長持ちしたのは、東日本大震災と誘発した原発崩壊のためである
自民党は、この混乱がある程度沈静化し、もはや、復興政策について責任をかぶらなくても済む時まで、満を持していたに過ぎない

山尾志桜里の記事は夕刊で済ますにはあまりにも勿体無さすぎである


byぷろんとひ

希望の党の「位置」の怪

投開票の翌朝、「公共放送」ＮＨＫテレビの画面に奇怪なる「表示」が何時間にもわたって出現した
各党獲得議席数「速報」・・　速報であって最終報でないのは、離島の投票箱が開票所に届かないため、４議席が未定と言う単純な理由
議席獲得数を横に並べて表示するに、左から、「自民、希望、公明・・　」
この「希望の位置」を「怪」と感じなかった視聴者は、果たして何人いたであろうか？

この先は蛇足である：
自公連立の与党として、自民公明で表示されていた・・　その次は野党第一党、以下数の順
突如として現れた自民希望公明の順序なのかグループなのか？

ＮＨＫの独断か、記者クラブの談合か
ＮＨＫにそんな勇気があるとは思えない
談合なら察しはつく・・　ずっと小池は揺れていた、何かに揺らされていた
それに引っかかったのは、小沢一郎であり、前原誠司である
小沢も、前原と並べられるようでは、誠に残念ではあるが、もう期待できない
その小池を揺らしていたのが、顔の無い「記者クラブ」であれば、自民－希望－公明の怪は説明がつけやすい
何でもいいから、ばっちくなった安倍の馬鹿面の代替が欲しいと言う「世界の主」の要請に、記者クラブもいつものように巻き込まれただけなのだろう

岩瀬達也の「新聞が面白くない理由」を本棚から引き抜いて、初版の日付をあらためた・・　１９９８．６．１５第１刷発行とあった


byぷろんとひ

毎日新聞で記事を眺めただけー日産自動車の「検査品質」

見出しだけ見て、精読しても分かる訳なしの感・・　一度も精読せず

出荷最終検査ライン＆無資格者
工場の中の「ライン」が浮かばない「無資格者」の人物が浮かばない
会社は（ここでは日産自動車）、社長が謝罪する位な「大事件（と思われる）」なのであるから、現場の一例でも、メディアに公開すべしと言う印象を持つ
企業秘密でないことは、無資格と言う低級な労働者に任せていたことから、断じて否定できない

無資格と言うからには、「資格」は何であるのか
リコールの対象と言うが、ブレーキの最終検査か、エンジンか？　よもや、ボデーの塗装の見ればわかる傷の検査ではあるまい

日産自動車と言う一乗用車メーカーの品質管理問題ではない
メディアと、国土交通省・経済産業省・更生労働省その他大勢の政府・国家の問題である


byぷろんとひ

NHK は愚か怪か

サラリーマンを止めて（辞めてではない）２０年以上「朝ドラ」を観続けて（見続けてではない）いる

「ひよっこ」へのＮＨＫの身びいきには辟易した（ドラマそのものへの小生の評価はよかったけれど）
愚作があると、次は、「みんなで盛り上げろ」、「優勝はサポーター次第だ」と言う訳か
そもそも、愚作を半年噛ませるだけでも、視聴者を侮辱するに余りある行為だが、力作だからと言って局内総立ちは、節操を疑う
視聴者の評価の前に、自分たちが評価する・・　呆れない国民もいるだろうが、その国民は民主主義を行う観点からは、資格水準に達していない

朝ドラが終わると、すぐＢＳ１に回すことは前にも書いたが、リモコンを手に早押し競争してるわけではない
今は当然、選挙のための放送が始まる
折角だから、ワールドニュースより自国の選挙情報を観ようと留まること三日に及んだ
４日目はナシ！
この時間は「茨城県」・・　毎日同じだ、安倍の吐き気の来る阿保面を２回も見せられた
最初に阿保面を見るのは、どこの選挙区でもひょっとすると同じかもしれない
ＮＨＫの地上波の放送範囲のトップが「茨城県」・・　多分地図の右上から始まる序列だろう
毎日同じ時間帯の選挙放送ですぞ
序列が固定しているのは不公平だ
比例区や小選挙区の中で、政党の順序が固定しているとすれば、さらに不公平だ

こんなことは、小学生でも指摘できる
ＮＨＫ局内で、可笑しいと感ずる人、可笑しいと信じる人、数多居る筈である
拠って、これは愚ではなく怪なのである
怪の意味するところはブラックカンパニーである
局内で、おかしいと声を上げるかとが出来ない
可笑しいと思っても、東照宮の猿である
これすなわち、ブラックカンパニーの定義であり、リトマス試験紙でもある


byぷろんとひ

毎日新聞 本社総合調査？！

本社総合調査とは何でしょうね？
説明は見つかりませんでした
「特別世論調査」に、取材情報を加味して、中盤情勢を「探る」・・　この「さぐる」行為を「本社総合調査」と呼んだのでしょうか

それはさておき、２面の「調査の方法」と言う、４Ｘ５ｃｍのマスの中を読んだ
感想（評価？いや疑問が正しいか）である：

－　小選挙区ごとに
－　・・市町村の電話番号は除いた
とあることから、固定電話番号に調査員が電話している事が分かる
個人が自宅に私的に固定電話を持っていることは、今日稀である
次のような「電話番号」であることが、圧倒的に多いと想像するのは間違っているだろうか
個人事業用の固定電話かもしれない・・　法人の事業所のダイアルインかそうでなくともＰＢＸにまとめられた電話回線かもしれない・・

ＮＨＫがＤＤＲと称して「世論調査」をしているが、小生は当然携帯電話番号も含めていると思っている・・　間違いかもしれぬが、否定すべき情報をＮＨＫは公表していないと承知する

こんなことで信憑性のある調査結果を得られる標本を抽出できると、どこの教科書に書いてあるのか！

金曜日から３日間電話したと書いてあるが、何時から何時までと言う数字も、回答してもらえた時間帯別割合や、最低含まれるべき回答の男女比率・・　男が多かったのか、女か、均衡していたのか
金、土、日、電話番号数、回答が得られた割合等々全てと言っていい程「標本」の有意性を裏付けるものが欠落している
想像するに、有意性の甚だ疑わしい標本であるがゆえに、標本の特性を公表しない、と言うより始めから見ないようにしているという事であろう

投票に必ず行く６９に、多分行く２０の半分１０を加えると、７９％になる・・　そんな投票率は無いね、サンプルがでたらめ
新聞社ってこんなことに金と労力をかけているのか・・　金と労力の問題ではない
民主主義国家の公器には程遠いどころか、マイナス公器であることに間違いない

設問の内容はさらにひどいよ！！

「重視する争点は？」、回答選択肢：アベノミクス（５）、消費増税（６）、年金・医療（２３）・・　
アベノミクスって何ですかねー？？
経済政策そのものが、何が何だか分からなくなってるんですよ！！！
小生は、前にも書いた：　ブータン他一部の国を除いて皆ＧＤＰ国家である・・　もはやこれを否定してバブル経済から軟着陸する術はない・・　だからＧＤＰの中を層別して、どこからスパイラルを回したら「うまく行くのか」が政策でなければならない
何で、アベノミクスと子育て支援を並べるのか！！！
そんな争点で、国の経済は成り立たないのは火を見るより明らかだ

年金・医療の２３％が突出してるだろう・・　回答者が、私用には今ではほとんど使われない固定電話の前に座ってるか寝てるか、間違っても働いていない人ばかりだと言う事実を如実に表す２３％ですぞ

こんなメディアで選挙をやればやるほど、その度に、過労死するほど、子育てできないほど、働いた挙句に、国と世界は、まさにダンテの神曲の地獄に、大土石流となって滑り落ちて行く

日本は、総選挙をあと何回出来るだろうか
米国は、あと何人大統領を選べるだろうか
金正恩の北朝鮮のみが生き残るＳＦがフィクションでなくなる日が来るのか


byぷろんとひ